FUMIYAウェルター級、増井侑輝Sライト級新王者:ヘビーなビッグバンカクテル

 今夜のプロ格闘技の大会は、『BIGBANG DANGAN.ALL.4 ROUNDS 2022 VOL.1』と銘打ったキックボクシングの興行だった。

■ ビッグバンプロモーション『ビッグバン・統一への道 其の40』
日時:1月30日(日)
会場:後楽園ホール

<第11試合メインイベント第2試合 Sライト級タイトルマッチ ビッグバンルール3分3R>
●昇也(士魂村上塾/BigbangSライト級王者)
 判定2-0 (29-29、29-30、29-30)
〇増井侑輝(真樹ジムAICHI/シュートボクシングライト級3位)
※増井が新王者

<第10試合メインイベント第1試合 ウェルター級王座決定戦ビッグバンルール3分3R延長1R>
●FUMIYA(ポゴナ・クラブジム/K-1ウェルター級)
 3R 2分01秒 レフェリーストップTKO
〇小川健晴(T.G.Y/Bigbangウェルター級)
※小川がビッグバン・ウェルター級王者
FUMIYAが左ハイキックをもらったところでレフェリーがすぐに止めた。担架までリングに広げられたが、結局は自力歩行でリングを降りた。

<第9試合61kg契約ビッグバンルール3分3R>
〇琢磨(東京町田金子ジム/元WBCムエタイSフェザー級王者)
 判定3-0 (30-27、30-27、30-26)
●三輪裕樹(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1Sフェザー級)

<第8試合75kg契約ビッグバンルール3分3R>
〇パク・ヨハン(ZEEKジム/初代KROSS×OVERクルーザー級王者)
 判定3-0 (30-29、30-29、30-28)
●青谷秋未(正道会館健明館/Sウェルター級)

<第7試合60kg契約ビッグバンルール3分3R>
●佐野純平(K-1GYMSAGAMI-ONOKREST/K-1Sフェザー級)
 1R 3分 レフェリーストップTKO
〇岡村譲治(湘南格闘クラブ/Sフェザー級)

<第6試合63.5kg契約ビッグバンルール3分3R>
〇武己(TEAMAimhigh/Sライト級)
 判定3-0 (All 29-27)
●島根豊(ミクニスポーツジム)

<第5試合67.5kg契約ビッグバンルール3分3R>
●松山翔(菅原道場/MAキックウェルター級)
 1R 1分54秒 右フックKO
〇宗方888(キングジム/NJKFウェルター級)

<第4試合63kg契約ビッグバンルール3分3R>
△羽鳥仁(TEAMBIRD/K-1ライト級)
 判定0-1 ※28-29、29-29×2
△テレカ∞(テレカインフィニティー/NEXTLEVEL渋谷/ライト級)

<第3試合55kg契約ビッグバンルール3分3R>
〇蘭丸(teamAKATSUKI/Sバンタム級)
 判定2-0 (29-29、30-29、29-28)
●笠見瑠伊(チームOJ/Sバンタム級)

<第2試合エキシビションマッチ2分2R>
拓真(治政館/Sフライ級)
 エキシビションマッチのため勝敗なし
谷山俊樹(谷山ジム)
※愛輝が欠場のため、谷山俊樹とのエキシビションマッチに変更

<第1試合72kg契約ビッグバンルール3分3R>
〇HIROTO(谷山ジム/Sウェルター級)
 2R 1分17秒 レフェリーストップTKO
●藤谷大介(LEVELⅣ/Sウェルター級)

<オープニング58kg契約ビッグバンルール2分2R>
〇竹添翔太(インスパイヤードモーション/フェザー級)
 判定3-0 (20-18、20-18、20-19)
●武次大和(菅原道場/フェザー級)

 「BIGBANG」と聴いて韓流の男性グループを思い起こすより、格闘技ファン、プロレスファンは、やはり「ビッグバン・ベイダー」だろう。本人から命名したわけでもないだろうが、「ビッグバン・ジョーンズ」という、とんだ一杯食わせ者もいてたけど、彼の消息を知ってる人はいるかな?

 この興行も煽りVを駆使。各格闘技イベントでも、もう当たり前になってる。必要とは思うが、もう少し短くならないかな・・・。それと、 プロボクシングやK-1や、RIZINでも思うけど、選手のしゃべりも長い。スポンサーや関係者が、激励の握手をリング上でしてたけど、花束、記念品、賞金、チャンピオンベルト、認定証の授与とかじゃなければ、リング下かバックステージでしてほしい。
 レフェリーがワイヤレスマイクを装着してるので、リング上で両選手に、簡単に注意事項やルール確認をしてる声が場内に聞こえる演出だが、これも悪いとは言わないけど、予め控室とかで確認すればいいんじゃないかな。ルールが前の試合と若干違うとかの場合は有効なのだろうけど。
 大阪の総合格闘技イベントACFは本当に流れがよく、無駄な事はすべて削ぎ落としている。一概には比較はできないが、テンポの良い興行を見たい。

 レフェリーとして参加している和田良覚氏は、プロレス、総合格闘技、チャクリキ、キックボクシングなど、どんなプロ格闘技レフェリーもこなす、日本を代表するレフェリーだ。世界でもトップランクだろう。この日も、機敏かつ的確なレフェリングをみせた。

 リングの華、ラウンドガールは2人。先日のK-1. KRUSHのように、ダンスを踊るような振り付けはなく、オーソドックスなラウンドのボードをあげるしぐさ。コスチュームも、健康的なお色気、清潔さと可愛らしさがただよう。昔はレオタードとかも多かったが、いつの頃からか廃れた。
 カメラ小僧じゃないから、ラウンドガールの写真をカメラで撮りまくるわけではないけど、綺麗な女性の艶やかなコスチュームは目の保養になる。テレビ中継とかで、ラウンド間のインターバルで、ラウンドガールがラウンドボードを持ってリング内を一周してるのに、「CMタイムかい!」と思ってしまう。
 ここはK-1とも、シュートボクシングとも交流があるみたいだ。煽りVの中でも、選手や語り部のMCがやたらと、両団体の名前をだす。登竜門なのかぁ~。

※この日鑑賞した映画『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』や、後楽園ホールの『ローラーゲーム』ネタなど詳細拡大版は金曜発売の週刊ファイト収録


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