カレン州ラウェイ大会!ILFJ日本大会出場選手 vs. ONEミャンマーMMA王者は5R引分!州ラウェイ協会長誕生記念大会も開催していた!

現在ミャンマーでは、昨年2月勃発した軍による政権転覆のクーデターにより、反対勢力の武力弾圧とパンデミック禍で混乱状態である。大都市のヤンゴン、マンダレーは軍の支配下におかれ、スポンサーもつかない為、MTBF(ミャンマー伝統ボクシング連盟)プロモーター主催の大会は、2020年12月6日『MLWC‐5/第5回ミャンマー・ラウェイ・ワールド・チャンピオンシップ』配信大会から1年以上開催していない。しかしクーデター以前から政府と紛争を起こしていたカレン州では、クーデター後も州主催で大会は継続している。しかし、ミャンマーで主となっている連絡ツールFacebookが、クーデター軍に通信制限をかけられWiFi、VPN通信を利用して現地から発信されている為、情報が少なくなっており、発表されてない大会もあると思える。
 
 そんな中、新年1月2日からカレン州の州都パアンတောင်ကလေး-タンカレイで3日連続で開催したラウェイ大会の3日め最終日、大会の模様はミャンマーカレン州の情報YoutubeチャンネルPEDU Programmeでライブ配信されたが、メインファイトが途切れてしまい、結果も不明となっていたラウェイ51㎏、54㎏ゴールデンベルト王者、世界大会57㎏王者3回でILFJ日本大会にも参戦したイェスィーニ vs. ONE2017ミャンマーMMAフライ級(56.8㎏‐61.2㎏)王者経験のあるソーミンミンの試合は5R戦で時間切れ引分であることがわかった。イェスィーニはだいぶ太り、動きにキレはなかったがガードを固めて前に出るスタイルは変わらず、次戦は2月13日カレン州・チャインセイジーでマイトヤイン(2016 & 2015ゴールデンベルト57kg王者)と6度目の対戦が発表されている。

『Taung Ka Lay new year challenge fights』
日程:2020年1月2日、3日、4日
場所:ミャンマー・カレン州 タンカレイ
試合動画
4日(最終日3日め)

<ラウェイ 3分5R>
△イェスィーニ(2016年、2017年、2018年MLWC57㎏王者3回、ゴールデンベルト2015年51㎏ & 2016年54㎏王者)※ILFJ日本大会1勝1敗-Ye Thway Ni
 時間切れ引分
△ソーミンミン(2017年ONE CHAMPIONSHIPミャンマーMMAフライ級(61.2kg)王者)-Saw Min Min

メインファイトでライブ配信ストップ!カレン州3日連続のラウェイ大会最終日!


また1月9日カレン州パアンの村でカレン州ボクシング協会会長အဖိုးဖဒိုမန်းခင်အောင်-アフォーマンキンアウンの72歳の誕生日記念ラウェイ大会も開催されており、2Rの新人戦と3R戦が9試合行われ、メインにILFJ日本大会にも参戦経験あるソーミンアウンとゴールデンベルト王者2回とONEミャンマーMMA王者経験のあるトゥェイシットアウンがおこなわれた。

主な試合結果
<メインイベント ラウェイ 3分3R>
△ソーミンアウン ※ILFJ日本大会参戦、017年12月10日『4th AIR KBZ AUNG LAN CHAMPIONSHIP』で渡慶次幸平(日本)と引分 Saw Min Aung
 時間切れ引分
△トゥェイシットアウン(ゴールデンベルト2015年67㎏&2017年71㎏王者、ミャンマーMMA ONE CHAMPIONSHIP2015ライト級トーナメント優勝)Thway Thit Aung

<ラウェイ 3分3R>
△ナイトゥトゥ Nay Htoo Htoo
 時間切れ引分 
△シューカレンミン(ゴールデンベルト2018 60kg王者)Shukhalein Mee

対戦カード

3R戦9試合

2R戦13試合