21日、新日本プロレスが宮城・ゼビオアリーナ仙台にて『NEW JAPAN CUP 2021』決勝戦を開催した。
顔合わせはウィル・オスプレイと鷹木信悟となったが、両者のシングル戦績はここまで1勝1敗。あらゆる意味での決着戦が実現し、会場のボルテージは高まる。鷹木は珍しいSTFやリバースフランケンシュタイナーまで繰り出すが、オスプレイの神技連発には及ばなかった。コーナートップからのスパニッシュフライ、鷹木パンピングボンバー被弾から一回転着地でオスカッター、場外スーパーオスカッター、場外ファイヤーバードによるテーブルクラッシュと怒涛のラッシュ。ヒドゥンブレイドからのストームブレイカーまで放たれると、鷹木は3カウントを無抵抗のまま聞くしかなかった。
これでオスプレイはニュージャパンカップを初制覇し、4・4両国国技館での飯伏幸太とのIWGP世界ヘビー級王座戦に臨むこととなる。解説席にいた飯伏をリングに呼び寄せると、オスプレイは「お前を潰してベルトを獲るためならば手段は選ばない」とマイク。その直後になんと、セコンドを務める恋人のビー・プレストリーにオスカッターを見舞う仰天プレイだ。ビーは恋人の対戦相手である飯伏の肩を借りて退場。決勝戦の舞台に似つかわしくないエンディングに観客は困惑するばかりだった。
オスプレイ「俺はベストでありたい。だから、世界で一番愛する女性にオスカッターをしなければいけなかった。つきあって5年になり、同棲もしている。でも、どうでもいい。俺にはIWGP世界ヘビー級王座以外には意味はない。愛する人にもオスカッターができるのだから、飯伏、お前には一切容赦しない」。
■ 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 2021
日時:3月21日(日)14:00
会場:宮城・ゼビオアリーナ仙台 観衆2299人(主催者発表)
<第1試合>
DOUKI
ザック・セイバーJr.
○タイチ
10分39秒 デンジャラスバックドロップ⇒体固め
●辻陽太
ゲイブリエル・キッド
上村優也
<第2試合>
グレート-O-カーン
○ジェフ・コブ
8分58秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド⇒片エビ固め
●本間朋晃
小島聡
<第3試合>
KENTA
EVIL
○高橋裕二郎
9分24秒 ピンプジュース⇒片エビ固め
●YOSHI-HASHI
SHO
矢野通
<第4試合>
内藤哲也
BUSHI
○SANADA
10分10秒 オコーナーブリッジ
●トーア・ヘナーレ
デビッド・フィンレー
ジュース・ロビンソン
<第5試合>
オカダ・カズチカ
棚橋弘至
○飯伏幸太
11分31秒 カミゴェ⇒片エビ固め
●チェーズ・オーエンズ
バッドラック・ファレ
ジェイ・ホワイト
<第6試合/「NEW JAPAN CUP 2021」決勝戦>
○ウィル・オスプレイ
30分06秒 ストームブレイカー⇒片エビ固め
●鷹木信悟
※オスプレイが「NEW JAPAN CUP 2021」初優勝
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