ラウェイ中量級トップ選手同士の対戦は、時間切れ引分!新年ラウェイ大会はカレン州で3大会開催!

 元日からカレン州新年会伝統ボクシング(ラウェイ)大会として開催された『KAREN NEW YEAR 2761』のメイン、ラウェイ67-70㎏近位トップ選手で日本大会にも参戦経験のあるソーリンウー vs. 国際試合経験はないがミャンマーでイッキューサンやペットサムアンなど実績あるタイ選手にKO勝をおさめ、ミャンマー国内での年間体重別王者を決めるGOLDEN BELT CHAMPIONSHIPで2階級(67㎏、71㎏)王者のトゥェィ・シット・ウインラインという現ミャンマー中量級トップ選手同士の対戦となった。
 現在ミャンマーでは、昨年2月勃発した軍による政権転覆のクーデターにより、反対勢力の武力弾圧とパンデミック禍で混乱状態である。当然ラウェイ選手達もその影響でトレーニング不足、大会も激減の為、他の仕事も行わなければいけない状況となっているため、現在3ラウンド戦が主流になっている。
 大会メインの試合も3R戦で、2020年2月22日の試合を最後に2年ぶり近くの試合となったソーリンウーだが、トレーニングは継続しており前に出て攻め続けるスタイルは変わらず、パンデミック & クーデター中でも試合は継続していたトゥェィ・シット・ウインラインはスキルフルな闘いで試合は、一進一退のまま3R終了、時間切れ引分となった。
試合動画①
試合動画②

■『KAREN NEW YEAR 2761 “27th Myainggyingu New Year Lethwei challenge fights”』
日時:2022年1月1日、2日 9:00開始
場所:ミャンマー・カレン州パアン・ミャイン・ジーグー
主な試合
1月2日(2日め)
<メインイベント ラウェイ 3分3R>
△ソー・リン・ウー(ミャンマー/2010年ゴールデンベルト60㎏王者、ラウェイ69kg級世界王者)※ILFJ日本大会1勝1分-Soe Lin Oo
 時間切れ引分
△トゥェィ・シット・ウインライン(ミャンマー/2018年ゴールデンベルト71㎏、2016年67㎏王者)-Thway Thit Win Hlaing


1日大会で勝利したヤンゴンのAMT-2ラウェイクラブの新鋭選手シャンタク(向かって右手)は、2日め大会も勝利してラウェイ独特の勝ち抜き戦“アウンランファイト”優勝。
向かって左手は、日本大会に何度もセコンドで来日しているコーチのザーテット

1月1日(初日)
<メインイベント ラウェイ>
ピットゥ ※THAI FIGHT参戦
 vs.
ソー・サー・バー(2018年ゴールデンベルト75㎏王者)※ILFJ日本大会参戦1分
結果不明

『Taung Ka Lay new year challenge fights』
日程:2020年1月2日、3日、4日
場所:ミャンマー・カレン州 タウン・カ・レイ

試合動画
<ラウェイ 3分5R>※5R戦
△ナイトゥトゥ‐Nay Htoo Htoo
時間切れ引分
△アウンカイン‐Aung Khaing ※ILFJ日本大会参戦

<ラウェイ 3分3R>
○ソーミンアウン‐Saw Min Aung ※ILFJ日本大会参戦
 3RTKO ※ダメージ蓄積でタイム使用するも回復できず棄権
●シューウィン‐Shwe Win

<ラウェイ 3分3R>
○サン・トゥ・ウー‐San Thu Oo(2018年ラウェイネイションチャンピオンシップ71kg王者)
 1RKO ※頭突き
●シューミンヤーザー Shwe Min Yarzar

<ラウェイ 3分3R>
△アウンナイトゥ‐Aung Nay Htoo
 時間切れ引分
△ソーワル― -Saw War Lu

<ラウェイ 3分3R>
△アウンミントゥ‐Aung Min Thu (PPTW)
 時間切れ引分
△チットタ Chit Thae

<ラウェイ 3分3R>
△シュートンヨン‐Shwe Tun Yon
 時間切れ引分
△ジゥリンアウン‐ Zwe Lin Aung

<ラウェイ 3分3R>
△シューチットアウン‐Shwe Chit Aung
 時間切れ引分
△シトゥアウン‐Si Thu Aung

<ラウェイ 3分3R>
△チヨウシューウー‐Kyaw Shwe Oo
 時間切れ引分
△カントゥアウン‐Kan Htoo Aung

<ラウェイ 3分3R>
△ソーミィントチョウ‐Saw Myint Kyaw
 時間切れ引分
△ミンコナイン‐Min Ko Naing

3日(2日め)
<ラウェイ>
パイントゥウー‐Paing Htoo Oo
 vs.
アウンザウへイン‐Aung Zaw Hein

4日(3日め)
<ラウェイ>
ソーウィンタン‐Soe Win Than
 vs.
ラインテットアウン‐Hlaing Htet Aung

<ラウェイ>
イェスィーニ(2016年、2017年、2018年MLWC57㎏王者3回、ゴールデンベルト2015年51㎏ & 2016年54㎏王者)※ILFJ日本大会1勝1敗-Ye Thway Ni
vs.
ソーミンミン(2017年ONE CHAMPIONSHIPミャンマーMMAフライ級(61.2kg)王者)-Saw Min Min

<ラウェイ>
ミンテットアウン※ILFJ日本大会参戦、クン・カマー国際大会参戦-Min Htet Aung
 vs.
チェ・リン・アウン(ゴールデンベルト2006年63.5㎏、2009年67㎏、2016年71㎏王者)-Kyal Lin Aung

<ラウェイ>
ソーウィンタン‐Soe Win Than
 vs.
ラインテットアウン‐Hlaing Htet Aung

また1月2日、3日、4日カレン州ラインブェの村でもラウェイ大会は開催されている。


ソース:ဇွဲကပင်​​မြေ မြန်မာရိုးရာလက်ဝှေ့ကလပ်/ズウェガビンラウェイクラブ