8日、ノアが『GREAT VOYAGE 2021 in YOKOHAMA』横浜武道館大会一夜明け会見を行った。
2月に最年長となる58歳でのGHCヘビー級戴冠となった武藤敬司は、14日の福岡国際センターで清宮海斗を相手に初防衛戦を迎える。この動きに警鐘を鳴らすかのように、横浜でケンドー・カシン相手にGHCナショナル王座を防衛した拳王が口を開く。「今のノアで一番危惧していることがある。ノアが“老人ホーム化”していることだ」。3・21後楽園ホール大会での藤田和之との同王座戦が決まったが、藤田戦を皮切りに「50代のイキイキしてるヤツら」を軒並み倒していくことを宣言した。
武藤は前夜のスペースローリングエルボーの失敗について「錆びてて使えなかった」と言及。何でも吸収できる現在の清宮に嫉妬しつつ、「自然に逆らってるワケなんだけど、そんな流れもクソ食らえ!」と意気込みを見せた。
拳王「今のノアで一番危惧していることがある。ノアが“老人ホーム化”していることだ。武藤敬司がノアに入団して喜んでるヤツら、メチャクチャいるだろ。俺が今までナショナル選手権、闘ってきたヤツら、ほぼ50代だよな。あんなヤツらにノアの上で闘ってもらって、ノアの未来が見えるのか? 見えねえだろ。あと10年もすれば、つぶれちまうだろ。ノアの未来を見せるために、ナショナル選手権を使って、50代のイキイキしてるヤツらを倒していく。目の前の凄まじく強い、50代でイキイキしている藤田和之を倒してから、その後のことは考えてやるよ」。
武藤「実は俺の中にも“上から目線の武藤敬司”もいれば、ちょっとおびえじゃないけど、やっぱり昨日もね。ひとつ引き出し(スペースローリングエルボー)を開けようと思ったら、錆びてて使えなかった。今の清宮はスポンジのごとくなんでも吸収できるワケで。ジレンマというのはひじょうに感じておりますよ。そういう怒りもぶつけることができればいいかなと思ってます。まぁこれは自然の理でもあるし、自然に逆らってるワケなんだけど、そんな流れもクソ食らえ!ってことで」。
14日の福岡国際センター全対戦カード、21日の後楽園ホール大会一部カードは下記の通り。
■ ノア GREAT VOYAGE 2021 in FUKUOKA
日時:3月14日(日)15:00
会場:福岡・福岡国際センター
<第1試合>
矢野安崇
岡田欣也
稲村愛輝
vs.
YO-HEY
大原はじめ
谷口周平
<第2試合>
モハメド ヨネ
vs.
齋藤彰俊
<第3試合>
藤村加偉
原田大輔
vs.
進祐哉
HAYATA
<第4試合>
宮脇純太
vs.
小川良成
<第5試合>
NOSAWA論外
ケンドー・カシン
藤田和之
vs.
仁王
覇王
拳王
<第6試合/GHCジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
小峠篤司
vs.
吉岡世起
[第44代選手権者]
※吉岡が初防衛戦
<第7試合/スペシャル8人タッグマッチ「金剛vsNOAH ISM>
鈴木鼓太郎
杉浦貴
丸藤正道
潮崎豪
vs.
タダスケ
征矢学
マサ北宮
中嶋勝彦
<第8試合/GHCヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
清宮海斗
vs.
武藤敬司
[第34代選手権者]
※武藤が初防衛戦
■ ノア NOAH THE INFINITY 2021
日時:3月21日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール
▼敗者ユニット吸収マッチ
井上雅央
齋藤彰俊
vs.
谷口周平
モハメド ヨネ
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合
[挑戦者]
宮脇純太
原田大輔
vs.
HAYATA
小川良成
[第42代選手権者]
※小川&HAYATAが4度目の防衛戦
▼GHCナショナル選手権試合
[挑戦者]
藤田和之
vs.
拳王
[第3代選手権者]
※拳王が7度目の防衛戦
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