［週刊ファイト12月23日号］収録　［ファイトクラブ］公開中

▼選考会前日に紅白王者並び立つ 受賞レースまでも揺さぶったスターダム
　photo & text by TERUZ
・目指せフューチャー王者 得意技の応酬でレディと月山が向上心
・MOMOAZ勝利も嫌な流れ 渡辺桃は大江戸隊に行ってしまうのか!?　
・小波に対戦要求殺到 12・25後楽園「朱里&小波vs.舞華&ウナギ」
・キッドがコグマに不覚 マスクを守って両国決戦に進めるのか!?
・女子プロレス大賞獲得を前祝い 林下がクイーンズクエスト締め
・両国クイーンダム林下vs.朱里は2冠戦 イッテンゴ提供試合も決定
・スターダム10周年イヤー最後の奇跡 プロレス大賞選考で大異変

■ スターダム STARDOM YEAR END FAN MEETING～DAY 試合～
日時：12月12日（日）13:00
会場：東京・ベルサール高田馬場 観衆351人（コロナ対策限定人数/主催者発表）

　12月12日、ファンミーティングと題された高田馬場昼夜大会をスターダムが開催した。昼に試合、夜にサイン会となったが、昼夜とも盛況で、サイン会の部はソールドアウトとなった。サイン会の部では両国国技館大会の全カード発表会見にも立ち会うことができる。大会・イベントともラッシュとなっているわけだが、ファンとの一体感が最優先されているのが心地いい。12・18大阪府立、12・29両国を控えた前哨戦はどう進んだのか。受賞レースの皮切りとなった東スポプロレス大賞でのトピックスを含めて情報を総ざらいする。

目指せフューチャー王者 得意技の応酬でレディと月山が向上心

＜第2試合/タッグマッチ＞
●月山和香
ウナギ・サヤカ
　8分39秒　ジャイアント・バックブリーカー
〇レディ・C
舞華

　レディ・Cと月山和香というと、お互いにフューチャー王座挑戦経験がありながらも戴冠に至っていない者同士だ。この日も得意技の応酬で向上心を披露しあう展開となった。とはいえスターダムで揉まれ続けてデビュー1年を11月に迎えたレディの成長が目覚ましい。ジャイアント・バックブリーカーで豪快に月山からタップを奪う。月山のパロ・スペシャルも含めて「ジャイアント馬場」「キン肉マン」といったオジサン世代をくすぐるエッセンス入り。これも実は、最近のプロレスのトレンドと被らないという合理性がある。スターダムは前半試合から見逃せない。