ミッキー・ジェームス、ムース王座防衛!ROH軍乱入!IMPACT Wrestling Hard To Kill 2022

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 1月8日(現地時間・放送日)にテキサス州ダラスで『ハードトゥキル2022(IMPACT Wrestling Hard To Kill 2022)』が開催された。
 この大会はインパクトレスリング2022年最初のPPV大会でメインは南部で大会が開催という事もあり女子王座戦となった。現在はNWA所属で南部バージニア州出身のノックアウト王者ミッキー・ジェームスにディオナ・プラッゾが挑戦。王座を団体に取り戻せるかという形だ。試合はテキサスデスマッチなので凶器ありでしかもピンフォールだけでは決着がつかず、その後ノックアウトするしかないという過酷なルールなので死力戦となった。テーブルなどは当然として画鋲までばら撒かれジェームスの背中に画鋲が刺さるというショッキングな展開となった。だが最後はジェームスがDDTでフォールを奪ってからプラッゾが立ち上がれず、ジェームスがノックアウト勝利。ジェームスが王座防衛を果たした。
 インパクト世界王座戦でそれも3WAYマッチとなった。ヒール王者であるムースに挑戦するのはベビーフェイスのマット・カルドナ、そしてムースと組んでいたが仲間割れしたW・モリッシーも挑戦者として名乗りを上げた。王者ムースからすれば、自分が直接敗れなくても王座陥落するという過酷なルールでの王座戦となっている。試合は巨人であるW・モリッシーが体格を生かして試合を有利に進めるが、カルドナの妻チェルシー・グリーンが応援に駆けつけカルドナも発奮。ムースも王座を死守したいと三つ巴の戦いとなった。だが、最後はモリッシーが戦線離脱した隙に、ムースがカルドナをサブレフェリー、グリーンに向かって放り投げて全員失神。そしてムース必殺のスピアーがカルドナに炸裂し、レフェリーがカウントしてムースがフォール勝ち。ムースが王座防衛を果たした。
 元WWEのブロンソン・リードことジョナがインパクトレスリングに乗り込んできてからの因縁の相手ジョシュ・アレキサンダーとシングルマッチで激突した。大型のジョナを相手にアレキサンダーも一歩も引かず、最後はジョナのムーンサルトを自爆させ、パワーボムから必殺のアンクルロック。一度は脱出したジョナだったが、アレキサンダーが畳みかけるようにフットスタンプから再度アンクルロックを極めジョナが遂にタップ。アレキサンダーが侵略者ジョナを返り討ちにした。
 またなんと他団体の最高峰王座であるROH世界王座戦がこの大会で組まれた。王者ジョナサン・グレシャムがクリス・セイビンの挑戦を受けた。現在、ROHは2022年4月まで三か月の活動休止となっているが、活動休止期間中でも王座戦を行う場を提供したとインパクト・レスリングにファンも称賛。試合は試合巧者同士の激しい攻防の末、最後は切り返したグレシャムがバックランドブリッジで丸めこんでフォール勝ち。王座防衛を果たしたグレシャムをセイビンも讃え、会場からもROH存続を喜ぶROHコールが巻き起こった。
 そしてROHの侵攻はこれで終わらず、ハードコアウォーで勝利したヒース、ライノらをマット・ターバン、マイケル・ベネットのThe OGKが乱入して襲ったのだった。更にRORのヴィンセント、PCOも現れ、最後にはマリア・ケネリスまで呼び込んでリングをROH軍で占拠。このままインパクトレスリング対ROHの対抗戦が行われそうな結末となった。ちなみに副社長のスコット・ダモールはこの乱入は全く知らなかったとして、何が起こっているのか確認する為にROHに電話をすると語った。
 更に元WWEの実況アナウンサー、トム・フィリプスがインパクトレスリングと契約し今大会から実況に加わった。

■ IMPACT Wrestling Hard To Kill 2022
日時:2022年1月8日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国テキサス州ダラス

<ノックアウト世界王座テキサスデスマッチ>
○ミッキー・ジェームス(王者)
 ノックアウト
●ディオナ・プラッゾ(挑戦者)

<インパクト世界王座3WAYマッチ>
○ムース(王者)
 ピンフォール
●マット・カルドナ(挑戦者)
W・モリッシー(挑戦者)

<ハードコアウォー10人タッグマッチ>
○ヒース、ライノ、エディ・エドワーズ、リッチ・スワン、ウィリー・マック
 ピンフォール
●ザ・グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン & ドグ・ギャローズ)、バイオレント・バイ・デザイン

<シングルマッチ>
○ジョシュ・アレキサンダー
 アンクルロック
●ジョナ

<ROH世界王座タイトルマッチ>
○ジョナサン・グレシャム(王者)
 ピンフォール
●クリス・セイビン(挑戦者)

<Xディヴィジョン王座タイトルマッチ>※マクリンが敗れればミゲルが王座陥落するまでこの王座に挑戦出来ないルール
○トレイ・ミゲル(王者)
 ピンフォール
●スティーブ・マクリン

<ノックアウトアルティメットX>
勝者:ターシャ・スティールズ
参戦選手:レディ・フロスト、レイチェル・エラリング、ジョーディン・グレイス、ローズマリー、チェルシー・グリーン