アリ・バゴフがメインで判定勝ち!ACA 117


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 2月12日(現地時間)にロシア連邦ソチで『ACA 117: Bagov vs. Silverio』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会のメインは元ライト級王者アリ・バゴフと元UFC戦士であるエリアス・シウベイロが対戦した。バゴフは階級を上げ前戦でウェルター級王座に挑戦し、王者ムラッド・アブドゥラエフに判定で敗れるもACAのエース格であるので、シウベイロ相手でも下馬評では圧倒的有利となっていた。試合は組みついてテイクダウン狙いのバゴフだが、体を入れ替えてシウベイロも応戦。しかし足をかけてテイクダウンを奪ったのはバゴフでその後もグランドで上を奪って圧倒した。しかしラウンドが進むと柔術猛者のシウベイロも逆にグランドで上を奪って攻めるなど反撃にでた。それでもバゴフは下からも仕掛け、またスタンドでは打撃で攻めるなどして判定で勝利。バゴフがメインを勝利で飾った。
 セミファイナルも同じくライト級からウェルター級に階級を上げてきたクセイン・カリエフがジャングルファイトなどで活躍しACA初参戦のエルデウ・アモリンと対戦。こちらも下馬評はカリエフが有利となっている。試合は下馬評の通りカリエフが圧倒。テイクダウンを決め、2Rにはバックスピンキックでダウンも奪い終始、試合をリードして判定勝ち。以前、敗れているバゴフへのリベンジに大きく前進した。

■ ACA 117: Bagov vs. Silverio
日時:2021年2月12日(現地時間)
会場:ロシア連邦ソチ

<ウェルター級>
○アリ・バゴフ(ロシア)
 判定
●エリアス・シウベイロ(ブラジル)

<ウェルター級>
○クセイン・カリエフ(ロシア)
 判定
●エルデウ・アモリン(ブラジル)

<フェザー級>
○ラマザン・キシェフ(ロシア)
 判定
●アシュカ・ズラエフ(ロシア)

<ミドル級>
○ヴィタリー・ネムチノフ(ロシア)
 判定
●アレクセイ・エフレモフ(ロシア)

<ライトヘビー級>
○グリゴール・マトヴォシャン(アルメニア)
 判定
●アルトゥル・アスタハノフ(ロシア)

<ヘビー級>
○アリカン・バハエフ(ロシア)
 1R TKO
●ホゲル・ソウザ(ブラジル)

<フェザー級>
○ジハード・ユヌソフ(ロシア)
 2R 1分53秒 TKO
●レオナルド・リンベルゲル(ブラジル)

<バンタム級>
○イスラム・マシェフ(ロシア)
 判定
●ホドリゴ・プライア(ブラジル)

<ライト級>
○ダウド・シャイカエフ(ロシア)
 2R 3分33秒 TKO
●バイザット・ハフホフ・(ロシア)

<フライ級>
○イムラン・ブクエフ(ロシア)
 1R 4分26秒 リアネイキドチョーク
●アルテム・キリチェンコ(ウクライナ)

<ライト級>
○アインディ・ウマハノフ(ロシア)
 2R 0分44秒 TKO
●ジャラベク・ティバエフ(キルギス)

<ライトヘビー級>
○バルタス・アグナエフ(ロシア)
 1R 0分26秒 TKO
●アレクセイ・シドレンコ(ロシア)

<ミドル級>
○ヘネ・ペッソア(ブラジル
 2R 3分14秒  リアネイキドチョーク
●バイサンクル・バキトフ(ロシア)

<ミドル級>
○フセイン・クシャゴフ(ロシア)
 判定
●ミハイル・ドルゴフ(ロシア)

<バンタム級>
○ザミール・アリプシェフ(ロシア)
 2R 4分35秒
●アントニオ・ホベウト(ブラジル)