MITBニッキーA.S.H.&ビックE奪取 シャーロット戴冠Rリプリー Jシナ参上

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■ WWE Money In The Bank
日時:7月18日(現地時間)
会場:米テキサス州フォートワース ディッキーズ・アリーナ

<KICKOFFショー SDタッグ王座戦>
[王者]●レイ・ミステリオ&ドミニク
 11分25秒 丸め込み
[挑戦者]ジ・ウーソズ(○ジミー&ジェイ)
※王者交代 ウーソズが新王者

<第1試合 女子MITBハシゴ戦>
○ニッキーA.S.H.(=Almost Super Hero)
 15分45秒 ブリーフケース獲得
アレクサ・ブリス リブ・モーガン ナタリア タミーナ ゼリーナ・ベガ ナオミ アスカ

◆“女帝”アスカが女子MITBラダー戦参戦も2連覇ならず ニッキー・アッシュがMs. MITBに

 “女帝”アスカがPPV「マネー・イン・ザ・バンク」でラダー上のブリーフケースを奪い合う女子MITBラダー戦で奮闘するもニッキー・アッシュにブリーフケースを奪取されて女子MITBラダー戦2連覇を逃した。序盤、アスカはアレクサ・ブリスにジャーマン・スープレックス、ナタリアにヒップアタック、タミーナには裏拳やミサイルキックで攻め込んでラダーに登ったが、リブ・モーガンがダブル・ニーでアスカを妨害。その後、場外戦でナタリアとタミーナが共闘して倒れ込んだアレクサにラダーを積み上げて生き埋めにするとアスカら6人が3本並んだラダートップで激しい殴り合いを展開するも、最後に登ってきたニッキーが6人の隙を付いてブリーフケースを奪取。昨年の覇者アスカは2連覇を逃し、Ms. MITBとなった”ほとんどスーパー・ヒーロー”ニッキーはステージのラダーに登るとブリーフケースを掲げて勝ち誇った。

<第2試合 RAWタッグ王座戦>
[王者]AJスタイルズ&○オモス
 12分55秒 フォール
[挑戦者]バイキング・レイダース(●エリック&アイバー)

<第3試合 WWE王座戦>
[王者]○ボビー・ラシュリー
 7分35秒 ハートロック
[挑戦者]●コフィ・キングストン

<第4試合 RAW女子王座戦>
[王者]○リア・リプリー
 16分50秒 フィギュアエイト
[挑戦者]●シャーロット・フレアー
※王者交代 シャーロットが新王者


 中身で期待だったのはまぐれもなくこのカード。本戦最初の女子ハシゴ戦では、入場段階でナタリア&タミーナがブーイングされているとか、RAWタッグ王座戦でお客さんが海賊組がベビーフェイスとわかってないまで、パンデミック時代にやろうとしたことがLIVEのお客さんに(やはり)通じてないという、作り手が頭を抱え込む困った光景が散見された大会だったのだが・・・。

 お客さんの前で反応を確かめながらやるのがプロレスである。本戦の女子MITB戦で、アレクサ・ブリスが呪術をかけたら、ゼリーナ・ベガがスルスルと階段を降りて行ったとか漫画やってたから、大人のファンがこのカードに期待なのは当然か。

 そして16分50秒の尺を貰いじっくりと魅せてくれたのである。男子の2つの王座戦、ジョン・シナが最後に出てくることはわかりきっていたことだから、このカードの結末が王座交代なのは大人のファンには納得済みなのだが、それはどうでもいいことだ。お客さんを納得させたことが重要なのである。

<第5試合 男子MITBハシゴ戦>
○ビッグE
 17分40秒 ブリーフケース獲得
ケビン・オーエンズ ドリュー・マッキンタイア 中邑真輔 セス・ロリンズ リコシェ ジョン・モリソン リドル

◆中邑真輔が男子MITBラダー戦出場もブリーフケース奪取ならず Mr. MITBはビッグEに

 “WWEのキング”中邑真輔がPPV「マネー・イン・ザ・バンク」でラダー上のブリーフケースを奪い合う男子MITBラダー戦で善戦するも、躍動したビッグEにブリーフケースを奪取された。中邑は試合前に「MITBブリーフケース、この手で掴んでみせるぜ」と意気込むと大観衆の合唱の中で登場。中邑はスピンキックやリバースパワースラムでケビン・オーエンズを投げ飛ばすとラダートップでは危険を顧みないアーム・バーでジョン・モリソンに攻め込んだ。続けて中邑とモリソンが打撃の攻防を展開するも、ドリュー・マッキンタイアがダブル・クレイモアを2人に放ってリングを占拠したが、突如因縁のジンダー・マハルらに襲撃されてマッキンタイアは連れ去られてしまう。
 終盤の攻防では中邑がロリンズを蹴散らしてブリーフケース奪取を狙ったが、モリソンの水鉄砲で妨害されるとオーエンズのスタナーを食らって撃沈。最後はビッグEがラダー上からの豪快なビッグ・エンディングでロリンズを沈めるとラダー上のブリーフケースを奪取した。試合後、Mr. MITBとなったビッグEはブリーフケースを掲げて歓喜の雄叫びを上げた。

<第6試合 ユニバーサル王座戦>
[王者]○ローマン・レインズ
 33分10秒 スピアー⇒フォール
[挑戦者]●エッジ

◆ジョン・シナが電撃復帰!王座防衛に成功したレインズを“You can’t see me”で挑発

 王者ローマン・レインズと“R指定の男”エッジがPPV「マネー・イン・ザ・バンク」のユニバーサル王座戦で激突も、セス・ロリンズの介入でレインズが王座防衛に成功。さらに試合後にはジョン・シナが電撃復帰して“You can’t see me”のポーズでレインズを挑発した。
 PPVメイン戦でレインズとエッジが対戦するとレインズが場外のサモアン・ドロップからポストや鉄製ステップにエッジを叩きつけて序盤を圧倒した。エッジもフラップジャックやDDTからクロスフェイスでレインズに反撃したが、これを回避したレインズがスーパーマンパンチを繰り出すとエッジがレフェリーに誤爆してしまう。
 レフェリー不在の中、レインズが鉄パイプを持ち出したが、逆にエッジが奪ってレインズに鉄パイプ・クロスフェイス。このピンチにウーソズが救出に現れるもミステリオ親子が妨害すると、突如王座挑戦を目論むロリンズがエッジにスーパーキックを放って介入した。これでピンチを回避したレインズが止めを狙ったが、逆にエッジが執念のスピアーを叩き込むもレフェリーが遅れて現れてカウント2。エッジが次々と決定打を狙ったが、最後はレインズが隙を付いたスピアーでエッジを沈めて王座防衛に成功した。
 試合後、ロリンズが再びエッジを襲撃して2人は場外乱闘となると、レインズはマイクを握って「全世界は俺を認めろAcknowledge ME」と王座防衛を誇ったが、その直後に電撃復帰したジョン・シナが姿を現してレインズと対峙。シナは王座ベルトを見つめると“You can’t see me”のポーズで絶対王者レインズを挑発した。

※上記と異なる全試合網羅の完全詳細分析版は、金曜発売週刊ファイト7月29日号に収録


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