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番組は例によってジョン・シナが走ってリングインするところから。番組を通じて失意のキング・コービンが狂言回しを務めることになる。
問題児ジミー・ウーソは先週ドミニクに勝っているから、今回はレイ・ミステリオ戦。そりゃ親父が丸め込み、ドミニクも押し込みに加勢します。
ビアンカ・ブレアがインタビューに答えているとカーメラ、ゼリーナ・ベガが出てきて、ここでサーシャ・バンクスがリング復帰。メインの布石が打たれた。
レジナルドが24/7王者になって以来、防衛戦(笑)はリング上。そして前回驚かせてくれたリング下からトップロープを飛び越えて上に飛んでのリングイン。奇しくも五輪ではトランポリン競技やっていた日と重なったのだが、あっちは巨大なアマの祭典である。メシ食っていくためにやってるプロの職業スポーツ芸人たち。サーカス巡業団なんか五輪に出たら即、金メダルなんかゴロゴロいるとは昔から言われてきたことなのだが・・・。
そしていつもの24/7メンバーではなく、今宵の対戦相手は元五輪レスリング米代表のチャド・ゲイブル。WWEの意図はわかった。だいたい、自身もフランス系レジナルドの出身シルク・ド・ソレイユはフレンチ・カナディアン集団が母体、そして雇っているパフォーマーは五輪並みの多国籍連合軍に広がっている。まして実質、単一民族の日本の方にはわかりにくのかもだが、交配が進むから二重国籍なんか多数いる。そもそも、仮に五輪に出てもどこの国の代表なのかとなるのだ。
いつもの回転を魅せたレジナルドにオーティスがフォールを邪魔して元五輪選手の反則負け。ありゃ? 24/7王座に反則もクソもあるのかと固いこと言うのは野暮だ。バックフリップを何回転も連続しながら花道に帰っていくレジナルド。「一番すげーのはプロレスなんだよ!」(中邑真輔調)なのであった。
会場ラスベガスでは「ジョン・シナvs.ローマン・レインズ」が宣伝されているのに、先週のフィン・ベイラー挑戦表明の展開はどうなるのかと思っていたら、この手があったのか。狂言回しバロン・コービンを挟んで、ジョン・シナが契約書にサインするのであった。
先週は五輪開幕に合わせて紅白カラーのコスチュームだった中邑真輔、今宵は白黒だったが6人タッグでアポロ・クルーズにキンシャサを決めてくれた。
エッジとセス・ロリンズのセグメントを挟んで、番組トリがサーシャにビアンカが組んで、カーメラ&ベガである。試合はバンク・ステートメントにカーメラがタップするんだが・・・。
ああ、やっぱり! バックスタバーを見舞って反旗を翻し、トルネードDDT⇒バンク・ステートメントとなるのであった。
■ WWE SmackDown
日時:7月30日(現地時間)
会場:米ミネソタ州ミネアポリス ターゲット・センター
◆シナが調印式に乱入して王者レインズとのユニバーサル王座戦がPPV「サマースラム」で決定
ジョン・シナが王者ローマン・レインズ(with ポール・ヘイマン)とフィン・ベイラーのユニバーサル王座戦調印式に乱入するとシナがベイラーの代わりに調印書にサインしてPPV「サマースラム」でレインズ vs. シナのユニバーサル王座戦が決定した。
WWEオフィシャルのアダム・ピアース&ソーニャ・デヴィルが調印式にレインズとベイラーを呼び込むとレインズは「ベイラーは王座挑戦に相応しいが、倒してNXTに送り返してやる」と挑発して調印書にサインした。一方、ベイラーも「NXTにユニバーサル王者として戻るよ」と王者を皮肉ってサインしようとしたが、突如バロン・コービンが現れてベイラーを背後から襲撃した。続けてコービンは奪った調印書にサインしようとしたが、今度はシナが姿を現してコービンを蹴散らすと苛立つレインズを前に調印書にサイン。シナは調印書をピアースに渡してそのままリングを後にした。
調印式後、ヘイマンがバックステージでピアース&ソーニャを問い詰めるもピアースが「レインズとシナのサインがあれば十分。レインズはシナ相手にサマースラムでユニバーサル王座防衛戦だ」と明言した。レインズvs.シナのユニバーサル王座戦が行われるPPV「サマースラム」は日本時間8月22日にWWEネットワークで配信される。
◆“WWEのキング”中邑真輔がキンシャサで6人タッグ戦を制す
“WWEのキング”中邑真輔(withリック・ブーグス)がキンシャサでアポロ・クルーズを沈めて6人タッグ戦を制した。大合唱の中、リングに登場した中邑はセザーロ、ビッグEとタッグを組んでアポロ・クルーズ(withコマンダー・アジーズ)&ドルフ・ジグラー&ロバート・ルードと対戦した。中邑はセザーロと連携したヒザ攻撃をジグラーに放てば、ジグラーもジグザグで反撃して白熱の攻防を展開。さらに中邑がスピンキックをジグラーにヒットさせるも、クルーズの延髄切りやジャーマン・スープレックスを食らってピンチになってしまう。しかし、ここでブーグスがギターを演奏して注意を引くと中邑がクルーズの攻撃をかわしながらショートレンジのキンシャサを叩き込んで3カウント。
試合後、中邑はセザーロ、ビッグEと共に両腕を上げて勝ち名乗りを上げると自身のツイッターでは「キングは別のゴールドがほしい」と投稿した。
■ WWE 205 LIVE
日時:7月30日(放送時間 録画番組)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
チビ助ドレイク・マベリックがアッシャー・ヘイルをフォールするメインの第2試合もあった『205 LIVE』30分番組は、イケメン二郎が快勝している。
◆イケメン二郎がウォーラーをイケメンスラッシュで撃破
“ジャパニーズ・ハンサム・スタイル”イケメン二郎が205 Liveで対戦したグレイソン・ウォーラーをイケメンスラッシュで沈めて勝利を収めた。序盤、二郎は攻撃を受けながらも跳ね起きてハリケーン・ラナを放つとウォーラーは場外でのフラップジャックやクローズラインを放って白熱の攻防を展開。終盤には二郎がスピニング・ヒールキックからジャケット掌底4連打、TAJIRI直伝のタランチュラ、ロープを利用したムーンサルトと怒涛の連続攻撃を決めると最後はスタナーを食らいながらも必殺のイケメンスラッシュをウォーラーに叩き込んで3カウント。
二郎はNXTブレイクアウト・トーナメントでは1回戦で敗退したものの、205 Liveの再起戦でウォーラーを下すとコーナー上でジャケットを広げて見得を切った。
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▼週総括:吉野正人引退-AEWパラダイムシフトWWE-東京コロナ5000+
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’21年08月12日号吉野正人引退 博多MyWay Zero1火祭り 保坂秀樹 立川タイヤファイト