[ファイトクラブ]覚えていますか2016年5月29日府立で猪木が飯伏に闘魂注入したあの大会

[週刊ファイト6月03日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼覚えていますか2016年5月29日府立で猪木が飯伏に闘魂注入したあの大会
 by 猫山文楽拳
・決起集会で猪木に憧れプロレスラーになった男が吼えた
・猪木が飯伏に闘魂注入
・物販でニアミス岸和田と飯伏の一度限りのツバぜりあい
・遺伝子の想いは猪木に届いたのか


 
 いまから5年ほどまえの2016年5月29日、府立体育館で開催されたイノキゲノムフェデレーション大阪大会にいまをときめく現人神、飯伏幸太選手が参戦したのをふと思い出した。

■ アントニオ猪木vsモハメド・アリ格闘技世界一決定戦40周年記念プレ大会GENOME36
日時:2016年5月29日
会場:大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)観衆6325人・主催者発表

▼大阪笑撃!IGF絶滅品種への道~飯伏vs.タノムサク鳥羽?? 青木真也無気力試合 藤原組長本部席

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決起集会猪木に憧れプロレスラーになった男が吼えた
 大阪大会開催先駆けること一か月前、大阪市内の旧アントニオ猪木選挙事務所で、出場選手による大阪決起集会が開催され、その席上でマグニチュード岸和田選手が「なにを隠そう自分は猪木さんに憧れてプロレスラーになった猪木信者です」と長年の猪木信者であることをカミングアウトした。

 言われてみれば、どちらかというとラフファイトを売りにしているヒールレスラーだが格闘技スタイルのプロレスも得意としており、決まり手にアンドレ(イノキアームバー)をしばしば用いていた。
 この日の岸和田は憧れのプロレスラーと対面しているが如くのまなざしで、あたかも猪木と向きあっているかのように、目の前の記者とファンに向かって自らの大会への想いを熱く語りかけた。

猪木が飯伏に闘魂注入

 本大会第5試合に出場した飯伏はグローブ着用でタノムサク鳥羽とバチバチの殴り合いを展開、空中殺法で無理やり流れを変えライガーボムで辛勝するも、マイクはあくまで強気にもっと強い選手と対戦したいと語った。

 控室では猪木から闘魂注入。
猪木「俺に張られた奴は出世するんだよ」
これに対して飯伏「しびれました」

 一方前夜の決起集会でも気合十分だったマグニチュード岸和田は道頓堀プロレスの空牙と組み、ビッグベアー福田、長井満也と対戦し岸和田がベアーを完ぺきに美しいジャーマンスープレックスホールドで沈め圧勝。メインがふるわなかったこともあり大会全体を通して一番の盛り上がりを見せたのは、王道プロレススタイルで見せたこのタッグマッチだったと記憶している。

物販でニアミス岸和田と飯伏の一度限りのツバぜりあい
 第5試合終了後の休憩時間、岸和田と飯伏の物販は隣同士だった。

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