クリスチャン・ケイジが王座防衛!Impact Wrestling Victory Road2021

団体が公式ホームページに大会写真を上げたら追加します
(C)TNA

 9月18日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling ビクトリーロード2021』が開催された。
 今大会のメインではインパクト世界王座戦で、王者クリスチャン・ケイジがエース・オースチンの挑戦を受けた。クリスチャンは現在は提携団体AEW所属なので本来は外敵になり、インパクト所属選手であるオースチンの王座奪還が期待されるのが従来のシチュエーションだが、クリスチャンはかつてインパクト・レスリングの前身TNAでエース格であった事もありインパクトファンからはベビーフェイスとして歓迎されており、逆オースチンはヒールである事から、クリスチャンが善玉として応援されている。会場もクリスチャンに声援が集まり、クリスチャンもホームに戻ってきてインパクトの一員という雰囲気となっている。そんな状況から、クリーンに戦うクリスチャンと凶器やセコンドのマッドマン・フルトンの介入など悪党戦法のオースチンという形となり、会場は当然、クリスチャンに声援が集まった。そして介入を繰り返すフルトンに遂にレフェリーがバックステージに戻るように命令。それでも戻ってくるフルトンだが、二対一になっても最後はクリスチャンが必殺のキルスイッチを決めてフォール勝ち。クリスチャンが王座防衛を果たした。試合後、Xディビジョン王者のジョシュ・アレキサンダーが現れクリスチャンに王座挑戦をアピール。王者対王者の対決が実現する運びとなりそうだ。
 Xディビジョン王座戦はジョシュ・アレキサンダーがクリス・セイビンの挑戦を受け、試合巧者の二人が技を出し合って攻防を繰り返し、最後はC4スパイを決めてアレキサンダーがフォール勝ち。試合後は両者、握手を交わして称えあった。
 インパクト世界タッグ王座戦は、王者ザ・グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン & ドグ・ギャローズ)がリッチ・スワン、ウィリー・マックに勝利して王座防衛を果たした。
 またムースがエドワーズは善玉ぶっていると喧嘩を吹っかけて巻き起こった抗争は、ムースにW・モリッシーが加わり、エドワーズにはヒールだったサミ・キャラハンが加勢してタッグマッチで激突した。しかし、試合中にエディの妻アリーシャ・エドワーズを捕まえて人質にとったモリッシーにかき回される。そして遂にアリーシャをリング中央に連れ込んで、モリッシーがパワーボム。アリーシャは失神してしまい、エディはアリーシャを抱きかかえてバックステージに戻ってしまったのだった。リングでは二対一となり、キャラハンも怪物二人を相手ではどうしようもなく、最後はムースのスピアーを食らってフォール負け。怪物コンビが卑劣な戦法で勝利した。

■ Impact Wrestling Victory Road2021
日時:2021年9月18日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル

<インパクト世界王座タイトルマッチ>
○クリスチャン・ケイジ(王者)
 ピンフォール
●エース・オースチン(挑戦者)

<Xデイビジョン王座タイトルマッチ>
○ジョシュ・アレキサンダー(王者)
 ピンフォール
●クリス・セイビン(挑戦者)

<インパクト世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ザ・グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン & ドグ・ギャローズ)(王者)
 ピンフォール
●リッチ・スワン、ウィリー・マック(挑戦者)

<ノックアウトタッグ王座タイトルマッチ>
○ディケイ(ハボック、ローズマリー)
 ピンフォール
●ターシャ・スティールズ、サバンナ・エバンス

<タッグマッチ>
○ムース、W・モリッシー
 ピンフォール
●サミ・キャラハン、エディ・エドワーズ

<タッグマッチ>
○バレット・クラブ(クリス・ベイ、ヒクレオ)
 ピンフォール
●フィンジュース(ジュース・ロビンソン & デビッド・フィンレー)

<ノーDQマッチ>
○マット・カルドナ
 ピンフォール
●ロヒット・ラジュ

<シングルマッチ>
○テイラー・ワイルド
 ピンフォール
●テニール・ダッシュウッド

<5WAYマッチ>
○ラレド・キッド
 ピンフォール
●ジョン・スカイラー
ブラック・タウルス
ジェイク・サムシング
トレイ・ミゲル

<3WAYマッチ>
○スティーブ・マクリン
 ピンフォール
●ピーティー・ウィリアムズ
TJP