2021年12月18日、中国・武漢市で行われたエキシビションマッチに出場した元WBO世界フライ級王者の木村翔(日本/花形ジム)が参戦するも、序盤から対戦相手の中国人・玄武(ショワンウー)に反則の足払いで何度も転倒させられ、2RにはMMAでも多くが禁止にされている頭からから落すバスター系の投げで木村は試合続行不能となり、玄武のKO勝となった。
ノーカット試合動画
しかしこれは本来ボクシングのエキシビションマッチで、木村もその条件でエキシ出場を受けているのだが、試合30分前にレフェリーが口頭で「中国功夫 vs. 日本ボクシング」と伝えたようでルール詳細は伝えられてないという…
ソース:CHINA DIGITAL TIME
散打選手から中国キックボクシングで試合を行っており、日本人選手にも何度か勝利して68㎏級での戴冠歴のある玄武と50.8㎏のフライ級でタイトル奪取歴のある木村翔との体格差は歴然だった。
また海外生活をしています🌍#海外生活 #隔離生活 pic.twitter.com/h6yo31RMX2
— 木村翔 sho kimura (@sho_kimura1105) November 19, 2021
木村は11月19日のツイートで中国出発を発信しており、コロナ禍もあり、隔離期間を経て1か月という時間をかけて調整してこの結果はやり切れないだろうし、かって敵地中国で勝利してWBO世界フライ級王座を奪取(2017年7月28日 vs.鄒市明/ゾウ・シミンに11RTKO勝)した木村は知名度はあるが、エキシで対戦相手も純粋なボクサーでなく知名度も低い中国人選手では大したファイトマネーではないことも想像できるので、この結果はやり切れないものがあるだろう…
しかし試合後、大人のコメントをTwitterで発信している。
中国でのエキシビジョンご心配おかけしました🙇♂️🙇♂️
幸い怪我もなく、身体に異常はありません。ただ世界中どんな国でも
悪い人もいれば、いい人もいる
誠実な人もいれば、ずるい人もいる
この件で中国人を嫌いにならないで欲しい pic.twitter.com/M81UOhtAl3— 木村翔 sho kimura (@sho_kimura1105) December 20, 2021
試合ビデオでは玄武は勝利の歓声を浴びており、木村に敗退した「鄒市明の仇をとった!」という意見や玄武を批難する声も多く、後味悪く中国への不信感の高まる結果のエキシとなってしまった。
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’21年12月30日合併号DG岡山 Box西田凌佑+木村翔@武漢 新日 ムエタイ魂動 年間総括