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5月20日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
今大会のメインでは、インパクト世界タッグ王座戦が組まれた。格上だったザ・グッド・ブラザーズに勝利して、インパクト世界タッグ王座を奪ったフィンジュースが、エース・オースチン、マッドマン・フルトンの挑戦を受けた。典型的な小悪党ヒール+用心棒パワーファイターという感じのオースチン、フルトンを相手にタッグ屋として合体技を駆使して、最後はパルプフリクションで勝利したフィンジュースだが、試合後にエリック・ヤング率いるヒール軍団バイオレント・バイ・デザインが登場。ライノが保持していたいつでも王座に挑戦出来る権利コールユアショットを実行すると王座挑戦を要求し、そのまま連戦でインパクト世界タッグ王座戦になってしまった。連戦となるフィンジュースはライノのゴア、そしてドーリングのクローズラインでフォールを奪われ、デザイン軍のジョー・ドーリング、ライノが新王者になった。
そして、現在ケニー・オメガが保持するインパクト世界王座への挑戦権を獲得した元TNA世界ヘビー級王者のムースがリングでアピール。ムースはオメガがオカダ・カズチカ、クリス・ジェリコ、ジョン・モクスリーなどに勝利してきた事を讃え、尊敬している事を語るが、それでも圧倒的身体能力を誇る自分が勝利すると宣言。そこにオメガがマネージャーのドン・キャリスと共に現れたのだった。キャリスはムースの身体能力を褒めるが、それでもアメフト時代、そしてプロレス転向後主戦場としたROHでもタイトルを獲得できなかったと嫌味を言いだした。これに怒ったムースはキャリスに詰め寄り、一触即発に。更にオメガ側のザ・グッド・ブラザーズも現れるが、今度はムースに味方するようにサミ・キャラハンも現れたのだった。ムースもキャラハンもヒールではあるが、インパクト・レスリング勢として侵略者であるオメガに対抗しようと共闘して動きだしたようだ。今後の王座戦線にも人ひと波乱ありそうだ。
またバックステージでは、前インパクト世界王者のリッチ・スワンに元WWEビッグ・キャスことWモリッシーが襲い掛かる事件も勃発。どうやらスワンとモリッシーの抗争がはじまりそうだ。
■ Impact Wrestling
日時:2021年5月20日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国会場非公開
<インパクト世界タッグ王座タイトルマッチ>
○バイオレント・バイ・デザイン(ジョー・ドーリング & ライノ)(挑戦者)
ピンフォール
●フィンジュース(ジュース・ロビンソン & デビッド・フィンレー)(王者)
<インパクト世界タッグ王座タイトルマッチ>
○フィンジュース(ジュース・ロビンソン & デビッド・フィンレー)(王者)
ピンフォール
●エース・オースチン、マッドマン・フルトン(挑戦者)
<シングルマッチ>
○レイチェル・エラリング
ピンフォール
●ジョーディン・グレース
<シングルマッチ>
○ピーティー・ウィリアムス
ピンフォール
●VSK
<シングルマッチ>
○テニール・ダッシュウッド
ピンフォール
●キエラ・ホーガン
<シングルマッチ>
○ロヒット・ラジュ
ピンフォール
●ジェイク・サムシング