©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.
■ WWE SmackDown シーズンズ・プレミア
日時:10月8日(現地時間)
会場:米カリフォルニア州サンノゼ SAPセンター
日本と同じく秋の番組改編期なのでさかんに「シーズンズ・プレミア」だと実況は強調して、男女の王冠を巡るトーナメントも開始されたのだが、中身はいつものSmackDownであり、新しさは感じなかったのだが・・・。
番組はビアンカ・ブレア、サーシャ・バンクス、ベッキー・リンチの『クラウン・ジュエル』で3way戦やる対峙セグメントからなんだが、今回の最大ニュースは実は来週の放送なのだ。MLBのプレイオフ生中継があるため、地上波FOXではなく傍系のケーブル局FS1に移行を余儀なくされた。前回同じようにチャンネルが替わった回は、予想されたこととはいえ、いきなり視聴者数がドーンと落ちた。
しかも今回は東部時間現地10時からAEWのRampageが始まることを承知で、あえて2時間半のSupersized editionをやるんだと。そりゃまぁ黙って指をくわえて弱小局での中継になるハンディを甘んじて受けるより、ピンチをチャンスに変えて特番仕様、しかもサーシャとベッキーのシングル戦を投入というのだから必死である。ただ、少なくも来週は拡大版SmackDown最後の30分間と、Rampageは裏番組で完全激突になる。果たして数字がどうなるか、てんやわんやの大騒ぎになることは必至だろう。
◆“EST”ビアンカが調印式でベッキーとサーシャをKODでダブルテーブル葬
“EST”こと前王者ビアンカ・ブレアがPPV「クラウン・ジュエル」で行われるSD女子王座トリプルスレット戦の調印式で王者ベッキー・リンチへのKOD(キス・オブ・デス)をテーブル上のサーシャ・バンクスに決めてダブルテーブル葬にした。ビアンカが調印式に登場すると、ベッキーは花道、サーシャは解説席上に姿を現した。ベッキーがサーシャとビアンカを侮辱すると、サーシャは「私が注目を浴びて悔しいんだろ」と言い返し、ビアンカは「サマースラムはベッキーがラッキーだっただけ」と自身の王座陥落に言及して3人が舌戦を展開した。
さらにビアンカが「リングに上がってこい! やってやる」と挑発すると背後からサーシャに襲撃されて3者入り乱れた乱闘になったが、最後はビアンカがベッキーを捕まえるとテーブル寝かせたサーシャの上にKODを叩き込んで2人をテーブル葬にした。ベッキー、ビアンカ、サーシャによるスマックダウン女子王座トリプルスレット戦が行われるPPV「クラウン・ジュエル」は日本時間10月22日にWWEネットワークで配信される。
◆“キング”中邑真輔が王冠を手放してIC王座専心を宣言
“キング”中邑真輔がキング・オブ・ザ・リング・トーナメント(KOTR)開催により自身の王冠を手放し、IC王座に専心することを宣言した。リック・ブーグスと共に映像に登場した中邑は「新しいKOTRが数週間で付与されることになる。俺はKOTRトーナメントをリスペクトしているから王冠を手放すことにした。俺のことを“キング”中邑と呼ぶことはなくなるが、“IC王者”中邑と呼んでくれ」と腰に巻いたタイトルを見せつけると自身のツイッターでは「皆知ってるように王冠がなくても俺はキング・オブ・ストロングスタイルだ」と投稿した。
そのトーナメント、どういう選考基準があって選ばれたのかも不明なら、組み合わせも恣意的に決まっていたんだが、専門媒体的に中身、試合内容を評価するとなると、やはりサミ・ゼイン対、ケガからの復帰(プエルトリコ大会は告知されながら当日欠場)になるレイ・ミステリオということになる。
サミがレイをエプロンにいたドミニク・ミステリオにぶつけた上で丸め込んで勝利だったが、一回戦の最初のが良ければ、いい加減に始まったトーナメント、許そうじゃないかとなる。
ただ、女子の方の初開催となったクイーンズ・クラウン・トーナメント(QC)の一回戦なんだが・・・。
ゼリーナ・ベガ(夫はAEWのマラカイ・ブラック)が、新日本プロレスのジュース・ロビンソンと婚約発表の”Rock/Metal(ニッキー・シックスのメイク)”トニー・ストームをコードレッドで沈めるって、なんでやねん!
