4・19「K-1 WORLD GP 2015~-55kg初代王座決定トーナメント~」カード続々決定+HIROYA久保優太&インタビュー

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HIROYA「木村選手はゲーオに勝って実力を証明したと思うけど、彼のやり方は好きじゃない。真ん中に立つ人間はああいう人間じゃないんです」

 4月19日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015 ~-55kg初代王座決定トーナメント~」。スーパーファイト出場選手インタビュー第2弾はK-1 -65kg Fightで木村”フィリップ”ミノルと対戦するHIROYAだ。

――昨年11月3日の-65kg初代王座決定トーナメント以来、約5カ月ぶりの試合が決まりました。試合後はどのように過ごしていたのですか?

「少し耳が沸いて(腫れて)しまって、練習が出来ない期間もあったのですが、(堀尾)竜司や松倉(信太郎)の試合が決まっていたので、それに合わせて一緒に練習をしていました。だから試合直後に練習を休んだだけですね」

――春までには試合をやりたいと思っていましたか?

「はい。K-1やKrushでオファーをいただいていたのですが、最終的に4月のK-1に落ち着いたという感じですね」

――ではずっと試合が出来るように準備していたわけですね。

「はい。あと1月のK-1の時に魔裟斗さんから『もっと通常体重を減らした方がいい』と言われて、食事の仕方などアドバイスしてもらいました。今それを実践して通常体重を落としているところで、それを次の試合までに意識して、減量がスムーズにいけたらいいなと思っています」

――1月大会では同門の堀尾選手のセコンドにもついていましたが、改めてK-1という舞台をどう感じましたか?

「やっぱりK-1という名前は大きいし、舞台も華やかだと思いました。僕が出る舞台はK-1だなと思ったし、対戦相手のこともそうですが、これからもK-1というインパクトがある舞台で戦いたいと思いました」

――そして今大会ではスーパーファイトで木村選手と対戦することになりました。最初にオファーを受けた時の心境を聞かせてもらえますか?

「僕はずっとゲーオに勝つことしか考えていなかったのですが、1月に木村選手がゲーオに勝って、ゲーオとやる前に片付けなければいけない仕事が一つ増えたと思います。内容はどうあれゲーオに勝っている木村選手がいるというのは嫌なので、木村選手を倒してからゲーオと戦いたいです」

――これまで木村選手のことはどういう目で見ていましたか?

「今まで直接対戦する機会はなかったですけど、(木村の)会見を見ていると不快しかないですね。ツイッターもフォロー外しました(苦笑)」

――ずばりどこに不快を感じますか?

「やり方が好きじゃないんですよ。選手としてはゲーオに勝って実力を証明したことは素晴らしいと思いますけど、周りの人に対してリスペクトがないというか。エンターテイメントとして試合を盛り上げるために対戦相手に色々と言うのは分かるけど、ツイッターでキックボクシングの偉い人たちに悪い口を叩いたり、ああいうのを見るとどうしようもないやつだなと思います(苦笑)。もし試合することがなくても好きではなかったので、いざ試合が決まって、やってやろうという気持ちですね」

――プロとして相容れないものがある、と。

「格闘家やキックボクサーは色んなタイプの人がいると思いますが、人としての筋が通っていない人間は好きになれません。僕から見て(木村は)間違ったことをやっていると思います」

――HIROYA選手は魔裟斗さんをはじめ、色んな格闘家を見て来たと思います。HIROYA選手から見て、木村選手のような選手はイベントを引っ張っていく人間ではないですか?

「木村選手は自分がK-1を引っ張っていくと言っていますけど、真ん中に立つ人間はああいう人間じゃない。突っ張ることは大事だけど、やり方は間違っていると思います。別に何を言ってもいいし、万人受けしなくてもいいけど、リスペクトがない言動はどうかと思います」

――対戦カード発表会見ではあまり挑発されることはなかったですが、これから色々と言われるかもしれませんね。

「ある程度、どんなことを言われるかイメージしてたんですけど『こう来たか』って感じでしたね。でもこれからどんどん盛り上がっていくと思いますよ。僕も普段は大人しいですが、感情がない人間ではないし、怒りを冷静にコントロールすることが大事だと思っているので、試合でもそこが大事になると思います」

――その中でも「すべてにおいて平均…以下」というコメントもありました。あの発言についてはいかがでしょう?

