全階級で決勝戦開催!女子ボクシング王者敗れる!PFL 2021 #10: Championships

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 10月27日(現地時間)にフロリダ州フォート・ローダデールで『PFL 2021 #10: Championships』が開催された。
 世界唯一の総合格闘技(MMA)リーグであるプロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(Professional Fighters League、PFL)は、レギュラーシーズン、「勝ち抜き」プレーオフ、シーズンを締めくくるチャンピオンシップで闘う個人のファイターが参加する真のスポーツとしてMMAを提供する最初の組織である。MGM Televisionとの新しい提携は、世界中の3億人のMMAファンとの交流の最大化を目指すPFLマルチプラットフォーム配信に、台本なしのプログラムとショート形式のコンテンツを提供する。当初の台本なしシリーズは、ファイターの日常生活をファンに提供し、チャンピオンがPFLリーグ・プレーオフで出場権を獲得するパラレル・トーナメントを特徴とする。
 今大会は、2021年の各階級の王座が決定する2021年最終戦となり、各階級でリーグを勝ち上がってきた二名による決勝戦が行われた。
 もっとも注目されたのはPFLのエースであるレイ・クーパー3世がマゴメド・マゴメドカリモフと対戦したウェルター級決勝戦(※実際に団体からの公式リリースでもこの試合の写真を送ってきた)。団体の生え抜きエースのクーパー3世だが、過去にマゴメドカリモフがギロチンチョークで一本勝ちしており、下馬評も圧倒している。1Rはマゴメドカリモフ、2Rはクーパーが取って、3R!はマゴメドカリモフが打撃で圧倒。しかしなんとか金網際に追い込まれて劣勢だったクーパー3世が、なんとか脱出すると右フックがヒット、更に左右のパンチ3連発でマゴメドカリモフがダウン。まさかの逆転勝ちでクーパー3世がTKO勝利で優勝を飾った。
 また決勝戦以外に女子ボクシング四団体統一王者にしてボクサーのままMMAにも挑戦している事で話題のクラレッサ・シールズがMMA二戦目を行った。しかしアビゲイル・モンテスにテイクダウンを許し、劣勢のまま判定負け。女子ボクシング絶対王者がMMAの厳しい洗礼を浴びた。

■ PFL 2021 #10: Championships
日時:2021年10月26日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国フロリダ州フォート・ローダデール

<女子ライト級決勝>
○ケイラ・ハリソン(米国)
 2R 4分00秒 腕十字
●テイラー・ゴールダード(米国)

<ウェルター級決勝>
○レイ・クーパー3世(米国)
 3R 3分02秒 TKO
●マゴメド・マゴメドカリモフ(ロシア)

<女子ライト級>
○アビゲイル・モンテス(メキシコ)
 判定 2-1
●クラレッサ・シールズ(米国)

<ヘビー級決勝>
○ブルーノ・カッペローザ(ブラジル)
 判定 3-0
●アンテ・デリア(クロアチア)

<フェザー級決勝>
○モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
 判定 3-0
●クリス・ウェード(米国)

<ライトヘビー級決勝>
○アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)
 判定 1R3分49秒 リアネイキドチョーク
●マールシン・ハムレット(ノルウェー)

<ライト級決勝>
○ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
 判定 3-0
●ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)

<ライトヘビー級>
○ジョーダン・ヤング(米国)
 3R 1分32秒 TKO
●オマリ・アクメドフ(ロシア)


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