エルダル・エルダロフがTKO勝利で王座防衛!BRAVE CF 46


(C)Brave CF

 1月15日(現地時間)にロシア連邦ソチで『BRAVE CF 46』が開催された。
 Brave CFは2016年9月23日にシェイク・ハリド・ビン・ハマッド・アル・ハリファ王子(バーレーン王国)によって設立されたMMA団体。元々はハリファ王子が設立したバーレーン最大のMMAチーム『KHK MMA』を母体として生まれている。豊富な資金で世界各国のファイターを参戦させ、定期的に大会を開催している。
 今大会のメインではスーパーライト級王座戦が組まれ、王者エルダル・エルダロフがレオナルド・マフラの挑戦を受けた。ロシアとバーレーン国籍の王者であるエルダロフが外敵を迎え討つという形になっており、挑戦者マフラは元UFCであるが下馬評は当然、王者エルダロフ。会場もエルダロフに大声援、マフラにブーイングという形だった。しかし、試合はマフラがスタンドでプレッシャーをかけて前に出てエルダロフが下がる展開となる。それでも1Rの最後にエルダロフがテイクダウンを奪い、マフラがすぐに立ち上がるも金網際でエルダロフがパンチラッシュ。更に再びテイクダウンでパウンドを落としてラウンドが終了した。この最後の攻防でマフラの右目の上がぱっくりと裂け出血が止まらず、ドクターからのストップがかかり、エルダロフが逆転のTKO勝利。見事な逆転劇にエルダロフも興奮し、金網によじ登って観客にアピール。エルダロフが王座防衛を果たした。
 セミファイナルでは元UFC戦士であるアリ・バガウティノフが同じロシア人戦士のオレッグ・リチコヴァカと対戦。こちらは下馬評の通り、バガウティノフが判定勝ちを納めている。

■ BRAVE CF 46
日時:2021年1月15日(現地時間)
会場:ロシア連邦ソチ

<スーパーライト級王座タイトルマッチ>
○エルダル・エルダロフ(ロシア/バーレーン/王者)
 1R 5分00秒 TKO
●レオナルド・マフラ(ブラジル/挑戦者)

<59.5キロ契約>
○アリ・バガウティノフ(ロシア)
 判定
●オレッグ・リチコヴァカ(ロシア)

<67キロ契約>
○ロマン・ボガトフ(ロシア)
 判定
●ナルザン・アキシェフ(カザフスタン)

<ヘビー級>
○コンスタンチン・エローヒン(ロシア)
 2R 0分38秒 TKO
●ジルガルベク・チョモノフ(キルギス)

<68キロ契約>
-マゴメド・アブドゥサラモフ(ロシア)
ノーコンテスト
-アンドレイ・レザネフ(ウクライナ)

<71キロ契約>
○アブディサラム・クバチニエフ(キルギス)
 2R 2分05秒 リアネイキドチョーク
●ジャホンギル・セイジャモロフ(タジキスタン)