WWEの顔はローマン・レインズです。番組冒頭に出るか、最後か、そうでなければ時間またぎの中盤のヤマ場に出てきます。今宵は「ブロック・レスナーと通じてるんじゃないか、ドラフト会議で奴がフリーエージェント扱いなのはお前の仕業か?」と詰め寄られるポール・ヘイマン。そこに出ましたスポイラー(ネタバレ)、「ユニバーサル王者はこのレインズだと思い知る」と。はい、ようやく族長様に許されました。
ちなみに来週のSupersized editionのSmackDown on FS1には、ブロック・レスナー様も番組に来るそうで・・・WWE必死です。
しかしである。QCのもう1つの一回戦が例によってマスク付けたら強くなるカーメラが、リブ・モーガンをスーパーキックで撃破って・・・なんでやねん、なんでやねん。
Happyコービンのコーナー、(リドリック)マッドキャップ・モスと例によってゲストなしで始めると、当然KOケビン・オーエンズ襲撃に来るも、やられてしまうという・・・。
もう一つのKOTR一回戦はフィン・ベイラーvs.セザーロなので安心して見ていられ、これまた良い試合が展開していく。
フィンがクー・デ・グラを決めて準決勝進出を決めた。KOTRトーナメントとQCトーナメントの決勝戦が行われるPPV「クラウン・ジュエル」は日本時間10月22日にWWEネットワークで配信される。
番組トリはセス・ロリンズとエッジなのだった。
◆“R指定の男”エッジがセス・ロリンズにヘル・イン・ア・セル戦を要求
“R指定の男”エッジが挑発を繰り返すセス・ロリンズにヘル・イン・ア・セル戦を要求した。先週、エッジの住居に侵入したロリングがリングに登場すると「時は来た! エッジは俺の挑戦に返答をしろ」と呼び出したが、エッジは一向に現れない。さらにロリンズは「返事をしないということは俺の方が優れていると認めたことになる。お前は俺やファンだけでなく家族も失望させた。子供はお前を臆病者だと思うぞ」と挑発すると会場ビジョンに車で到着したエッジが映し出された。
鬼の形相で現れたエッジはいきなりスピアーをロリンズに叩き込むと解説席や鉄製ステップに叩きつけて怒りを爆発させたが、ロリンズがエルボーで反撃して逃走すると「俺とお前でヘル・イン・ア・セル戦だ」と叫んでロリンズの対戦要求に返答。その後、2人の対戦がPPV 「クラウン・ジュエル」で行われることが発表された。エッジ vs. ロリンズのヘル・イン・ア・セル戦が行われるPPV「クラウン・ジュエル」は日本時間10月22日にWWEネットワークで配信される。
======================
■ WWE 205 LIVE
日時:10月8日(現地WWEネットワーク解禁、日本時間土曜SD終了後録画番組)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
◆“太陽の戦士”サレイがアマリ・ミラーを強烈なドロップキックで撃破
“太陽の戦士”サレイが205 Liveで対戦したアマリ・ミラーを強烈なドロップキックで沈めて快勝した。序盤、サレイがアマリの腕を捻り上げてそのままアーム・バーで攻め込むとアマリのクローズラインやスピニング・ヒールキックを食らって反撃された。
終盤にはサレイがエルボー連打からラウンドハウスキックを決めると最後は「行くぞ!」と強烈なドロップキックをアマリの顔面に叩き込んで3カウント。サレイがアマリに快勝するとガッツポーズをしながら会場の声援に応えた。
※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼Legends of the Ring志田光、元ラナ/アイコニックス、AEW/Impact勢
▼イケメン二郎KUSHIDA組!? Sエスコバ-アイゼアS-CヘイズNXT北米王者
▼MLWナショナル無差別級王者Aハマーストーン世界王者ファトゥ倒し二冠
※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’21年10月14日号オカダG1 中嶋勝彦N1 独占MLW がむしゃら九州プロ AEW2年 RIZIN配信