トニー・ジョンソンJr.がTKO勝ちで王座防衛!ACA 132

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 11月19日(現地時間)にベラルーシ共和国ミンスクで『ACA 132: Johnson vs. Vakhaev』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会のメインはヘビー級王座戦で、現王者トニー・ジョンソンJr.に前王者ムハマド・ヴァカエフが挑戦した。ヴァカエフはACAとの契約切れで王座返上しており、その後、王座決定戦でジョンソンJr.がダニエル・オミランチョクに勝利して新王者となっている。その後、ヴァカエフはACAと再契約し、満を持して王座奪還に乗り出した。敗れて王座転落した訳ではない事もあり、下馬評では挑戦者がリードしている。試合はスタンドでの攻防からヴァカエフがテイクダウンを奪うが、ジョンソンJr.も金網際で立ち上がる。そして金網中央でジョンソンJr.が強烈なワンツーを放ち、振り下ろす様な右が命中してヴァカエフがダウン。猛獣の様にジョンソンJr.が襲い掛かりパウンド連打でレフェリーがストップ。ジョンソンJr.が下馬評を覆し、そしてヘビー級はパンチ一発で決まるという怖さを見せつけた勝利で王座防衛となった。
 セミファイナルは同じく神々の階級ヘビー級戦でデニス・スモルダレフとミハウ・マルチネクが対戦した。こちらはスモルダレフがわずか34秒でTKO勝ちしている。

■ ACA 132: Johnson vs. Vakhaev
日時:2021年11月19日(現地時間)
会場:ベラルーシ共和国ミンスク

<ヘビー級王座タイトルマッチ>
○トニー・ジョンソンJr.(米国/王者)
 1R 4分25秒 TKO
●ムハマド・ヴァカエフ(ロシア/挑戦者)

<ヘビー級>
○デニス・スモルダレフ(エストニア)
 1R 0分34秒 TKO
●ミハウ・マルチネク(チェコ)

<ウェルター級>
○ベスラン・イサエフ(ロシア)
 1R 1分52秒 TKO
●クリスチャン・ブリンザン(イタリア)

<ミドル級>
○ニコラ・ディプチコフ(ブルガリア)
 1R 1分30秒 TKO
●クリス・ハニーカット(米国)

<ライト級>
○ハーデソン・バティスタ(ブラジル)
 判定
●レヴァン・マカシュビリ(ジョージア)