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10月23日(現地時間)にロシア連邦モスクワで『Bellator 269: Fedor vs. Johnson』が開催された。
BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
今大会はロシア大会となり、レジェンドであるエメリヤーエンコ・ヒョードルが凱旋試合としてティム・ジョンソンと対戦した。試合は1Rで決着、ヒョードルの左右のフックが決まってジョンソンは大の字に倒れてレフェリーがストップ。ヒョードルが満点で凱旋試合を制した。
セミファイナルでは同じくロシア勢であるヴィタリー・ミナコフが登場しサッド・ソウマと対戦。ロシア対米国対決だが、過去の実績からミナコフが下馬評では圧倒。しかし試合は1Rこそミナコフがテイクダウンを奪いグランドで上を奪って圧倒するも、2Rにはソウマが打撃で盛り返す展開となった。そして3R、ミナコフが打撃の応酬の中、指を折ってしまい試合続行不可能ということでなんとソウマのTKO勝ちとなったのだった。アクシデントではあるが、ミナコフはまさかの敗北で凱旋試合を勝利で飾れなかった。
■ Bellator 269: Fedor vs. Johnson
日時:2021年10月23日(現地時間)
会場:ロシア連邦モスクワ
<ヘビー級>
○エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)
1R 1分40秒 TKO
●ティム・ジョンソン(米国)
<ヘビー級>
○サッド・ソウマ(米国)
3R 3分08秒
●ヴィタリー・ミナコフ(ロシア)
<160ポンド契約>
○ウスマン・ヌルマゴメドフ(米国)
1R 4分06秒 リアネイキドチョーク
●パトリック・ピエティラ(フィンランド)
<ミドル級>
○アナトリー・トコフ(ロシア)
判定
●シャラフ・ダヴラトムロドフ(タジキスタン)
Let's see that in slow-mo! 🤜💥
Fedor Emelianenko remains undefeated at home.🇷🇺#Bellator269 pic.twitter.com/vOaZOSuMCS
— BellatorMMA (@BellatorMMA) October 23, 2021
What a historic night for Fedor Emelianenko and #Bellator in #Moscow!
This was the 🐐's 4️⃣0️⃣th pro win.#MMA #Bellator269 pic.twitter.com/llxTdLvpm0
— BellatorMMA (@BellatorMMA) October 23, 2021