緊張感とワンパターンの間でSHOがBC入りヒールターン 新日本メットライフD

 4日、新日本プロレスがメットライフドーム(西武ドーム)『WRESTLE GRAND SLAM in METLIFE DOME』大会を開催した。

 何が起きたのかを説明すれば「緊張感とワンパターンの間でSHOがバレットクラブ入りヒールターン」となる。8月16日の後楽園ホールにおけるJr.タッグリーグ公式戦でSHOがYOHを見殺し。試合後にはSHOがYOHにショックアローを炸裂させて、ROPPONGI 3Kが完全分裂していた。この流れを受けてのSHOvs.YOHのシングルが第2試合にて組まれる。

 手の内を知り尽くした両者はスリリングな攻防で競り合うも、SHOが持ち込んだ椅子攻撃を回避したYOH。今度はYOHが椅子を手にするもSHOが「YOHさん!!」とリック・フレアーばりの懇願。かくして椅子攻撃を踏みとどまったYOHにSOHはローブローからの椅子攻撃。さらに変形三角絞めにつなぐとYOHは動けなくなり、SHOがレフェリーストップで勝利する。この流れで、試合後に登場したEVIL、高橋裕二郎、ディック東郷と合流したSHOがバレットクラブ入りを果たしている。

 試合大半が緊張感に包まれたが、金的からの勝利はバレットクラブのお家芸で、コロナ禍においてさんざんファンの不評を買っていたものとなる。試合単発としては面白かったが、SHOのヒールターンが目の肥えたファンを満足させるのか、これから問われそうだ。

■ 新日本プロレス WRESTLE GRAND SLAM in METLIFE DOME
日時:9月4日(土)17:00
会場:埼玉・メットライフドーム(西武ドーム)観衆2,095人(主催者発表)

<第0試合/STARDOM SPECIAL MATCH> ※16:30開始
舞華(Donna del Mondo)
●レディ・C(新人)
 12分02秒 フェニックススプラッシュ⇒片エビ固め
渡辺桃(Queen’s Quest)
〇上谷沙弥(Queen’s Quest)

<第1試合>
●BUSHI
高橋 ヒロム
 11分40秒 ロン・ミラー・スペシャル
タイガーマスク
〇ロビー・イーグルス

<第2試合>
●YOH
 24分41秒 レフェリーストップ
〇SHO
※SHOが試合後にEVIL、高橋裕二郎、ディック東郷と合流してBULLET CLUB入り。

<第3試合/「KOPW 2021」争奪戦/「KOPW 2021」争奪戦 NO-DQ I QUIT MATCH>
[挑戦者]
〇矢野通
 28分03秒
●チェーズ・オーエンズ
[保持者]  
※矢野が「KOPW2021」保持者となる

<第4試合>
〇ジェフ・コブ
 27分41秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド⇒片エビ固め
●オカダ・カズチカ

<第5試合/IWGP USヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●飯伏幸太
 17分47秒 ハイフライフロー⇒片エビ固め
〇棚橋弘至
[第10代王者]
※棚橋が初防衛に成功


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼主力外国人不在とトップ選手欠場連続 西武Dは両日とも2千人台の大惨敗

[ファイトクラブ]主力外国人不在とトップ選手欠場連続 西武Dは両日とも2千人台の大惨敗

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’21年09月16日号AEW爆発AllOut スターダム 西武ドーム新日 虎女王新木場 猪木ドリー