[ファイトクラブ]二大好物を堪能するための旅(神奈川編)

[週刊ファイト1月27日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼二大好物を堪能するための旅(神奈川編)
 photo & text by 西尾智幸
・桑田佳祐の2大好物がエロとプロレスならば記者はサザンとプロレス
・趣味が高じて17年前にサザンバーをOPEN
・裏プロレスバーと呼ばれ多くの選手がご来店
・実は2週連続の横アリ
・新日本vs.ノアは結果が読めてしまう分かり易いカードが多かった
・ヤングライオン目指す若者と食事を
・翌日はもうひとつの好物を食しに茅ヶ崎ツアーへ


二大好物を堪能するための旅(神奈川編)

 さて、7,000人超えで盛り上がった1・8のWRESTLE KINGDOM 16。記者も初の横アリでのプロレス観戦となった。結果については、前号にてTERUZ記者がお伝えしているので、 https://miruhon.net/197400
 ここは角度を変えて、この横浜遠征をもっと大きく捉えてコラム的に書いてみたい。

 以前サザンオールスターズの桑田佳祐さんが自分の二大好物は、“エロとプロレス”と公言した。
 どっちにしろ、裸が好きなのか? と思ったが(笑)、記者の二大好物は“サザンとプロレス”。
 サザンは、趣味が高じて大阪でサザンバーE★SPOTなるファンが集まる店を17年前に始めた。
http://e-spot.main.jp/index.html
 しかし、サザンファンにはプロレスファンも多く、17年もやっているとお客様繋がりで選手をお連れ頂いたり、大会の営業活動などでそれなりに多くの選手、関係者にもお越し頂いており、一部では裏プロレスバーとも言われている(笑)。
 この週刊ファイトで記事を書かせて頂いているのも、店を通じてがきっかけである。
 少しゲストを写真でご紹介するとこんな感じ。

 大のサザンファンで大阪在住の角田信朗選手は射程圏内だったが、まさかマスクド・スーパースター選手にまでお越し頂けるとは、当初夢にも思わなかった。勿論、藤波辰爾選手や船木誠勝選手、デイビーボーイ・スミスJr.選手なども興奮するほど嬉しかった。この各選手のエピソードは沢山あるのだが、長くなってしまうので次の機会にまとめて特集してみるのも面白いかと思う。(お客様としてなので、ここは選手をつけさせて頂いた)

 さて、話を戻すが、実はこの横浜のチケットの購入後に、知人が追加席の出た12月31日の横アリ…そう、桑田佳祐の年越しライブ、超々プレミアムなチケットが当たったので、誘って貰えた。なので、実は1週間ほど前に同じ場所に来ていたのだが、こちらは突貫で正味ライブを観ただけで、チケットの持ち主が1日の夕方までに家に戻りたいというのもあり元旦の朝に新幹線で帰阪した。

 本当は、折角神奈川に来たんだから時間があれば、サザンゆかりの場所巡りをしたかったので、そのリベンジもあり、今回の1・8は両方堪能したいと思い、プロレスとサザンの2大好物を食すべく横浜に向かった。
昼過ぎに着いてすぐ向かったのは、関内にある天吉。原由子の実家の天ぷら屋である。

 150年ほど続く、超老舗である。店長である原坊のお兄さんにもご挨拶し、再び新横浜へ戻り、いざ横アリに突入!

 ライブでは、何度も来ている横アリだが、プロレス仕様での客席は初めてなので、1週間前と同じ会場だと思っても、何かピンと来ない。ギリギリになったので、第0試合は既に始まっていた。

 第1試合は、10人タッグ。顔ぶれでは、新日サイドの方が上、ここはYOSHI-HASHIが逆エビで決めた。第2試合では、技の攻防が観られるのかと思いきや、スパナ攻撃でSHOが勝利。

 まあ、小峠の商品価値を落とさずに、SHOが勝つにはこれくらい際どい方法しかなかったのだろう。ただ、会場の空気は余りよろしくないが…。

 第3試合、もう外道が出てきた段階で、ノアの勝ちだと思えてしまう(笑)。
というか、TAKAみちのく、ディック東郷を含め、ここに何をしにきたのか読めてしまう。案の定、この3人はフォール負けを喫した。
 ただ、吉岡世起はW-1時代に1度観た時はそんなにインパクトなかったのだが、今回は動きの良さが目立った。いい選手だと思うので、この先もしっかりチェックしたい。

 第4試合は、現役のIWGPジュニア王者が出て来るのに、負ける訳にはいかないから、ここも分りやすい展開になるだろうと思えた。

 第5試合の注目は、怪我で欠場したKENTAの代打が誰なのかという事。
 おおかたの予想を裏切って、なんと矢野通が登場。これには会場もどよめく! ええ仕事しまっせ! って感じである。万能の立ち位置! ノア側についても違和感ないし、オールマイティーな選手。
 桜庭和志は、ちょっと見ない間に老けたなぁという第一印象。ジャンピングニーからの『オー!』はジャンボ鶴田を意識した懐かしいムーブだった。

 第6試合、バレットはどこまで行っても、闘い方を変えないのはある意味凄い!
 ただ、客はうんざりしている事に、そろそろ敏感になって欲しい。昔のように、相手を大流血させるような反則は今の新日では出来ないにしろ、せこい反則はカッコ悪いだけ。そこんとこヨロシク!

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