[ファイトクラブ]前哨戦でも武藤の骨の髄をしゃぶれ 本当は怖いノアが地方ビッグマッチ発表

[週刊ファイト4月29日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼前哨戦でも武藤の骨の髄をしゃぶれ 本当は怖いノアが地方ビッグマッチ発表
 text & photo by TERUZ ノア4・18後楽園レポート
・フジタvs.スギウラ怪獣対決 藤田サッカーボールキック前哨戦勝利
・仁王が見せた引き出し 小峠が白熱ジュニア王座戦を制して初防衛
・マサ北宮が監獄固めのまま頭突き 獄門鬼降臨で武藤ギブアップ
・コロナ禍でも後楽園ギッシリ 前哨戦でも手抜きなし最新ノア真骨頂
・7・11仙台&8・1広島ビッグマッチ 7月ツアーは東京・神奈川・静岡


■ プロレスリング・ノア NEO BREEZE 2021
日時:4月18日(日)11:30
会場:後楽園ホール 観衆669人(主催者発表)

 武藤敬司が入団しただけで団体が活性化するほど、プロレス界は甘くはない。ましてやコロナ禍でABEMA無料生中継も入るという状況の中で、ノアはスタンド席後方まで観客で埋めてみせた。新日本の集客苦戦とは対称的となったが、いったいノアに何が起きているのか。「武藤敬司vs.マサ北宮」GHCヘビー戦、「藤田和之vs.杉浦貴」GHCナショナル戦が行われる4・29名古屋国際会議場大会を控え、その前哨戦となるタッグマッチが行われた4・18後楽園ホール大会を現地からレポートする。

 
フジタvs.スギウラ怪獣対決 藤田サッカーボールキック前哨戦勝利
 

<第5試合>
桜庭和志
●杉浦貴
 9分15秒 顔面蹴り⇒体固め
ケンドー・カシン
〇藤田和之

 往年の怪獣映画を彷彿させるポスターがまさにハマる顔合わせ。それが藤田と杉浦であり、プロレス本来のゴツゴツ感を堪能させてくれそうな予感が充満する。意を介さずカシンは場外で桜庭にアクリル板攻撃を敢行するも、藤田と杉浦はリング上で睨み合い。「めんどくせえ」とばかりに歩を進めたのが杉浦。エルボー合戦を仕掛ければ、藤田もしっかりと呼応する。

 張り手合戦へと発展するが、とにかく両者の張りっぷりも受けっぷりもド迫力だ。この攻防を遮断するがごとく、藤田がラリアットからのサッカーボールキック3連発。前哨戦段階からシングルの様相の試合となったが、王者である藤田が杉浦を退けてみせた。ここまでやっちゃた上での“本番”ではいったい何が起きるのか。とてつもない燃料をノアは投下した。

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