SDエッジ瞳孔ケビン・オーエンズLast Man起立サミ・ゼイン復帰Zベガ

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 番組はR指定の男のタイタントロンよろしくエッジから。今年4月に行われたPPV「レッスルマニア37」のユニバーサル王座トリプルスレット戦に触れながら、「今度は1対1だ! 俺はレインズを倒してユニバーサル王者になる」と王座奪取を宣言する。


 今宵のシンスケ様は白と黒のニュー・コスチューム。リック・ブーグスのエピフォン・フライングV、ジューダス・プリースト印ヘッドが何度も画面に大写しに。試合自体にシンスケ様の出番はちょっとだけでアポロ・クルーズとビックEの絡みが主だったんだが、試合中にリックはタッピング奏法でフレットをピックでハンマーリングというLIVEでのオマケ付き。それにしても、王冠を失ったバロン・コービンの薄ヒゲの新たな風貌なんだが、投資に失敗して実生活の方で大金を失ったというのは、どうやらガチ話をアングル応用でやっているとのことで、自身のジープ車も試合途中にレッカー移動という・・・トホホ。


 ビアンカ・ブレアとベイリーの再々戦はI quitマッチだって。それにしても上記をご覧ください。アドビ・イラストレイターの広告、これはビアンカじゃあ~りませんか。地上波FOXの「金曜夜8時」、一般にも浸透しているのである。


 どう考えても今回のハイライトにしてベストマッチはケビン・オーエンズとサミ・ゼインの名勝負数え唄。しかも、Last Man Standingマッチである。なんかマネー・イン・ザ・バンクの出場権利を賭けてとか言ってたが、そんなことはどうでもイイ。実況が、この二人は家族ぐるみの付き合いで、お互いの家に行き来しているとか余計なことまで言っていたが、もう何度でもやってくれというだけ。滅茶滅茶面白かったのだ。

 場外戦になってもリングに戻る必要はなく、10カウントの間に立っていたらセーフというルールで、ケビンがセットアップした二段テーブルには自身が落とされるし、サミは実況席壊しも、もう一台のテーブルにも叩きつけられると。これは必見カードなのだった。あ、念のため書くと『ヘル・イン・ア・セル』ではこの抗争で4年ぶりにゼイン勝利だったので、こちらはオーエンズがMITBに進むのだが、まぁそれはどうでもいいことだ。


 へぇ~、約1年ぶりにゼリーナ・ベガ復帰なのか。噂にはずっと出ていたが、なぜにこのタイミングなのか? 当然、リブ・モーガンが怒ります。だいたいMITBの女子選考、モーガンは”WWEで最も美しい”カーメラに2回勝っているんだが、カーメラは最初からエントリーとか、もうロジックが無茶苦茶なんだが、ソーニャ・デヴィル役員のもと、そのまま試合へ。

 見せ場ちょこっと貰ってはいたが、丸め込まれる短い試合。恐らくお仕事役で使われるのだろう。夫のアリスター・ブラックことトミー・エンドは、トリプルHから「NXTはどうか?」と勧誘されているらしいが、こちらは契約期間が終わればAEW行きだと思われる。


 オーティスはヒゲを切って風貌変えて、わかりやすくチャド・ゲイブルのアルファ・アカデミー所属のヒールだと。最初のターンの際に、お客さんがわからなかったという経緯がある。一方のアンジェロ・ドーキンスは、相棒のモンデス・フォードが予定の手術のため暫く休むので、お仕事要員の扱いにされてスプラッシュ⇒ベイダーボム喰らってました。


 ローマン・レインズの挑戦者、ベビーフェイスがいないのにカードどうするのかと思っていたら、今回のエッジは善玉に戻ったのだろうか。そしてサモア族ウソーズ(映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』で語源わかります)のはぐれ狼、ジミーちゃんがエッジの生贄役になるという番組のトリ。

■ WWE SmackDown
日時:7月2日
会場:米フロリダ州タンパ サンダードーム(イングリング・センター)

◆“WWEのキング”中邑真輔がタッグ戦で不運続きのコービンを撃破!次週、MITBラダー戦予選で激突

 “WWEのキング”中邑真輔(withリック・ブーグス)&ビックEが対戦したバロン・コービン&アポロ・クルーズ(withコマンダー・アジーズ)に勝利し、次週、中邑とコービンがMITBラダー戦予選で対戦することが決定した。白を基調にアクセント黒したコスチュームで登場した中邑はスピンキックやランニング・ニー、ビックEと連携したダブル痙攣式ストンピングでクルーズに攻め込むと王冠や投資資金を失って落ち込むコービンもクローズラインでビックEに反撃した。

さらに場外で中邑がクルーズに延髄切りを放って激しい攻防を展開しているとリングではビックEがコービンのチンロックで締め上げられてピンチに。しかし、突如ブーグスが叫び出してコービンの愛車メルセデス・ベンツGクラスがレッカー移動されていることを知らせると、その隙にビックEが意気消沈するコービンにビックエンディングを決めて3カウント。

 中邑&ビックEが不運続きで人生どん底のコービン&クルーズに勝利し、次週のスマックダウンで中邑とコービンがMITBラダー戦予選で対戦することが決定した。

◆挑戦者エッジがジミーを鉄パイプ・クロスフェイスで沈めて王者レインズを挑発

 次期ユニバーサル王座挑戦者エッジがPPV「マネー・イン・ザ・バンク」で対戦する王者ローマン・レインズの“右腕”ジミー・ウーソをPPV「レッスルマニア37」を彷彿とさせる鉄パイプ・クロスフェイスで沈めてレインズを挑発した。エンディングではこの発言に激怒したジミーが「どこだ? 俺1人でエッジを相手してやる!」とエッジを呼び出すと姿を現したエッジは「わからないのか? レインズはお前を利用しているだけだぞ」と忠告して2人は乱闘に発展。

 エッジがポストにジミーを叩きつければ、ジミーもスーパーキックから鉄製ステップにエッジを叩きつけて暴行を加えたが、エッジがチンロックやスピアーでジミーを痛めつけると最後はPPV「レッスルマニア37」を彷彿とさせる鉄パイプを使ったクロスフェイスでジミーに止めを刺し、「俺は止まらないぞ」と雄叫びを上げてレインズを挑発した。

 王者レインズ vs. エッジのユニバーサル王座戦が行われるPPV「マネー・イン・ザ・バンク」は日本時間7月19日にWWEネットワークで配信される。


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