「リスペクトしているとか言っておきながら、さりげなく言ってましたね(苦笑)。僕もボディかローで必ず倒しますよ」

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<選手プロフィール>
HIROYA
所属ジム:TRY HARD GYM
出身地:神奈川県
誕生日:1992/1/6
身長:168cm
クラス:-65kg
戦績:40戦28勝(13KO)12敗
ツイッター:@K1_Hiroya
ブログ:http://ameblo.jp/kickboxer-hiroya/
タイトル歴
・初代Krush -65kg級チャンピオン
・K-1甲子園2008チャンピオン

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久保優太「今年のテーマは”強い久保優太”を見せること。左右田選手との試合は65kgの日本一を決める戦いとして絶対に負けられない」

 4月19日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015 ~-55kg初代王座決定トーナメント~」。スーパーファイト出場選手インタビュー第3弾はK-1 -65kg Fightで左右田泰臣と対戦する久保優太だ。

――昨年11月3日の-65kg初代王座決定トーナメント以来、約5カ月ぶりの試合が決まりました。試合後はどのように過ごしていたのですか?

「トーナメントで足を怪我してしまい、練習に復帰するまで1カ月半ほどかかりました。怪我が治ってからは『また一から頑張ろう!』と思って練習を再開し、春には復帰したいと思っていて、その流れで4月大会に出させてもらうことになりました」

――トーナメントでは準決勝でゲーオ・フェアテックスにKO負けという結果でしたが、あの試合でどんなことを感じましたか?

「試合映像を見返すと、自分から行きすぎましたね(苦笑)。約1年ぶりの試合でテンションが上がりすぎて、冷静さを欠いていたように思います。試合内容自体は反省点ばかりで、こうしたらよかった、ああしたらよかったと思うことが多かったです」

――残念な結果に終わってしまいましたが、約11カ月ぶりのリングの感触はいかがでしたか?

「やっぱりリングの上は最高でしたね。しかもそれがK-1のリングということで、いつも以上にテンションが上がって格闘家冥利につきました。あの日の会場の雰囲気やファンのみなさんの声援は本当にありがたかったです」

――やはり久保選手にとってK-1は特別な舞台ですか?

「僕はずっとピーター・アーツと魔裟斗さんを見て、K-1で活躍することを目標に小学校から格闘技をやってきたので、やはりK-1は特別なリングです。だからまたこうしてK-1のリングに戻って来ることが出来て本当にうれしいです」

――そして今大会ではスーパーファイトで左右田選手と対戦することになりました。これまで接点がなかった選手だと思いますが、どんな印象を持っていますか?

「僕はKrushで活躍してチャンピオンになって、左右田選手も他団体で活躍してチャンピオンになって、それぞれ違う団体でキャリアを積んできた選手が戦うという意味では、分かりやすい図式なのかなと思います。同じ階級にいる強い選手だったので、いつか戦うかもしれないという目で見ていました」

――左右田選手のトーナメントの戦いぶりを見て印象に残っていることはありますか?

「ディフェンスが上手くて軸が崩れないところが印象に残りました。基本に忠実で穴がない選手ですよね。(対戦相手として)得意か得意じゃないかは戦って見なければ分かりませんが、そこは試合までの約2カ月でしっかりイメージトレーニングして練習したいと思います」

――トーナメントの順位、そして過去の実績を考えて、この試合が65kgの日本一決定戦と見ている人も多くいます。久保選手にもそういった意識はありますか?

「はい。今回は65kgの日本一を決める戦いとして、絶対に負けられないです」

――久保選手は感情を表に出すことはないですが、内に秘めて闘志を燃やすタイプですね。

「そうですね。ゲーオ戦は気持ちが高揚しすぎて、久しぶりの試合を楽しみすぎて負けてしまいましたが、今年のテーマは”強い久保優太”を見せることなので、それを試合で見せて行きたいです」

――1月の大会で木村”フィリップ”ミノル選手がゲーオに勝った試合についてはどう思っていますか?

