RAWダミアン・プリーストUS王座戦シェイマスDマッキンタイア白熱も

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 最初に出てきたのは新US王者ダミアン・プリーストから。いいですねぇ。PPV直後のリキャップ回はともかく、普段も昔の名前のスターを出してという構成では未来がない。ようやくダミアンのプッシュである。新王者の挨拶にお客さんがyou deserve it(値するぜ)と合唱している。ほらね。他媒体が違うのを選ぼうが本誌はダミアンvs.シェイマスがベストマッチだったとの評を変えることはない。そしてシェイマスが「まだまだ終わってない」、さらにドリュー・マッキンタイアが「色んなベルトを取ったがUS王座だけは得てない」となって、これでトリプル・スレッド戦が決定する。

 さらにボビー・ラシュリー&MVPに、RK-Broリドル&ランディ・オートンが出てきて3時間の大枠構成は理解するのだが、コロナの影響なのか何なのか、恐らく当日直前に変更、変更と番組構成したのが明らかで、あとはグタグタの展開も見受けられる急場しのぎのRAWになるのであった。


 試合は女子カード、リア・リプリーにニッキーA.S.H.が付き、シングルでは万年寝る役のシェイナ・ベイズラーにはナイア・ジャックスというシングル戦に。ただ、ぼ~と見てたらタッグ試合にしか見えないかも。実況の強調もありナイアのサモアン・ドロップしか印象になく、ケツは誰も覚えてない。


 バイキング・レイダースvs.ジンダー・マハル&ヴィアも挿入。バイキング・エクスペリエンスに沈んだのはマハルだった。


 やはり満足度ではダミアン・プリーストvs.シェイマスvs.ドリュー・マッキンタイアがピカ一か。とにかく見てください。

 マッキンタイアがレコニングを喰らう役だった。シェイマスは負けたばかりだし仕方ない。ただ、そんなことはどうでもいい。3時間終わってこのカードしか記憶に残らないということだ。良くも悪くも。


 WWE首脳陣はまだエヴァ・マリーがクリーンに負けるわけにはいかないと考えているらしい。なのでドゥードロップが一方的にボコるセグメントは試合ではないとの扱いで、ドゥードロップが自分で1,2,3とマットを叩くだけ。自分で「勝者、ドゥードロップ」とやっていたのだが・・・。


 ウンベルト・カリーヨがキャリオン・クロスに勝つ訳ないんであって・・・。飛んだりする場面は与えられていたけど。


 当たり前の試合ばかりじゃショック・バリューがないとばかり、ナイア・ジャックスがシャーロットをラスト・ライドで叩きつけて勝つ試合を入れたんだが、なんじゃこれはの出来に。ナイアはもとから下手くそだし、シャーロットも今日は寝る試合だからとやる気ないのが途中から丸見え。これは酷い。グタグタ内容である。


 一人になったジョン・モリソンがオモスにチョークスラムで負けるカード。ベイビーフェイスになったんだからイイんです。過小評価賞の男、応援してます。ちなみに事前の予告ではミズvs.オモスだったのだが・・・。


 オモスがそのままセコンドに残ってAJスタイルズとゼイビア・ウッズのシングル戦へと続いた。カーフクラッシャーが決まっている。


 AJとオモスが実況席に座る形で番組トリのタッグ戦に。ありゃ、ほんまにMVP試合するのかと思ったのが正直なところ。別に悪くはなかったんだが・・・。

■ WWE RAW
日時:8月30日(現地時間)
会場:オクラホマ州オクラホマシティ ペイコム・センター

◆戸澤陽が“子犬”着ぐるみ姿で王者レジーを襲撃も24/7王座奪取ならず

 戸澤陽が“子犬”着ぐるみ姿でRトゥルースと共に24/7王座奪取を狙うも、王者レジーにかわされて失敗した。王者レジーが公園を歩いているとそこへ“子犬”に扮した戸澤と金髪かつらを付けたRトゥルースがレフェリーを従えて現れた。“子犬”戸澤が襲い掛かるも異変に気付いたレジーはRトゥルースが放ったフリスビーを戸澤に投げつけて逃走。戸澤&Rトゥルースは遊具を飛び回るレジーを狭い通路に追い込むも最後はレジーが華麗なジャンプでRトゥルースをかわしてその場を後にした。この結果に戸澤は「このコスチュームじゃダメだって言っただろ」と不満を露わにし、 “配達員”や“ゴミ箱”に続いて今回の“子犬”でも王座奪取に失敗した。

◆“超人類”ゴールドバーグが息子を襲った王者ボビー・ラシュリーに報復を宣言

 “超人類”ゴールドバーグがPPV「サマースラム」で息子ゲイジを襲ったWWE王者ボビー・ラシュリーに報復を宣言した。インタビューを受けたゴールドバーグは「足にダメージを負ったが、それよりもサマースラムでラシュリーの野郎が息子にしたことは許せない。息子ゲイジは肩と首を痛めてしまった」とハートロックを息子ゲイジに決めたラシュリーを非難すると、続けて「だから俺の狙いは変わったぞ。WWE王座じゃなく、ラシュリーの魂を奪いにいく」と息子の報復を宣言してその場を後にした。

◆RKブロが2冠狙うラシュリー&MVPを撃破してタッグ王座防衛に成功

 RAWタッグ王者RK-Bro(ランディ・オートン&リドル)がWWE王者ボビー・ラシュリー&MVPとタッグ王座戦で激突し、リドルがフローティングブロでMVPを沈めて王座防衛に成功した。王者ラシュリー&MVPが番組オープニングに姿を現すとMVPが「ビジネス的にはラシュリーが2冠王者になる方がいい」とオープンチャレンジを宣言したUS王者ダミアン・プリーストを挑発。するとそこへ現れたRK-Broのオートンが「ラシュリーは欲張り野郎だ」と侮辱すれば、この発言にイラついたラシュリーも「もう一つはUS王座じゃなくてもいい。タッグ王座を奪取しよう」と標的を変えるとリドルがラシュリー&MVPを名指ししたオープンチャレンジを宣言して両チームのタッグ王座戦が決定した。

 前タッグ王者AJスタイルズ&オモスがゲスト解説を務める中、メイン戦となった王座戦でラシュリーがクローズラインやスープレックスでリドルに攻め込めば、リドルも場外へのムーンサルトでラシュリー&MVPに反撃した。さらにリドルがリップコード・ニーストライクから必殺のフローティングブロをラシュリーに叩き込むもMVPがこれをカット。続けて今度はオートンが捕まえたラシュリーをポストに叩きつけたが、突如ゲスト解説のAJ&オモスが介入した。しかし、すかさずリドルがオモスを蹴散らし、オートンもAJスタイルズを解説席に叩きつけて追い払うと最後はリドルがニーストライクからのフローティングブロでMVPを沈めて3カウント。RKブロがラシュリー&MVPを下してタッグ王座防衛に成功した。

 試合後には敗れたラシュリーがスピアーでリドルを襲撃したが、すかさずオートンがRKOでラシュリーを沈めて仕返しした。


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