ムースがTNA世界ヘビー級王座を防衛!Impact Wrestling


(C)TNA

 2月23日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 番組冒頭では、エリック・ヤングが元全日本プロレス三冠王者ジョー・ドーリングを引き連れて結成したヒールユニット、バイオレット・バイ・デザイン。そのメンバーとなったコーディ・ディナーが、かつてのパートナー、ジェイク・サムシングとテーブルマッチを行った。お互い意地と意地がぶつかり合う激しい試合となるも、最後はパワーに勝るサムシングが突っ込んでくるコーディをとらえて、場外でパワーボムでテーブルに叩きつけて勝利。サムシングがすっきりと勝利したが、試合後にいきなり現TNA世界ヘビー級王者のムースが現れたのだった。ムースはサムシングに強烈なスピアーを決めてサムシングはダウン。ムースは現在、現インパクト世界王者のリッチ・スワンとの王座統一戦の権利を持っているが、それを実現させろとリングを占拠して訴えたのだった。これに対し、副社長スコット・ダモールが現れ、スワンは会場にいないので王座統一戦は出来ないことを伝えた。そしてムースは自身が保持するTNA世界ヘビー級王座を団体は正式に復活したと認めるのでメインで防衛戦としてサムシングの挑戦を受けろと決定したのだった。
 そしてメインではムースは保持するTNA世界ヘビー級王座戦でサムシングの挑戦を受けたのだった。怪物ムースを相手にサムシングも真正面からぶつかり、あわやフォールという場面も作るが、最後はムースがチョークスラム連発からクローズライン、そしてスピアーのフルコースを決めてフォール勝ち。ムースが王座防衛を果たした。しかし、決着がついても執拗にサムシングに椅子攻撃を行うムース。これに対し、スワンが救出に入り大乱闘に。そしてダモールが正式にスワンとムースの王座戦を決定し、混迷が続くインパクト・レスンリグ王座戦線が統一される事になりそうだ。
 また、カール・アンダーソン、ドグ・ギャローズのザ・グッド・ブラザーズがXXXLと対戦。現在、交流しているAEWに参戦しているだけでなく、新日本プロレスにも復帰の可能性が高いザ・グッド・ブラザーズだけに、インパクト・レスリングを代表して交流団体に派遣されている以上、足元では負けられない。試合は巨漢コンビXXXL相手に真正面から戦い、最後は必殺技のマジックキラーでザ・グッドブラザーズが勝利した。

■ Impact Wrestling
日時:2021年2月23日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ合衆国会場非公開

<TNA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ムース(王者)
 ピンフォール
●ジェイク・サムシング(挑戦者)

<ノックアウトタッグ王座挑戦者決定戦>
○ジョーディン・グレイス、ジャズ
 ピンフォール
●キンバー・リー、スーザン

<シングルマッチ>
○エディ・エドワーズ
 ピンフォール
●ヘルナンデス

<タッグマッチ>
○ザ・グッド・ブラザーズ
 ピンフォール
●XXXL

<6人タッグマッチ>
○エース・オースチン、クリス・ベイ、ブラック・タリウス
 ピンフォール
●ウィリー・マック、トレイ・ミゲル、ジョシュ・アレキサンダー

<テーブルマッチ>
○ジェイク・サムシング
 テーブル葬
●コーディ・ディーナー