[ファイトクラブ]模範2時間半NXTテイクオーバー数百人客前5試合CapitalW Center

[週刊ファイト6月24日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼模範2時間半NXTテイクオーバー数百人客前5試合CapitalW Center
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 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・MSKブロンソン・リードとファンタズマ軍ベルト総取り戦キビキビ爽快感
・ザイア・リー復讐劇:Mマルチネス負けてイス暴行、不老不死老女が・・・
・絵面満載のLAナイトとキャメロン・グライムス梯子戦テッド・デビアス爺
・激しくハードヒット女子王座戦:ラケル・ゴンザレス突当エンバー・ムーン
・Kクロス5way王座死守幕:Kオライリー、Pダン、Jガルガノ、Aコール
・混乱が墓碑銘ウィリアム・リーガル7年GMにサモア・ジョー執行役加入
・マスク着用客入れての濃縮PPV大会と『UFC 263』の会場客爆発比較


■ WWE NXTテイクオーバー:イン・ユア・ハウス
日時:6月13日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

―― そもそも昔のIn Your Houseはコンパクトに2時間とかだったので、それだけは見る前から安心というか・・・。なにしろ土曜のスターダムが林下詩美と朱里の赤いベルト戦が30分で決着付かず、さらに延長戦で3時間越えるし、日曜のRIZINがやはり6時間弱になるのかという。

オフレコ だから暫く消えていたトッド・ペンダギルが出てくるノスタルジアはあるんだが、VHSテープを再生しようというスキットはどうなのか(笑)。

―― 2017年の『メイ・ヤング・クラシック』でメルセデス・マルティネスに負けたザイア・リーがリベンジをするというカードの時に、さすがにもうこの時代ではDVDとかデジタルであって、VHSはオカシイでしょうに。

オフレコ ただ昔のIn Your House、ボクは現地在住だったんで逃さずVHSに保存してたことは間違いない。ナオミ・フォックスがラップのような唄やってたけど、これは正直わからなかった。

―― ファンタズマ軍3人のルチャマスクが決まっている入場から試合が始まりました。

MSKブロンソン・リードとファンタズマ軍ベルト総取り戦キビキビ爽快感
<第1試合 NXT北米王座&タッグ王座総取り戦>
○ブロンソン・リード&MSK
 13分40秒 ツナミ(フロッグ・スプラッシュ)
●ファンタズマ軍(サントス・エスコバ&ラウル・メンドーサ&ヨアキム・ワイルド)

オフレコ 恐らく二世レスラーであるサントス・エスコバは、父エル・ファンタズマから「勝った負けたに注文つけたらアカン。そんなことはどうでもいい。イイ試合やった者が勝ちなんだ」というのを教えられてきたんだと思う。なんか彼に感情移入しながら見ていると、なにをどうすべきか良くわかっていて、動きを同化しながら見ている時がある。非常に素晴らしい。

―― もっともベルト総取りというアイデア、今回のは「アホか」というか・・・。そりゃロジックがオカシイやろうとなります。まぁケツはわかっているし、それこそイイ試合見せてくれたら我々は満足。そして現在のタッグ屋として、まだまだこんなコンビネーションがあったのかと驚かし続けてくれているMSKが、トリオ戦を心得ているルチャ組と新たな異次元を作ります。

オフレコ ラウル・メンドーサが非常に上手い。攻撃もセールも完璧や。そして巨体のブロンソン・リードが二人を担いでドロップする。お約束のspotもあれば、こんなのは見たことないというシークエンスも混ぜてある。

―― 客席と隔てる金網は、客入れても変えてなかったんですが、そのドアごと突き破ってのリードの突進は迫力ありました。

オフレコ 通常はWWE解雇になった選手をインパクト・レスリングが使ってというパターンになりがちなんだけど、MSKは逆であってNXTに来てさらに磨きがかかって輝きだした。

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