NXT復帰Sジョー執行幹部KUSHIDA紫雷イオTサッチャーTチャンパ

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 PPV大会『In Your House』のエンディングが、ウィリアム・リーガルGMが「7年間やってきたけど、これほどのカオスはない」と、引退を示唆するような謎かけで終わっていたから、今回の番組は当然にそこから。
 時に涙を流しながら引退を匂わしていると、そこにキャリオン・クロスとスカーレットが出てきて、追い打ちをかけるように「さっさと去りやがれ!」とやるんだが、出、出、出ましたサモア・ジョーの音楽。
 ということで、いったんは「君にGM職を渡したい」とリーガル卿は述べるんだが、答えはNOであり、執行人の役割で補佐すると。要するに乱闘になったら止めに入るエンフォーサーである。「サモア・ジョー解雇」のニュースが流れた時は誰もが「なんでやねん?」だったものだが、リーガル師匠に肩たたきもせず、うまくまとまった感がある。


 試合はインぺリアム(ファビアン・エイクナー&マーセル・バーセル)とブリザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ)の職人タッグ対決から。試合自体はタイラーが丸め込んで勝った気がするんだが、そこからインぺリアムが暴れてKOされたタイラーにチームの旗をかぶせて、まるで勝ったのはインぺリアムという絵にしていた。


 KUSHIDAは信頼されている。またもクルーザー級王座のオープン・チャレンジということで、NXTデビューとなるトレイ・バクスター(ブレイク・クリスチャン)相手に王座戦である。凄いことなのだ。


 ミリオンダラー・ベルトとテッド・デビアスは、やはりこうなりますかと・・・。正式に贈呈式とかで始まり、二人で高笑いしてたんだが、お約束でLAナイトが老人をぶん殴ると。「欲しいものを手に入れたから、不要なものは捨てる」のだそうで。

 ただ、当然にキャメロン・グライムスが報復に出ます。「お前は越えてはいけない一線を越えた、この報いは受けさせる」ということで、大河ドラマは続きます。


 エンバー・ムーンの挑戦を退けたラケル・ゴンザレスは、今宵はダコタ・カイとのチームに戻ってケイデン・カーター&ケイシー・カタンザーロを迎撃。ダコタがGo to Kickでフォールを取るのだ。


 キャンディス・レラエ曰く、「お前は王座を失ったんだから、ベーシックに戻れ」とかで、う~ん、恐らく「アスカと組むのは嫌」と言ったんだと思うんだが・・・。

 インディ・ハートウェルもいつの間にか出没して襲撃に加わり、しかし反撃の619、さらにはゾーイ・スタークも駆けつけてと、これは皆さん読めたとは思います。


 トリはティモシー・サッチャー&トマソ・チャンパ組がGYV(グリズルド・ヤング・ベテランズ=ザック・ギブソン&ジェームズ・ドレイク)とトルネード戦に。つまりタッチ必要なく4人が闘う形式だ。これは上手くハマった。ド派手な攻防を魅せてくれることになる。

 チャンパの実況席上でのエアレイド・クラッシュ、ペシャンと壊れてくれなかったからギブソン君、痛かっただろうなぁ。

 フィニッシュはチャンパのフェアリーテイル・エンディングからのフジワラ・アームバー、サッチャーはアンクル・ロックの二重奏でドレイク君がタップさせられてました。
 番組最後の絵は、ウィリアム・リーガルとサモア・ジョー。今後のお楽しみです。

■ WWE NXT
日時:6月15日現地時間、日本時間木曜WWEネットワーク配信開始)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

◆サモア・ジョーNXTX復帰!強面GM補佐役に就任

 サモア・ジョーがNXTに電撃復帰、ウィリアム・リーガルGMの強面アシスタントに就任した。リーガルGMがリングに登場して「NXTは素晴らしいものになった。NXTの為にほとんどの時間を費やしてきたが、決断する時が来たようだ」と退任を示唆して涙を流しながら話していると、そこへNXT王者キャリオン・クロス&スカーレットが姿を現した。
 クロスは「こんな日が来ると思っていた。俺が暴力でNXTを支配するからお前は二度と戻ってくるな」とGMに言い放つと、今度はそこへサモア・ジョーがサプライズ登場した。リーガルGMはジョーに新しいGMになるように頼むも、ジョーはこれを拒否する代わりに「全員がGMをリスペクトするようにしてやる」とアシスタント役を提案。するとリーガルGMが「ジョーは試合には出れないし、挑発されない限りは手を出せない」と条件を付けると、これを了承したジョーはクロスに「ここで何しているんだ? チックタック、ヤングチャンピオン」と睨みつけて追い払った。
 さらに番組後半のバックステージでアダム・コールとカイル・オライリーが乱闘騒ぎを起こすと、リーガルGMが通常中継の特番『NXTザ・グレート・アメリカン・バッシュ』で2人の対戦を決定したが、ジョーはそれでも止まらないコールを早速コキーナ・クラッチで締め落として騒ぎを解決した。頼りになる男の登場である。

◆KUSHIDAがバクスター相手に王座防衛!次週、ついにオライリー戦が決定

 NXTクルーザー級王者KUSHIDAがオープンチャレンジで対戦したトレイ・バクスターをホバーボードロックで仕留めて王座防衛に成功すると、試合を観戦していたカイル・オライリーの対戦要求を受諾して次週のNXTで2人の対戦が決定した。序盤、KUSHIDAはNXTデビュー戦となるバクスターにハリケーン・ラナや延髄切り、スプリングボード・クローズラインと連続攻撃を決められて劣勢となると、オライリーがリングサイドに現れて試合を観戦。これに触発されたKUSHIDAはアームブリーカーや掌底、マサヒロ・タナカを放つとバクスターもスパニッシュ・フライから450°スプラッシュで応戦して激戦を展開したが、最後はKUSHIDAが必殺のホバーボードロックでバクスターからタップを奪って王座防衛に成功した。

 試合後、オライリーがリングに上がると「俺もお前もベストな対戦相手を望んでいる。次週、俺との対戦はどうだ」と対戦要求するとKUSHIDAは「準備はできている」と頷いて2人の対戦が決定。その後、KUSHIDAは自身のツイッターで「明らかにタイトルの価値が前より上がっている」と王座防衛を誇ると、待ちわびたオライリー戦には「ついにお前と1対1で対戦する時がきた」と興奮気味に投稿した。

◆紫雷イオがNXT女子タッグ王者に襲撃されるもゾーイ・スタークと共に返り討ち

 NXTに復帰した紫雷イオがNXT女子タッグ王者キャンディス・レラエ&インディ・ハートウェルに襲撃されるも、救出に現れたゾーイ・スタークと共にスプリングボード・ミサイルキックで二人まとめて撃退した。リングに登場したイオが「戻って来て気分がいい! お前ら私の次の標的が誰か知りたいだろ」と、最初は英語、それからはやはり日本語になったんだが、次のターゲットの話をしようとすると先週イオに蹴散らされたキャンディスが花道に現れた。キャンディスは「あなたには我慢ができない。私を馬鹿にするにはタイミングが悪いわよ」と挑発すると、インディが背後からイオを襲撃。

 イオはキャンディスを蹴り飛ばし、インディには619を放って抵抗したものの、2人掛かりの暴行を受けて劣勢となると突如ゾーイが救出に現れて形成逆転。最後はイオがスプリングボード・ミサイルキックで二人まとめて撃退してNXT女子タッグ王者を返り討ちにした。


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