ファビオ・チェラントが新王者!LFA 99+ダニー・サバテーロ王座防衛!オリヴィエ・ムラッド新王者Titan FC 67


(C)LFA

 2月12日(現地時間)にカンザス州パークシティで『LFA 99: Dennis vs. Cherant』が開催された。
 このLFA(Legacy Fighting Alliance)は、アクセスTVで全米に生放送されていたレガシーFCとRFAが合併された新団体である。レガシーFCのミック・メイナード社長が2017年よりUFCのマッチメーカーに就任する事になり、それに伴い同じアクセスTVで生放送されていたRFAと合併となった。共に全米で生放送されていた為、北米中堅MMA団体でも注目度が高く、レガシーFC、RFA共に王者になるとUFCやベラトールというメジャー団体との契約出来る事が多く登竜門的な大会であったが、現在ではUFCファイトパスで生放送されるようになり、王座に就いたものはUFCと契約を勝ち取るケースが増えてきている。
 今大会のメインはライトヘビー級王座決定戦で、マイロン・デニスとファビオ・チェラントで争われた。下馬評ではややデニス有利だが、ほぼ拮抗している。試合はチェラントがスタンドでプレッシャーをかける展開でスタートしたが1R終了直前にデニスがテイクダウンに成功しパウンド連打。その後は両者がスタンドで一進一退の攻防となり、ややチェラント優勢という形となった。共にテイクダウンを成功させる場面も見せるが、すぐに立ちあがってしまいスタンドでの攻防が続き、試合は判定にもつれ込む。両者、疲れ切った中、前に出ていたチェラントが判定勝ち。チュラントが新王者に輝いた。死力を尽くしたチュラントは判定を聞くと感極まって泣き出し、勝利者インタビューでも涙を流して遂に悲願の王者になった喜びを噛みしめUFCとの契約を熱望した。

■ LFA 99: Dennis vs. Cherant
日時:2021年2月12日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国カンザス州パークシティ

<ライトヘビー級王座決定戦>
○ファビオ・チェラント(米国)
 判定
●マイロン・デニス(米国)

<ライト級>
○ブラント・ムーア(米国)
 判定
●アゴ・フスキッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

<フェザー級>
○フェルナンド・パディージャ(メキシコ)
 判定
●ネイト・リチャードソン(米国)

<ミドル級>
○コディ・ブランデージ(米国)
 3R 0分39秒 肩固め
●ジョセフ・クロプショット(米国)

<女子フライ級>
○フオーレ・アニ(米国)
 判定
●ヴァレリー・ソト(ポリネシア)

<ウェルター級>
○ダリアン・ウィークス(米国)
 2R 1分51秒 TKO
●クレイグ・フェアリー(米国)

<ヘビー級>
○トレバー・ウォレス(米国)
 1R 0分58秒 TKO
●シーザー・グティエレス(米国)

<女子フライ級>
○ゲリカ・トリアス(米国)
 3R 0分56秒 TKO
●クウェイヒ・ウォレス(米国)

<フライ級>
○マニュエル・メディーナ(米国)
 1R 1分09秒 三角締め
●チェンシー・ウィルソン(米国)


(C)Titan FC

 2月12日(現地時間)にフロリダ州マイアミで『Titan FC 67: Sabatello vs. Blackshear』が開催された。
 UFC、ベラトール、PFLに次ぐ北米第4のメジャー団体となっているタイタンFCは全米生中継だけでなく、UFCファイトパスでも中継されている。その為か、UFCの大会と同日同時刻に重ならない様に開催されるようになった。一応、他団体ではあるが、ベラトールの様にUFCと敵対している訳ではなく、協力体制という感じだ。
 今大会はバンタム級とフェザー級の二階級の王座戦が行われた。メインではバンタム級王座戦で、王者ダニー・サバテーロがダモン・ブラックシェアーの挑戦を受けることになっていたが、ブラックシェアーが前日計量で体重オーバーで落とせなかった為、王者が勝利した場合は防衛戦となり、挑戦者が勝利しても体重オーバーしているので王座は移動しないルールとなった。試合は、サバテーロがしつこいテイクダウンでグランドで上を奪って圧倒。3Rには肩固めを極めかける場面もあり文句なしの判定で王者が勝利となり、王座防衛を果たした。
 フェザー級王座決定戦はムハマジョン・ナミモフとオリヴィエ・ムラッドで争われ、下馬評ではナミモフが有利となっていたが、接戦の末、下馬評を覆し最終ラウンドをとったムラッドが判定勝ちで新王者に輝いた。

■ Titan FC 67: Sabatello vs. Blackshear
日時:2021年2月12日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ 

<バンタム級王座タイトルマッチ>
○ダニー・サバテーロ(米国/王者)
 判定
●ダモン・ブラックシェアー(米国/挑戦者)※減量失敗で勝利しても王座移動なし

<フェザー級王座決定戦>
○オリヴィエ・ムラッド(ハイチ)
 判定
●ムハマジョン・ナミモフ(タジキスタン)

<バンタム級>
○アルベルト・モンテス(ベネズエラ)
 1R 2分01秒 アナコンダチョーク
●リッチー・サンティアゴ(米国)

<ウェルター級>
○ディラノ・テイラー(米国)
 判定
●ルイス・ゴンザレス(米国)

<女子バンタム級>
○イヴェリン・マルチンス(ブラジル)
 判定
●メリッサ・クローデン(カナダ)