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9月18日(現地時間)にカリフォルニア州サンノゼで『Bellator 266: Davis vs. Romero』が開催された。
BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
今大会のメインはUFCから移籍してきた、五輪レスリング銀メダリストの実績を持つヨエル・ロメロが同じく元UFCで元ベラトールライトヘビー級王者でもあるフィル・デイヴィスとベラトールデビュー戦を行った。共にレスリング猛者だけに下馬評はほぼ五分となっており拮抗しているが、試合もスタンドでお互いに手を出せない展開が続く。先にテイクダウンに成功したのはデイヴィスで、グランドで上を奪って鉄槌を落とす。その後もデイヴィスがテイクダウに成功し、グランドで上から攻撃を繰り返す。結果、判定でデイヴィスが勝利となり、ロメロはベラトール初参戦で敗北した。
セミファイナルではグレイシー第四世代ネイマン・グレイシーがマーク・レミンガーと対戦した。試合はネイマンがスタンド打撃でレミンガーを金網際まで追い込み、エルボー、アッパーでぐらつかせるとパンチラッシュ。金網を背に防戦一方のレイミンガーを見て、レフェリーがストップ。ネイマンがなんとスタンド打撃でTKO勝利となった。
■ Bellator 265: Kongo vs. Kharitonov
日時:2021年9月18日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ
<ライトヘビー級>
○フィル・デイヴィス(米国)
判定 2-1
●ヨエル・ロメロ(キューバ)
<ウェルター級>
○ネイマン・グレイシー(ブラジル)
1R 1分27秒 TKO
●マーク・レミンガー(米国)
<女子フライ級>
○デアナ・ベネット(米国)
●アレハンドラ・ララ(コロンビア)
<ライト級/5分3R>
○ソウル・ロジャース(英国)
判定 3-0
●ジョージ・カラキャニャン(米国)
<ライトヘビー級>
○ベン・パリッシュ(米国)
1R 0分38秒 TKO
●クリスチャン・エドワーズ(米国)
.@PhilMrWonderful unrelenting with the takedowns to @YoelRomeroMMA.#Bellator266 LIVE on @SHOsports. pic.twitter.com/NsuJNf4ORb
— BellatorMMA (@BellatorMMA) September 19, 2021
A big takedown from @PhilMrWonderful to end round 2.#Bellator266 LIVE on @SHOsports. pic.twitter.com/PM4CBpe3if
— BellatorMMA (@BellatorMMA) September 19, 2021