[ファイトクラブ]50周年イヤーを左右するG1開幕 「レインメーカー」の帰還と「主役」の離脱

[週刊ファイト9月30日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼50周年イヤーを左右するG1開幕 「レインメーカー」の帰還と「主役」の離脱
 photo & text by TERUZ 新日本9・18&19エディオンアリーナ大阪
・前人未到3連覇がかかる飯伏幸太 裕二郎相手に取りこぼし敗戦
・技巧戦にドヨメキ止まらず ザックにヒザを破壊された内藤が黒星発進
・石井との“ゼニの取れる肉弾戦”制す 鷹木が“王者のまま”制覇宣言
・YOSHI-HASHIとドタバタ面白すぎ ついにEVIL反則・介入に市民権!?
・2年連続決勝進出がかかるSANADA 棚橋に並ぶ支持で白星発進
・オカダ絶叫「レインメーカーが帰って来たぜ」 残り24秒で棚橋粉砕
・これが内藤の左ヒザ負傷シーン 50周年イヤー前G1は全戦欠場に
・“ドラゲー地元”神戸での鷹木vs.内藤消滅 ドームへの道筋も再考
・木谷オーナー「試合数を増やす工夫はあっても」現場改革はあるのか


■ 新日本プロレス G1 CLIMAX 31
日時:9月18日(土)17:00
会場:エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場 観衆1,963人(主催者発表)

■ 新日本プロレス G1 CLIMAX 31
日時:9月19日(日)14:00
会場:エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第1競技場 観衆2,188人(主催者発表)

 9月18&19日、新日本プロレスがエディオンアリーナ大阪(府立体育会館)における『G1 CLIMAX 31』開幕戦を開催した。秋の訪れは翌年の足音であるが、新日本における2022年は旗揚げ50周年。年始のレッスルキングダムは「ドーム2大会+横浜アリーナ1大会」で予定されている。その舞台のメイン進出に直結するのが今回のG1となっているが、「レインメーカー」帰還と「主役」離脱の両面という悲喜こもごもの発進となった感がある。舞台裏情報とともに、独自目線で新日本プロレスG1大阪開幕戦をレポートする。

前人未到3連覇がかかる飯伏幸太 裕二郎相手に取りこぼし敗戦

<9月18日/第2試合>
〇高橋裕二郎
 11分31秒 BIG JUICE⇒片エビ固め
●飯伏幸太

 元パートナーの内藤哲也とはレスラー出世人生で差をつけられた高橋裕二郎だが、不気味な存在感はファンに愛されてる。開幕戦で飯伏幸太との対戦が組まれるという晴れ舞台を得て、しかも勝利を収めてみせた。声援禁止の会場にも関わらず、ファンから「オオッ」という声が漏れる番狂わせ。飯伏は取りこぼした格好となった。

 もちろんファン側も「黒星発進の主力選手がかなりの確率で本命」と理解している。この日に出場の内藤が負傷、2戦目以降の全戦欠場となった。いわゆる昭和57年会である内藤・飯伏・鷹木が支持率3トップのAブロックだが、勝ち上がるのは「3連覇がかかる飯伏」か「王者のまま制覇がかかる鷹木」か。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン