10日、新日本プロレスが広島ビッグマッチ2連戦の初日大会を開催した。
メインは「高橋ヒロムvs.SHO」IWGPジュニア戦となる。翌日のIWGPヘビー級戦といやがおうにも対比されるであろう一戦は、エンドレスのスタンドでのエルボー合戦で幕開け。直後の場外での鉄柵打ちつけ合いも含めた意地の張り合いまでで5分が経過した。おりしも2月8日から「第3次 新型コロナ感染拡大防止集中対策」期間に突入した広島県では、イベントが「21時まで」制限に緩和されたばかり。“安心”して繰り広げられた熱闘は35分を超えて決着した。
防衛したヒロムを襲撃しようとエル・ファンタズモが入ってくると、ヒロム側からはBUSHIが入り、さらにファンタズモ側の石森太二がリングインする。動きを察知したヒロムは、ファンタズモのスーパーキックをギリギリ回避する。これを解説席で見ていた棚橋弘至は“体重を絞ってヒロムと対戦する”仰天プランを口にしつつ、「最近『乱入』が悪しきトレンド」と現状にチクリ。新日本のあるべき姿への思いを吐露した格好となった。マイクでIWGPジュニアへの次期挑戦者に名乗りを上げたファンタズモに対して、ヒロムはジュニアタッグ挑戦を交換条件として提示している。
■ 新日本プロレス THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA
日時:2月10日(水)18:00
会場:広島・広島サンプラザホール 観衆1,135人(主催者発表)
<第1試合>
金丸義信
エル・デスペラード
○鈴木みのる
8分01秒 逆片エビ固め
●上村優也
ゲイブリエル・キッド
辻陽太
<第2試合>
○BUSHI
11分08秒 エムエックス⇒片エビ固め
●マスター・ワト
<第3試合>
YOSHI-HASHI
後藤洋央紀
石井智宏
オカダ・カズチカ
○矢野通
12分08秒 横入り式エビ固め
●高橋裕二郎
エル・ファンタズモ
石森太二
ジェイ・ホワイト
EVIL
<第4試合>
SANADA
○内藤哲也
11分02秒 デスティーノ⇒片エビ固め
●本間朋晃
飯伏幸太
<第5試合/IWGPタッグ選手権試合>
[第88代王者]
タンガ・ロア
○タマ・トンガ
29分08秒 反則
●タイチ
ザック・セイバーJr.
[挑戦者]
※トンガ&ロアが初防衛に成功
<第6試合/IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●SHO
35分38秒 TIME BOMBII⇒片エビ固め
〇高橋ヒロム
[第88代王者]
※ヒロムが初防衛に成功
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