[ファイトクラブ]イデオロギーなしで横浜アリーナ札止め 令和の対抗戦は攻防・感動創造型

[週刊ファイト1月20日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼イデオロギーなしで横浜アリーナ札止め 令和の対抗戦は攻防・感動創造型
 photo & text by TERUZ
・オープニングマッチは若手シングル 基本技攻防で気持ち見せた
・唯一のイデオロギー対立!? バレクラの反則介入にノアファン唖然
・通算6勝4敗1分で新日勝ち越し されどバレットクラブ反則介入
・欠場KENTAの代打「X」は矢野通 みのると杉浦が5年ぶりに火花
・そうだよみんなロスインゴ大好き 満員横アリで手拍子大爆発
・オカダ「調子に乗るんじゃねぇ」清宮は果敢に食い下がるも散る
・令和の対抗戦は7077人でイッテンゴ超え 内藤らが刺激継続求める
・4大決戦はオカダ全勝と清宮全敗で締め ファンは次の物語を探す


■ 新日本プロレス WRESTLE KINGDOM 16 in 横浜アリーナ
日時:1月8日(土)17:00 ※第0試合は16:00開始
会場:神奈川・横浜アリーナ 観衆7077人(主催者発表)

 ノア元日日本武道館、新日ダブルドーム、新日ノア横浜アリーナ。これらを年始4大決戦とするならば、注目度のみならずインパクトを持って行ったのはやはり横アリとなった。国内男子トップ2団体である新日本プロレスとノアが対抗戦。チケット発売初日に用意分は完売となり、複数回の増席も行われた。ソーシャルディスタンスではあったが、会場は座席閉鎖領域なしフルハウス。夢空間を6勝4敗1分で制した新日本のオカダ・カズチカと棚橋弘至は「これがプロレスのチカラ」と口にした。令和の対抗戦を現地からレポートする。

オープニングマッチは若手シングル 基本技攻防で気持ち見せた

<第0-1試合>
△矢野安崇
 10分00秒 時間切れ引き分け
△藤田晃生

 若手シングルでのオープニングマッチは基本技攻防で気持ちを見せた。印象深かったのは、両者入場時点で札止めの横浜アリーナにいる観客が出来上がっていたこと。ここにド直球の逆エビ攻防なのだから高揚しないはずがない。2度に渡って藤田が逆エビを繰り出し、矢野が意地で耐える。そのままタイムアップとなった。シーソーゲームだったと言えるが、新日キャリア4か月半の藤田がノアキャリア1年2か月の矢野と渡り合ったのは意外でもあった。対抗戦のオープニングに選ばれたことを運命にできるかどうかは、もちろん2人のこれからにかかっている。

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