嫌がらせ被害吹っ飛ばせ 大瀬良が正規軍にカンバック大団円 コレガプロレス

 8日、大阪市福島区にある常設会場「コレガスタジオ」にて開催されたコレガプロレスリング。メインは、ザ・ボディガー率いる正規軍と崔領二率いるヒール軍団ランズエンドがボス対決。見どころは、正規軍から強引にランズエンドに加入させられた大瀬良泰貴の動向だ。

 体格的には勝るランズエンドが、試合を有利に進める。しかし終盤、コーナーに詰められた崔に、突進してくるボディガー。それをうまくレフェリーを身代りにしダウンさせた隙に、ランズエンドのセコンドが乱入。ウエザイルがパウダー攻撃、大門寺崇がトイレなどに置かれる「清掃中」の立て看板で攻撃。そこへ正規軍のアルティメット・スパイダーJrとビリーケン・キッドが助っ人に入り、両軍入り乱れての大乱闘となる。

 ランズエンド軍が、ボディガー、谷嵜なおきをつかまえ、大瀬良に立て看板で殴れと指示するが、大瀬良は悩んだあげく、ランズエンドのメンバーを全員殴り、最後はボディガーがスピア、谷嵜が膝爆弾の連携で崔をマットに沈めた。そして、強引に加入させられ、ランズエンドとしてここ1ヶ月、葛藤と共に闘ってきた大瀬良だが、遂にボディガーの元へ戻った。

 コレガプロレスは今年1月に旗揚げ。「こんな時期にプロレスをやるのか」といったメールが関係者に届き、崔の所有するマンションに汚物が置かれ「アホ」貼り紙が並ぶ嫌がらせがあったことで、ゴールデンウイーク前にはニュースになった。しかし、同団体ではコロナ禍に於いては、大型イベントに該当はしないにも拘わらず、本来600席のところを100席にまで減らし、感染対策にもしっかり取り組んでの運営を実施。8日大会は“被害を吹っ飛ばす”ようなハッピーエンドとなっている。

■ コレガプロレスリング「サタデーナイトライジングスターズ」
日時:5月8日(土)18:00
会場:コレガスタジオ

コレガ(Colega)は「同志」「仲間」「同僚」「相棒」などを意味する。
日本に古くから存在するプロレスとは一線を画した、エンターテインメントプロレスを目指し大阪に本拠地及び専用会場を構え誕生した。
多くのプロレス団体が日本を巡業する中、専用スタジアムを設け、月曜日〜土曜日毎日開催する。(一部例外除く)
スケジュールは、毎週月曜日、水曜日、金曜日に「ライジングナイト」火曜日、木曜日に「スターズナイト」土曜日に「サタデーナイトライジングスターズ」でストーリーを展開。

〈第1試合〉
鈴木心◯
HANA
 7分29秒 三点倒立式逆さ押さえ込み
大瀬良泰貴
ウエザイル●

〈第2試合〉
影山道雄◯
 トラースキック⇒体固め
洞口義浩●
11分50秒

〈第3試合〉
ハイビスカスみぃ◯
沙恵
 10分11秒 リングアウト勝ち
SAKI●

〈第4試合〉
アルティメット・スパイダーJr●
ビリーケン・キッド
 11分56秒 ブラックレイン⇒体固め
大門寺崇◯
クワイエット・ストーム

〈第5試合〉
ボディガー
谷嵜なおき◯
 14分50秒 カサノヴァ⇒片エビ固め
崔領二●
ディラン・ジェイムス

<拡大詳細版は5月14日発売の週刊ファイト(5月20日号)に収録されました>


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