ケニー・オメガがインパクト初試合で勝利!Impact Wrestling Hard To Kill 2021

(C)TNA

 1月16日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling Hard To Kill 2021』が放送された。
 今大会のメインには遂に現AEW世界王者であるケニー・オメガがインパクト・レスリングが初試合を行った。タッグパートナーは現インパクト世界タッグ王者であり、かつてバレットクラブで組んでいた盟友ザ・グッド・ブラザーズ(ドグ・ギャローズ、カール・アンダーソン)だ。対するのは現インパクト世界王者リッチ・スワンとモーターシティ・マシンガンズだったのだが、大会直前にアレックス・シェリーが怪我で欠場となり、代わって現TNA世界ヘビー級王者でスワンと王座統一戦を行う事が決定している怪物ムースがチームに加わることとなった。
 上記の通り、スワンとムースは現在、抗争中なので、この二人が上手くチームとしてやっていけるのかが試合前から不安視されていた。当然、ムースは試合前からスワンは信用できないとバックステージで口論。更にオメガについているドン・キャリスがムースにオメガ側につく様に交渉にくるなど不穏な状況となる。
 そんな中で、オメガはバレットクラブのシャツを着て入場。試合は危惧されたスワン軍の連携も上手くいっており、スワンとムースが連携技を見せオメガからフォールを狙うという展開まで見せた。だが最後は乱戦の中、オメガがスワンに片翼の天使を決めてフォール勝ち。現インパクト世界王者から直接フォールを奪ってオメガがインパクト・レスリング初試合で満点の結果を出した。

 現在、延々と抗争が続くサミ・キャラハンとエディ・エドワーズが遂に有刺鉄線デスマッチで決着をつけることとなった。キャラハンはケン・シャムロックと組んでエドワーズに肉体的、精神的に攻撃を続けており、煮え湯を飲まされているエドワーズはここで復讐を果たしたいところだ。リングに有刺鉄線ボードが置かれて試合がスタート。ハードコア戦が得意なキャラハンが有刺鉄線を利用してエドワーズを痛めつけるという展開が続く。だが、地力のあるエドワーズも必死で反撃し、壮絶な試合となった。キャラハンが有刺鉄線に向かってエドワーズをパイルドライバーを決めれば、エドワーズも椅子越しのボストンにーパーティーを決めるがそれでもお互い、フォールを許さない。しかし最後はエドワーズが有刺鉄線にキャラハンをエメラルドフローションで叩きつけてフォール勝ち。遂にエドワーズがキャラハンに復讐を果たしたのだった。

 インパクト世界タッグ王座を失い、パートナーのジョシュ・アレキサンダーとの関係が悪化したイーサン・ペイジが、なんと自分の別人格であるカラテマンとシングルマッチを行った。試合は世界中で場面が切り替わって行われ、最後はカラテマンがペイジの心臓を鷲掴みでもぎ取ってしまいペイジ死亡。ペイジは自分の別人格カラテマンに敗れて命も失ってしまった。

 またエース・オースチンが自分が試合が組まれていないのを不満だとアピールすると、そこにWWEではザック・ライダーとして活躍していたので有名なAEWのマット・カルドナが現れてシングルマッチを行った。試合はオースチンのセコンドのマッドマン・フルトンが乱入しカルドナの反則勝ちとなったが、この試合もサプライズだった。

 前インパクト世界王者のエリック・ヤングが元全日本プロレス三冠ヘビー級王者であるジョー・ドーリングを連れてインパクトレスリングを席捲しており、遂にザ・ディーナーズを仲間割れさせ、コーディー・ディーナーを洗脳して暴れまわっている。これを討伐に立ちあがったのがECWレジェンドであるライノ、トミー・ドリーマーで、カズン・ジェイクと組んで6人タッグマッチで激突した。ハードコアありのオールドスクールルールだけに凶器も飛び出す激しい展開となったが、画鋲がリングにまかれるとドーリングがECWレジェンド達を蹴散らし、最後はヤングが必殺のパイルドライバーでジェイクを仕留めてフォール勝ち。ハードコアレジェンド達にハードコアマッチで勝利したヤングらは怪気炎をあげた。

 その他、王座戦が次々と組まれXディビジョン王座戦はマニックが王座防衛、ノックアウト王座戦はデオナ・パラッツォが王座防衛、ノックアウトタッグ王座決定戦はキエラ・ホーガン、ターシャが新王者となった。

■ Impact Wrestling Hard To Kill 2021
日時:2021年1月16日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル

<6人タッグマッチ>
○ケニー・オメガ、ドグ・ギャローズ、カール・アンダーソン
 ピンフォール
●リッチ・スワン、クリス・セイビン、ムース

<有刺鉄線デスマッチ>
○エディ・エドワーズ
 ピンフォール
●サミ・キャラハン

<シングルマッチ>
○カラテマン
 TKO
●イーサン・ペイジ

<ノックアウト王座タイトルマッチ>
○デオナ・パラッツォ(王者)
 サブミッション
●タヤ・ヴァルキリー(挑戦者)

<Xディビジョン王座タイトル3WAYマッチ>
○マニック(王者)
 ピンフォール
●ロヒット・ラジュ(挑戦者)
クリス・ベイ(挑戦者)

<シングルマッチ>
○マット・カルドナ(ザック・ライダー)
 反則
●エース・オースチン

<ノックアウトタッグ王座決定戦>
○キエラ・ホーガン、ターシャ
 ピンフォール
●ハボック、ネヴェア

<オールドスクール6人タッグマッチ>
○エリック・ヤング、コーディー・ディーナー、ジョー・ドーリング
 ピンフォール
●カズン・ジェイク、ライノ、トミー・ドリーマー

<タッグマッチ>
○ディケイ(ローズマリー、クレイジー・スティーブ)
 ピンフォール
●テニール・ダッシュウッド、カレブ

<シングルマッチ>
○ブライアン・マイヤーズ
 ピンフォール
●ジョシュ・アレキサンダー


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