[ファイトクラブ]全員外様でフルタイムという究極結末 主役の奪い合いがあってこそのスターダム

[週刊ファイト5月27日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼全員外様でフルタイムという究極結末 主役の奪い合いがあってこそのスターダム
 text & photo by TERUZ スターダム5・14後楽園&5・16名古屋
・ウィッグ引っ張られ動揺!? 場外転落で流血ジュリア脱落
・王者対決は朱里が林下詩美にOTR勝利 赤ベルト挑戦権を強奪
・ウナギ「テッペンに登り詰める」朱里突破でトーナメント4強入り
・今宵も大江戸隊は鉄パイプ 岩谷困惑「勝ってる状態からなぜ!?」
・DDMと30分フルタイム熱闘 コズエン悔しさ半分も史上最多V5達成
・複数アプローチで強さ表現 タイトル戦線・ユニット抗争より濃く


■ スターダム CINDERELLA TOURNAMENT 2021(2回戦~準々決勝)
日時:5月14日(金)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆556人(コロナ対策限定人数/主催者発表)

■ スターダム 名古屋大会2days(day2)
日時:5月16日(日)12:00
会場:愛知・名古屋国際会議場 観衆301人(コロナ対策限定人数/主催者発表)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言で一部大会を中止にしていたスターダムだったが、イベント緩和で再開した。とはいえ、ビッグマッチ5月29日・大田区体育館大会も6月12日に延期されるなど、調整を迫られている。期間再延長となれば、大田区大会の再延期や会場変更も十分にあり得る。一方で、ファンには「団体の感染対策に沿って観戦すれば基本的に大丈夫」との認識が広まった。どの大会もファンが詰めかけていたが、5月14日には後楽園ホール、15・16日には名古屋国際会議場大会という“緊急事態宣言下”の3連戦となる。このうち14日・16日大会をレポートする。

 
ウィッグ引っ張られ動揺!? 場外転落で流血ジュリア脱落
 

<5月14日/シンデレラ・トーナメント準々決勝>
●ジュリア(Donna del Mondo)
 7分38秒 オーバー・ザ・トップロープ
〇舞華(Donna del Mondo)

 5月14日、スターダム後楽園ホール大会にてCINDERELLA TOURNAMENT 2021の「2回戦~準々決勝」が行われた。

 週刊プロレスの発売予定の写真集で美女ぶりが話題のジュリアは、撮影でも使用の黒髪ロングヘアのウィッグをつけて登場。ところがコーナートップでアピールしている最中に、対戦相手の舞華に引っ張られて取られてしまう。「ちょっと高かったんだから」と丁寧にセコンドに渡したジュリアだったが、これでペースが狂ったか。コーナーから場外ブレーンバスターをイチかバチかで舞華に仕掛けられ、投げられることは回避したもののバランスを崩して場外に転落してしまう。

 トーナメントルールによりオーバーザトップロープルールで敗退。さらには流血までしてしまう失態となる。同門の舞華に4強入りを譲ったものの、ジュリアはメンバーの成長をグータッチで受け入れる。舞華に優勝を託してシンデレラ・トーナメントから脱落した。

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