RIZIN-TRIGGER1st.萩原メインでTKO昇侍喰らう 堀江流血の中田に判定勝ち 復活のストラッサ― 奥田啓介悪夢再び秒殺喰らうも「プロレス最強・明けぬ夜はない」


©RIZIN FF
■ RIZIN TRIGGER 1st
日時:2021年11月28日(日) 12:30開場/14:00開始
会場:神戸ワールド記念ホール(観衆4025人・主催者発表) 
萩原が昇侍を喰らった!鮮烈と興奮のメインイベント
<第14試合 RIZIN MMAルール 5分 3R(66.0kg)>
●昇侍 
 2R 1分19秒 TKO(レフェリーストップ:スタンドパンチ)
◯萩原京平 
 朝倉兄弟となにかと因縁ゆかりのある両者ストライカー同士の対戦。
 試合前から激しい撃ち合いが予想された。
 1R  さきにマウントを仕掛けたのは昇侍、うしろの金網を使って逃れながら強烈な膝蹴りを入れる萩原。
 萩原にタックルをかけグラウンドに持ち込もうとする昇侍。
 打撃で闘おうとする萩原にテイクダウンを仕掛ける昇侍から萩原は逃れながら左とひじアッパー膝ストレートと叩きこむ。
 昇侍あわやのところをコングに救われる。
 2R 萩原も顔面が腫れてくる。


 昇侍は再度テイクダウンでスリーパーを狙うが萩原巧みにこれを交わす。
だが昇侍もあきらめず金網に押し込んでテイクダウン。しかしながら萩原切り抜け追い込むには至らず。
 2Rに入っても萩原の打撃が昇侍に的確にヒットする。
 昇侍もテイクダウンを狙って飛んできた膝を捉えるが萩原驚異の体幹で堪えて離れ右アッパーを当てる。


 昇侍も負けじと前蹴りで応戦するが、萩原は手を休めず右ストレートから左フックと当てダウンしたところへサッカーボールキックでKO。
 負けた昇侍も笑顔で抱擁交わし勝者を称えた。
 メインにふさわしいアグレッシヴな試合運びに観客が湧いた。

 試合後インタビューで萩原は、次なる対戦相手にドミネーターの名を挙げた理由を「ドミネーターは、朝倉以前にやりたかったんでふりだしに戻ってみたい」と言い、朝倉未来とのリベンジマッチにも意欲をのぞかせた。
戦慄!血だるまで笑う中田を振り切って堀江判定勝ち
<第13試合 RIZIN MMAルール 5分 3R(68.0kg)>
◯堀江圭功 
 3R 判定 (3-0)
●中田大貴 

 距離を測っての攻撃を得意とする堀江とスクランブルで持ち味を発揮する中田の闘い。
 鼻から大出血の中田が顔面赤鬼状態で薄笑いを浮かべながら前に出続ける。
 堀江のボディ、ストレートとすべて当たっているにも関わらず中田はひるまない。

 2Rも堀江のアッパー、蹴りとすべて受け切っても倒れず前に出る中田を堀江がタックルしテイクダウンしあわやといいうところでゴングに救われる。
 3Rも堀江は中田をマウントで仕留めようとテイクダウンを試みるがそのたびに中田が逃れ時間切れ判定に。

 結果3-0で堀江の勝利となった。
 試合後に中田は「血だらけの時笑っているように見えたが」との質問に「はい。試合していて本当に楽しかった」と、満面の笑顔で答えた。
再生のストラッサー川中に貫録の肩固めで圧勝
<第12試合 RIZIN MMAルール 5分 3R(77.0kg)>
◯ストラッサー起一 
 1R 4分10秒 SUB(肩固め)
●川中孝浩 

 ストラッサ―は、打撃戦から右ストレートを打ち込み倒れた川中を鮮やかに肩固めに仕留めた。

 試合後のストラッサ―のマイク
 「みなさん、こんにちは。試合が2年間空いて、試行錯誤してRIZINで試合するために動いてきました。支えてくれた方の思いを持ってこのケージに上がりました。ありがとうございます。海外仕込みの技術とパワーとスピード、もっと出せるようにやっていくので、前の試合の木下選手、ウェルター級に上げてくるかもしれない阿部選手、マルキーニョス選手、ファンが一番見たいK太郎選手、榊原さん、また近いうち僕の戦う場所用意してください。(娘に)パパ勝ったぞー!」
木下痛恨の反則負けに勝った住村笑顔なし「相手が強かった。」
<第11試合 RIZIN MMAルール 5分3R(77.0kg)>
◯住村竜市朗 
 2R 2分34秒 失格
●木下憂朔 


