[ファイトクラブ]故ストロング小林写真探してたら…1978伝説の藤波チャボ戦発掘奇跡

[週刊ファイト1月27日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼故ストロング小林写真探してたら…1978伝説の藤波チャボ戦発掘奇跡
 photo by 猪俣謙次  タダシ☆タナカ編


■ 新日本プロレス
日時:1978年10月20日
会場:大阪府寝屋川市民体育館

 本誌1月20日号収録の『あらためて年末年始総括シバターDome閑散S小林~MLW訴訟WWE』にも書いたが、探せばまだまだ出てきて止まらないストロング小林さんの雄姿。それだけ大物だったことの証明なのだが・・・。
 ただ、その中にあっと驚く貴重写真も発見して、昔のネガからデジタルに起こしての作業だけでも時間かかってしまったのだが、なんと1978年(昭和53年)、大阪の寝屋川で行われた伝説の藤波辰巳vs.チャボ・ゲレロまで発掘したのだから、これはもう奇跡かも。
 ネガ探しに時間をかけた主旨がストロング小林なので、この日のセミから紹介すると・・・。

<セミファイナル タッグマッチ>
ストロング小林 ●坂口征二
 11分17秒 体固め
ブルート・バーナード 〇キラー・カール・クラップ

セコンドで見つめるヤングライオンにドン荒川(左端)、前田明(右端)の顔が見える時代である。

小林追悼なので、順番先に紹介すると79年10月2日大阪府立体育会館のウィリアム・ルスカ戦。

80年3月28日久留米県立体育館はジョージ高野と組んだオカマ組エル・グレコ&セルビヨ戦より。


<WWWFジュニアヘビー級王座戦>
〇藤波辰巳
 2-1
●チャボ・ゲレロ
 ゲレロ(12分54秒 回転脚頭絞め固め)藤波
 藤波(4分43秒 体固め)ゲレロ
 藤波(3分30秒 あばら折り)ゲレロ

 これら白黒写真の初出しは当時全盛だったプロレスFC誌にして、DWA(同志社プロレス同盟)発行だった『WRESTLING DIGEST』であり、撮影したのは猪俣謙次氏。今やガンダム・マニアの世界では知られた著作『ガンダム神話』(ダイヤモンド社刊)がある。
 なお、日本プロレスのコミッショナーから、アントニオ猪木の異種格闘技戦のレフェリーとしても、昭和プロレス者には顔が知られていた故・鈴木正文先生(今回は背広姿・左)の写真がネガに多くあるのは、京都の日本正武館がDWAの練習拠点のひとつだったから。世界で最初の学生プロレス団体だったDWAは、当時、鈴木館長に様々な面からも大変お世話になった。


▼チャボ・ゲレロ独占!「昭和53年10月20日寝屋川の藤波戦がベストバウト!」

チャボ・ゲレロ独占!「昭和53年10月20日寝屋川の藤波戦がベストバウト!」

 ヴォルク・ハンに話を聞いても、やはり「最初の前田日明との大きな試合がイチバン印象に残っている」と答えるのと一緒で、本誌がチャボ・ゲレロに聞いても、「寝屋川の試合が・・・」と言うのである。もちろん、藤波にとっては、これがかおり夫人との運命の出会いとなる大会であり、もはや伝説になっているので本稿では繰り返さない。

上記チケットは本誌・西尾智幸記者が保存していたものだが・・・

▼チャボ追悼!回顧・伝説の寝屋川決戦!~昭和53年10月20日

[ファイトクラブ]チャボ追悼!回顧・伝説の寝屋川決戦!~昭和53年10月20日


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