(C)KSW/Polsat
1月15日(現地時間)にポーランド共和国シュチェチンで『KSW 66: Ziółkowski vs. Mańkowski』が開催された。
KSW(Konfrontacja Sztuk Walki=コンフロンタチャ・シュトゥク・ヴァルキ)は、ポーランドの総合格闘技団体。団体名はポーランド語で「総合格闘技が激突する」という意味。2009年に地上波Polsatで生中継されたKSW 12は、視聴者数650万人を記録しサッカー EURO 2012に抜かれるまではポーランドのスポーツ中継で史上2位の記録だったほど欧州最大のMMA団体となっている。2017年には本拠地ポーランドで6万人を集めた大会を成功させ、欧州最大のMMA団体として存在感を示している。
今大会はライト級とライトヘビー級、二階級の王座戦が組まれた。メインではライト級王座戦で、王者マリアン・ジョルコフスキが元ウェルター級王者のボリス・マンコウスキーの挑戦を受けた。階級を下げてきた人気者マンコウスキーだが、下馬評は王者が有利。試合は序盤はマンコウスキーが前に出て、グランドでも上を奪う猛攻。しかし3Rを過ぎると今度は王者が盛り返し、的確に当ててポイントを奪い返した。結果、1、2Rは挑戦者、3~5Rは王者となり、王者ジョルコフスキが判定勝ちで王座防衛を果たした。
ライトヘビー級王座戦は王者トマシュ・ナルクンがイブラヒム・チュジガエフの挑戦を受けた。ACAなどで活躍してきたチュジガエフがKSWに乗り込んできていきなり王座挑戦となった。下馬評は王者有利だが、試合は1、2Rは挑戦者、そして3、4Rは王者となり、最後5R、両者がスタミナが切れている中、ややリードした挑戦者チュジガエフが判定で勝利。KSW初参戦でチュジガエフが新王者に輝いた。
■ KSW 66: Ziółkowski vs. Mańkowski
日時:2022年1月15日(現地時間)
会場:ポーランド共和国シュチェチン
<ライト級王座タイトルマッチ>
○マリアン・ジョルコフスキ(ポーランド/王者)
判定
●ボリス・マンコウスキー(ポーランド/挑戦者)
<ライトヘビー級王座タイトルマッチ>
○イブラヒム・チュジガエフ(ロシア/挑戦者)
判定
●トマシュ・ナルクン (ポーランド/王者)
<ミドル級>
○ミカウ・マテルラ(ポーランド)
1R 4分07秒 TKO
●ジェイソン・ラドクリフ(英国)
<ミドル級>
○クリスチャン・カスボロウスキ(ポーランド)
判定
●ロベルト・マチェヨフスキ(ポーランド)
<ライト級>
○セバスチャン・ラジェフスキー(ポーランド)
判定
●ニコラス・ベックストローム(スウェーデン)
<216ポンド契約>
○ヴォイチェフ・ヤヌス(ポーランド)
1R 2分04秒 リアネイキドチョーク
●ダミアン・スカルシンスキー(ポーランド)
The Golden Boy keeps the gold!!
🇵🇱 Marian Ziółkowski 👑 with the biggest win of his career!! #AndStill #KSW66 pic.twitter.com/N6Mf5iRNoe
— KSW (@KSW_MMA) January 15, 2022
INCREDIBLE!!! #KSW66
🇷🇺 Ibragim Chuzhigaev 👑 ends the six year title reign of 🇵🇱 Tomasz Narkun!! #AndNew pic.twitter.com/BJ6Id5R3Ts
— KSW (@KSW_MMA) January 15, 2022