6・7DOMINION、鷹木が念願のIWGP世界王者に! デスペはYOH相手にJr王座初防衛

 7日、新日本プロレス恒例のDOMINION大阪城大会が行われたが、今年は緊急事態宣言の影響で、本来の予定だった6日の大会を1日ずらして行われた。

 オープニングで、怪我の完治を報告した高橋ヒロムが返上したIWGPジュニア王座を、2月28日に同会場で3WAYを勝ち抜いたデスペラードが戴冠。5月の初防衛戦は、選手のコロナ感染が確認され延期となり、ようやくの初防衛戦。YOHもシングル初戴冠に向け、激しい空中殺法も見せたが、最後はピンチェ・ロコの餌食になった。
 試合後、石森太二が次期チャレンジャーに名乗りをあげた。

 セミは、スペシャルシングル戦。前哨戦から、ヒートアップしていた飯伏幸太とジェフ・コブの闘い。コブは「コブゴェでオマエを破壊してやる! ゴールデンスター、“神”は完璧に終わる!」と息巻き、カミゴェを更に超えるのか注目された一戦は、両者全身全霊で闘う好勝負となったが、やはり最後は本家の膝のほうが1枚上だった。

 メインは、ウィル・オスプレイが首の怪我で返上したIWGP世界王座をめぐり、鷹木とオカダで新王者決定戦が行われた。こちらも、お互いの得意技をぶつけ合う36分の死闘となり、最後は鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決め、3代目王者となった。激闘を物語るかのように暫く立ち上がれなかった鷹木だったが、マイクアピールでは、自ら次期挑戦者に飯伏を指名。俺とやるのか、“イエス”か“ハイ”かの2択で答えさせようとするが、飯伏は「イエスでもハイでも、どっちでもいいんだよ! やってやるよ!」と言い放ち、近々両者のタイトル戦が実現しそうだ。

■ 新日本プロレス DOMINION 6.6 in OSAKA-JO HALL
日時:6月7日(月)18:00
会場:大阪・大阪城ホール 観衆3,045人(主催者発表)

<オープニング>
高橋ヒロムが大胸筋断裂完治報告と試合の見どころを解説

<第1試合>
エル・ファンタズモ
〇石森太二
チェーズ・オーエンズ
高橋裕二郎
EVIL
 11分50秒 ブラディークロス⇒片エビ固め
●SHO
YOSHI-HASHI
石井智宏
後藤洋央紀
棚橋弘至

<第2試合>
DOUKI
●ザック・セイバーJr.
タイチ
 11分31秒 オースイスープレックス
BUSHI
〇SANADA
内藤哲也

<第3試合/IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●YOH
 23分40秒 ピンチェ・ロコ⇒体固め
〇エル・デスペラード
[第89代王者]
※デスペラードが初防衛に成功

<第4試合/スペシャルシングルマッチ>
●ジェフ・コブ
 19分54秒 カミゴェ⇒片エビ固め
〇飯伏幸太

<第5試合/第3代IWGP世界ヘビー級王座決定戦>
〇鷹木信悟
 36分00秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン⇒片エビ固め
●オカダ・カズチカ
※鷹木が第3代IWGP世界ヘビー級王者となる

<拡大詳細版は6月11日発売の週刊ファイト(6月17日号)に収録されます>