 勝負は木下の勝利かと思われたが試合後のビデオ判定で、木下が踏み付けの際金網を掴んでいたことが発覚して反則失格となり住村の勝利となったが、試合後住村は判定はともかく相手は確かに強かった「負けは負け」と、勝負はあくまでも木下が勝っていたと言い切った。
復活のフルスイング一撃必殺獅庵をTKO
<第10試合 RIZIN MMAルール 5分3R(61.0kg)>
●獅庵
 1R 4分53秒 TKO(レフェリーストップ:グラウンドキック) 
◯魚井フルスイング 
 連敗続き背水の陣のフルスイングと3月RIZINデビュー戦で衝撃KO劇を見せた獅庵の一戦。
 フルスイングが復活した。

 豪快な一撃が獅庵に襲い掛かり、魚井が衝撃的なTKOで勝利をもぎ取った。

<第9試合 RIZIN MMAルール 5分 3R(57.0kg)>
◯竿本樹生 
 3R 判定 (2-1)
●松場貴志 

<第8試合 RIZIN MMAルール 5分 3R(66.0kg)>
◯鈴木千裕 
 3R 判定 (3-0)
●山本空良
 新世代グラップラー対決は、2Rから大きく動く。
 打撃の鈴木のパンチが炸裂し、パンチが効いているかの山本が前に出ずらくなっていく。
 同時に鈴木も山本の攻撃を警戒してか距離を詰め切れない。
 終盤お互い手数出せぬまま探り合う。
 スズキの前蹴りに山本がハイキック、その勢いのまま山本の腕を取って十字に入ろうとするがゴング。
 3R 双方決め手を出せないまま試合終了判定に。
 結果3-0で鈴木の勝利。
 

奥田啓介悪夢の秒殺再びそれでも「プロレスは最強・明けぬ夜はない」
<第7試合 RIZIN MMAルール 5分 3R(73.0kg)>
●奥田啓介 
 1R 1分07秒 SUB(タップアウト:リアネイキッドチョーク)
◯グラント・ボグダノフ 

 前回自信満々でRIZINに参戦もあえなく惨敗し、ドラゴンゲートの選手仲間からもディスられた奥田。
 今度こそプロレス最強を証明すると意気込んでの参戦だったが、ボグダノフの鮮やかすぎるリアネイキッドチョークにタップで連敗。

 それでも奥田は「プロレスは最強である」と言い切り「明けぬ夜はない」と、スーパーポジティブな姿勢を見せた。
 奥田の負けを予測してか、プレスルームに東スポの記者の姿なし。
 これを指摘された奥田、不義理な東スポ記者との縁切りを宣言した。

<第6試合 RIZIN MMAルール 5分 3R(61.0kg)>
●釜谷真 
 2R 2分49秒 KO(スタンドでの膝蹴り)
◯ダイキ・ライトイヤー 

 試合後釜谷は、もう悔いはないとして引退を口にしながら男泣き。

2RTKO負けも余韻惹く平松の華
<第5試合 RIZINキックボクシングルール 3分3R(53.0kg)>
◯政所仁
 2R 1分08秒 TKO(レフェリーストップ)
●平松侑 


 本大会唯一の岡山県からの参戦選手平松は、政所が前もって予告の通り2RでTKOに倒れたが、入場から花があり試合後政所も彼のパンチとキックが重かったと語った。
 下馬評9割政所優勢という逆風とRIZIN初舞台という、二重のプレッシャーのなかで2Rまで持ち堪えた姿に岡山県民の記者は感涙した。
 RIZIN-TRIGGERのコンセプトは若い選手の発掘と、地方振興という。
 発掘される時を待っているダイヤの原石アスリートがゴロゴロしている岡山県での開催も検討に加えて欲しい。

<第4試合 RIZIN キックボクシングルール 3分 3R(61.0kg)>
●市村大斗 
 2R 2分54秒 TKO(レフェリーストップ)
◯テーパリット・ジョウジム 

<第3試合 RIZIN キックボクシングルール 3分 3R(46.0kg)>
◯百花
 3R 判定 (3-0)
●未來 

 浪花のいてまえクイーンと、うどんの国香川県初の女子プロキックボクサーとの対決。
 2R後半から未來の呼吸が荒く手数が少なくなってくる。
 コンビネーションで圧をかけていく百花。ここまでペースを握って離さない。
 3Rにはいっても百花の攻勢は変わらない。
 コンビネーション、ハイキックと叩き込むが未來が良く堪えて判定で百花の勝利。
 
<第2試合 RIZIN MMAルール 5分 3R(61.0kg)>
◯加藤ケンジ 
 2R 1分21秒 TKO(レフェリーストップ:負傷)
●藤原克也 

<第1試合 RIZIN キックボクシングルール 3分 3R(55.0kg)>
◯森井翼
 3R 判定 (3-0)
●FUJIMON♡ 

 
※出場選手試合後インタビュー加えた詳細記事は「ファイトクラブ」公開
※全試合網羅!拡大版「週刊ファイト号」収録


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▼開幕・金網の戦場でトリガーは引かれた RIZIN-TRIGGER1st.

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’21年12月09日号猪木Last Stand 韓国I編集長 スターダム代々木 RIZIN神戸 師走’70