[ファイトクラブ]主力外国人不在とトップ選手欠場連続 西武Dは両日とも2千人台の大惨敗

[週刊ファイト9月16日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼主力外国人不在とトップ選手欠場連続 西武Dは両日とも2千人台の大惨敗
 text by TERUZ / photo 編集部 新日本9・4&5メットライフドーム
・緊張感とワンパターンの間の六本木 SHOがBC入りヒールターン
・外国人手薄で待望 コブがオカダに東京Dの借りを西武Dで返す
・棚橋がUS初V「俺はリングに立ち続けて皆さんを待ってます」
・ワールドで初配信スターダム ジュリア&朱里のアリカバ全開
・ロスインゴ参加で加熱IWGPタッグ 3WAY版で大会ベストバウト
・はじめてのセコンドSHO出現するも・・・ロスインゴ集結で鷹木V2
・50周年レッスルキングダムは7年半ぶり横浜アリ開催含む3連戦
・鷹木・飯伏・内藤の「昭和57年会」が同ブロック G1出場選手
・闘いのリアリティを上回るコロナ禍リアル 新日本のジレンマ
・EVILのIWGP世界挑戦、新ユニット結成はディック東郷の提案


■ 新日本プロレス WRESTLE GRAND SLAM in METLIFE DOME
日時:9月4日(土)17:00
会場:埼玉・メットライフドーム(西武ドーム)観衆2,095人(主催者発表)

■ 新日本プロレス WRESTLE GRAND SLAM in METLIFE DOME
日時:9月5日(日)15:00
会場:埼玉・メットライフドーム(西武ドーム)観衆2,780人(主催者発表)

 当初は「横浜スタジアムと東京ドーム」で発表されたレッスルグランドスラムは日程・会場に変更がありつつ、7・25東京ドームに続いての9・4&5メットライフドーム(西武ドーム)が開催となった。大会に向けては主力選手の欠場が続出するとともに、コロナ禍による主力外国人の不在がある。蓋を開けてみると、2連戦は両日とも2000人台の観衆にとどまった。大会を現地からレポートする。

緊張感とワンパターンの間の六本木 SHOがBC入りヒールターン

<9月4日/第2試合>
●YOH
 24分41秒 レフェリーストップ
〇SHO
※SHOが試合後にEVIL、高橋裕二郎、ディック東郷と合流してBULLET CLUB入り。

 何が起きたのかを説明すれば「緊張感とワンパターンの間でSHOがバレットクラブ入りヒールターン」となる。8月16日の後楽園ホールにおけるJr.タッグリーグ公式戦でSHOがYOHを見殺し。試合後にはSHOがYOHにショックアローを炸裂させて、ROPPONGI 3Kが完全分裂していた。この流れを受けてのSHOvs.YOHのシングルが第2試合にて組まれる。

 手の内を知り尽くした両者はスリリングな攻防で競り合うも、SHOが持ち込んだ椅子攻撃を回避したYOH。今度はYOHが椅子を手にするもSHOが「YOHさん!!」とリック・フレアーばりの懇願。かくして椅子攻撃を踏みとどまったYOHにSOHはローブローからの椅子攻撃。さらに変形三角絞めにつなぐとYOHは動けなくなり、SHOがレフェリーストップで勝利する。この流れで、試合後に登場したEVIL、高橋裕二郎、ディック東郷と合流したSHOがバレットクラブ入りを果たしている。

 試合大半が緊張感に包まれたが、金的からの勝利はバレットクラブのお家芸で、コロナ禍においてさんざんファンの不評を買っていたものとなる。試合単発としては面白かったが、SHOのヒールターンが目の肥えたファンを満足させるのか、これから問われそうだ。

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