18日、新日本プロレスがエディオンアリーナ大阪(府立体育会館)『G1 CLIMAX 31』開幕戦を開催した。
期待度ナンバーワンの内藤哲也がコンディションを整えてきたことは明らかだった。カウンターあるいは切り返しによるドライバー系のあらゆるバリエーションで、ザック・セイバーJr.を攻め立てる。しかしザックの方は、内藤の古傷であるヒザをあらゆるバリエーションで破壊しようとする。
両者とも寝てよし立ってよしであるから、めくるめく展開となる。観客のドヨメキが止まらないノンストップ技巧戦は、いやがおうにも最強戦士決定戦シリーズとしてのグレードを実感させた。主要外国人選手が一時的に戦場を海外に移し、G1はけっしてベストメンバーとは言えない。それでもクオリティをもって「ああ、G1が開幕したんだ」と思わせるに十分なセミファイナルがここにあった。
残り3分を切ったところでザックが複合技を決めると、内藤はタップ。“逆転の”内藤は黒星のみならずヒザ負傷というマイナス過ぎるスタートとなっている。
■ 新日本プロレス G1 CLIMAX 31
日時:9月18日(土)17:00
会場:エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)観衆1,963人(主催者発表)
<第1試合>
●大岩陵平
6分08秒 スネークバイト
〇SHO
▼「G1 CLIMAX 31」Aブロック公式戦
<第2試合>
〇高橋裕二郎
11分31秒 BIG JUICE⇒片エビ固め
●飯伏幸太
<第3試合>
●タンガ・ロア
17分45秒 エリミネーター⇒片エビ固め
〇グレート-O-カーン
<第4試合>
●KENTA
11分07秒 KENTAの丸焼き
〇矢野通
<第5試合>
〇ザック・セイバーJr.
27分05秒 YES! I AM A LONG WAY FROM HOME
●内藤哲也
<第6試合>
〇鷹木信悟
27分56秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン⇒片エビ固め
●石井智宏
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