NXTダスティ・ローズ男女タッグ杯AコールRストロングがブリザンゴ突破

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 ショッツイ・ブラックハートとキャンディス・レラエのシングル戦から。ここは姉御格にして子分のインディー・ハートウェルのいるキャンディスがコーナーからの回転式ネックブリーカーを決めるケツだが、ショツィはエンバー・ムーンをパートナーに今年から男女両方となったダスティ・ローズ(旧日本表記ローデス)杯タッグ・トーナメントでの巻き返しを誓った。
オープニングとして掴みはバッチリである。


 ”プリンス”フィン・ベイラーはモテモテか。ピート・ダンに、現タッグ王者のオニー・ローカン&ダニー・バーチが袋叩きに来たかと思えば、お返しに顎をやられたカイル・オライリーのリベンジを狙うアダム・コール&ロデリック・ストロングもいる。


 ダスティ杯1回戦の最初に組まれたのはリバプールNo.1のGYV(グリズルド・ヤング・ベテランズ=ジェームス・ドレイク&ザック・ギブソン)とEVER-RISE(マット・マーテル&チェイス・パーカー)のタッグ屋対決から。ここはマーテルがチケット・トゥ・メイヘムに沈んだ。


 ジョニー・ガルガノとデクスター・ルミスのシングル戦は、当然オースチン・セオリーがちょっかいを出してガルガノ勝利となるも、KUSHIDAが抱き付き式ホバーロックでタップさせてNXT北米王座に宣戦布告する展開に繋がる。


 ダスティ杯1回戦、アイゼア”SWERVE”スコット&ジェイク・アトラス組の対戦相手はMSKとだけ発表されていたのだが、他団体Impact Wrestlingから採用されてザ・ラスカルズから名前変えたナッシュ・カーター&ウェス・リーであり、この黒人・白人組はNXTの秘密兵器である。デビュー戦でいきなり凄い試合でインディー界のベテラン組に勝利した。今回のダスティ杯は隠し玉も用意されていることになる。


 格闘戦士に変身したザイア・リーは、名前の紹介すらないjobberにパンチとキックの2発だけでKO勝利。謎のマスターの指令でさらに痛めつけもやっていた。


 番組トリはダスティ杯1回戦で、アダム・コール&ロデリック・ストロングのアンディスピューティド・エラ組に、ブリザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ)の激突するメイン。ダイナミックな展開で派手に魅せてくれる。

 但し、ピート・ダン&ローカン&バーチが介入してきてセコンドのカイル・オライリーの頭を蹴ったら、口中切って血を流していた。宿敵だが尊敬もしていると布石になるマイクやっていたフィン・ベイラーが救出も、返り討ちに合うという場外戦も賑やかに。

 コールのスーパーキックでファンダンゴが沈むケツなのだが、最後の絵はまるで試合に勝ったかのようなピート・ダン一味なのだった。

 今週の平均視聴率だが、まず現地はトランプ弾劾訴追のニュースがあり、来週はバイデン大統領の就任式である。あまり数字を深読みしても大局を見誤ることになるが、AEWは約10万人増の762,000、NXTは9万人減の551,000がSHOWBIZ DAILYから出ている。両者の差が開いた格好にはなるが、本誌見解としてはLIVE中継NXTの方が充実していたのではなかろうか。

■ WWE NXT
日時:1月13日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド キャピタル・レスリング・センター

◆KUSHIDAが襲撃した北米王者ガルガノ見下ろし仁王立ち「次の挑戦者はこの俺だ!」

 KUSHIDAが次週のダスティ・ローズ タッグチームクラシック1回戦で対戦するNXT北米王者ジョニー・ガルガノを襲撃して王座挑戦を表明した。王者ガルガノ(with オースティン・セオリー)が得意のイラストで挑発するデクスター・ルミスとノンタイトル戦で対戦。両者白熱の攻防を展開したが、終盤にガルガノがルミスに必殺のサイレンスを決められると、セコンドのセオリーの介入でピンチを脱したしたガルガノがスクールボーイでルミスを丸め込んで勝利を収めた。
 試合後にはルミスがセオリーに襲い掛かるとガルガノがパイプ椅子を持ち出してたが、そこへKUSHIDAが現れて背後からガルガノを襲撃。KUSHIDAはセオリーにマサヒロ・タナカを叩き込み、ガルガノには飛び付きホバーボードロックで痛めつけると「次の挑戦者はこの俺、KUSHIDAだ」と王座挑戦を表明して仁王立ちした。

 KUSHIDA&前NXT北米王者レオン・ラフ対ガルガノ&セオリーのダスティ・ローズ タッグチームクラシック1回戦が行われるNXTは日本時間1月22日(金)にWWEネットワークで配信される。

◆王者ベイラーとアンディスピューティッド・エラがピート・ダン&タッグ王者ローカン&バーチと襲撃合戦

 NXT王者フィン・ベイラーがリングに登場すると「まだ俺はNXT王者だぞ」とカイル・オライリー相手の王座戦防衛成功を振り返りながら未知なる次の挑戦者を挑発した。するとそこへブルーザー級ピート・ダンがNXTタッグ王者オニー・ローカン&ダニー・バーチと共に現れると「お前は列に並べと言ったが、もう待っていられない」と王座挑戦をアピール。これに王者ベイラーがダンを蹴り飛ばして襲い掛かったが、ベイラーは3人がかりの反撃で劣勢となると、オライリーを筆頭にアンディスピューティッド・エラがベイラーの救援に現れてダンら3人を追い払った。
 さらにメイン戦ではアンディスピューティッド・エラ(アダム・コール&ロデリック・ストロング)がブリザンゴ(ファンダンゴ&タイラー・ブリーズ)とダスティ・ローズ タッグチームクラシック1回戦で激突すると、試合途中にダンら3人が突如現れてセコンドのオライリーを襲撃。ベイラーがすかさず救援に現れるがオライリー共々KOされて返り討ちにされてしまう。試合はコールがファンダンゴにカウンターのスーパーキックで勝利を収めてアンディスピューティッド・エラがトーナメント2回戦進出を決めた。


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