AEW金網戦Jヘイガー肩固めウォードロウ!アンギャロMジャクソン組

(C) AEW

■ AEW Dynamite
日時:6月18日(現地時間 録画番組)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズ・プレイス

 現在、変則的な放送日になっているAEWであり、今回も録画番組なのだが、前週のような結局、公式カメラマンの手配が付かずにマスコミ配布がなかったという失態は繰り返さなかったようだ。但し、届きはするものの今の時間になってやっと、というところはWWEとの比較においてまだまだなのであるが・・・。


 通常から外れた現地金曜夜中の時間帯を逆手にとって、ジェイク・ヘイガーvs.ウォードロウのMMAルール金網戦というのはユニークではある。しかも、プロレス団体のやる「なんちゃって格闘技」ではなく、事前の約束はあるにせよ真面目に闘わせたのは新しいことかも。

 ヘイガーのMMAレコード3-0の無敗は事実なんだが、プロレスも格闘技も扱う本誌の場合、ベラトールも見ているので決して誉められた内容ではない。それにしてもウォードロウもちゃんとMMA練習している選手というのは驚きの発見かも。もっとも各セコンドにクリス・ジェリコ、ショーン・スピアースが付き、レフェリーがオウブリー・エドワーズ女史というのは原理主義者は認めないだろうが・・・。

 5分3Rの試合は2R、ヘイガーの肩固め決着に。ただ、なにしろ超大男の二人である。トップレベルのリアル競技でもガス欠起こしている試合などいくらでもある。両者大汗流しながら本格的に2Rやったのは誉めるしかない。

 もっとも、闘い終わって両者が健闘を称え合い握手かと思われた瞬間、ショーン・スピアースの襲撃から始まってピナクルとインナーサークルの乱闘劇やったのはどうなのか。本誌的にはマイナス点付けるしかない。ただ、止めにいったディーン・マレンコ役員が、パーキンソン病に苦しんでいるという実況は、記者は知らなかっただけにビックリだった。う~む。


 6年ぶりに試合やって身体が悲鳴を上げたスティングはお休み。ダービー・アレンがイーサン・ペイジ&スコーピオスカイと1対2ハンディキャップ戦って、無理あり過ぎなんだが・・・。ペイジがイーゴズエッジを見舞いました。


 オレンジ・キャシディはスターなんで毎週出ます。セザル・ボノーニはNXTにいたブラジルはサンパウロ出身の選手で、The Wingmen軍がちょっかい出す展開。

 WWEが人数絞った番組編成なのに、AEWはオレンジ君のベストフレンズ軍と、大勢の顔見世をこれでもか、これでもかとテレビに出すのだが、ごちゃごちゃし過ぎに見えてしまう。


 前週から煽られていた通り、アーン・アンダーソンの息子ブロックがコディ・ローズと組んで、The FACTORYの教官QTマーシャル、弟子アーロン・ソロウとのタッグ戦でデビュー。

 4人が同じ道場じゃないかと言ってしまえば身も蓋もないが、ジャックナイフ式エビ固めで勝利を飾っている。これでいいのだ。


 ペネロペ・フォードは試合やってたし、ミロも出てきたんだが・・・。あと編集可能な録画番組としてはアンドラデの所信表明も売りだったんだが、公式写真にないところをみると、カメラマンいない日の収録だと推定される。別に大したこと言ってないんだが・・・。


 番組トリが、ペンタゴン&エディ・キングストン、エリート・ハンターになったフランキー・カザリアンに、マット・ジャクソンとグッド・ブラザース(カール・アンダーソン&ルーク・ギャローズ)組の6人タッグ。
 例によって目まぐるしい展開は、私服ニック・ジャクソンがペンタゴンの顔にスプレーをかけて、アンダーソンがトップロープ上からのスタンガンを決めるフィニシュ。ただ、公式写真にテレビ画面から受けた印象のカットがないので上記だけにしておくが、メインは締めてくれている。


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