「僕もセコンドについていて、正直もうダメかなと思っていたのですが、3Rにあの一発でダウンを奪って、ミノル君は”持っている”選手だなと思いました」

――同門の木村選手がチャンピオンのゲーオに勝ったということで複雑な心境はないですか?

「同じジムメイトとしてうれしい気持ちもありますけど……。ミノル君はブラジル代表として試合をしているので、まだゲーオのVS日本人無敗記録は途切れていないと思うんですね。だから日本人として初めてゲーオに勝つのは僕でありたいと思います」

――木村選手に敗れてもゲーオに勝ちたいという気持ちは変わらないですか?

「はい。自分が負けている相手なので、リベンジしたいという気持ちは変わらないです」

――今大会では他にも65kgのスーパーファイトが組まれています。他の試合のことは意識していますか?

「もちろんです。65kgの試合が並んでいる以上、他の試合には負けたくないし、インパクトを残せるような試合をしたい。格闘家として一番でいたいという気持ちは常に持ち続けています」

――「誰が久保優太に勝てるんだ?」と思われるような試合を見せたいですか?

「そうですね。前回の負けを払拭する戦い方と結果を残して、また65kgのトーナメントがあれば『久保が優勝するんじゃないの?』と思われるような試合をしたいです」

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<選手プロフィール>
久保優太
Kubo Yuta
所属ジム:Fighting Kairos
出身地:東京都
誕生日:1987/10/19
身長:175cm
クラス:-65kg
戦績:49戦41勝(18KO)7敗1分
ツイッター:@K1_Kubo_Yuta
ブログ:http://ameblo.jp/kubo-yuta/
タイトル歴
・K-1 WORLD MAX 2011 -63kg日本チャンピオン
・初代Krush -67kg級チャンピオン
・GLORY -65kg SLAMチャンピオン
・ISKA世界ライト・ウェルター級チャンピオン
・WPMO世界スーパー・フェザー級チャンピオン

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■ K-1 WORLD GP 2015~-55kg初代王座決定トーナメント~
日時:4月19日(日) 14:30開場 16:00開始
会場:国立代々木競技場第二体育館 東京都渋谷区神南2-1-1 tel.03-3468-1171

<-65kg Fight 3分3R(延長1R)>
HIROYA(TRY HARD GYM/元Krush -65kg級王者)
vs.
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Fighting Kairos/マイウェイジム)

<-65kg Fight 3分3R(延長1R)>
左右田泰臣(シルバーウルフ/K-1 WORLD GP -65kg初代王座決定トーナメント準優勝、元RISEスーパーライト級(65kg)王者)
vs.
久保優太(Fighting Kairos/GLORY -65kg SLAM優勝、元Krush -67kg級王者)

<決勝 3分3R(延長1R)>
準決勝(1)勝者
vs.
準決勝(2)勝者

<準決勝(1) 3分3R(延長1R)>
一回戦(1)勝者
vs.
一回戦(2)勝者

<準決勝(2) 3分3R(延長1R)>
一回戦(3)勝者
vs.
一回戦(4)勝者

<一回戦(1) 3分3R(延長1R)>
武尊(チームドラゴン/Krush -58kg級王者)
vs.
アレクサンダー・プリリップ(ロシア)

<一回戦(2) 3分3R(延長1R)>
瀧谷渉太(KSS健生館/元Krush -55kg級王者)
vs.
ダニエル・ウィリアムス(オーストラリア)

<一回戦(3) 3分3R(延長1R)>
寺戸伸近(Booch Beat/ISKA世界バンタム級(55kg)王者)
vs.
チャールズ・ボンジョバーニ(フランス)

<一回戦(4) 3分3R(延長1R)>
大雅(TRY HARD GYM/Krush -55kg級王者)
vs.
ソフィアン・エラージ(オランダ)

<リザーブファイト 3分3R(延長1R)>
出貝泰佑(TEAM GYAKUSAN/元Bigbangスーパーバンタム級(55kg)王者)
vs.
ルイ・ボテーリョ(ポルトガル)

「K-1のためにこの身を捧げます」木村”フィリップ”ミノル~4・19K-1 WORLD GP 2015出場
4・19『K-1 WORLD GP 2015~-55kg初代王座決定トーナメント』左右田泰臣vs久保優太、HIROYAvs木村“フィリップ”ミノル発表

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