(C)TNA
11月17日（現地時間・放送日）に『Impact Wrestling』が放送された。
今回の放送では現インパクト世界王者のリッチ・スワンが、盟友ザ・ラスカルズの残りのメンバーと二対二でのタッグマッチを行った。ザ・ラスカルズはインパクト・レスリングを離れる可能性が高く、送別試合という形だ。もちろん、仲間だった四人だけに遺恨がある訳ではなく試合前には四人でダンスして、純粋にレスリングを競うという珍しいカードとなった。とはいえ四人がスピーディーに動き回るので、なかなかフォールを奪う展開にならない。そんな中、王者の意地を見せたスワンが最後はフォールを奪って勝利。そして試合後も四人は抱き合って健闘を讃え合い、コスチュームをリングに置いて、控え室に戻った後でも抱き合っていた四人だったが、そこにいきなりサミ・キャラハンとケン・シャムロックが襲い掛かった。試合で疲れ切った四人をノックアウトしたキャラハンは、まだ王座返り咲きを狙っているようだ。
また番組冒頭では現TNA世界ヘビー級王者ムースが、抗争中のウィリー・マックと反則が許可されたノーDQマッチで激突。イーサン・カーター三世との抗争に一応の区切りを見せたムースが次に抗争をスタートしたのはマックで、黒人の大男二人の肉弾対決は迫力満点。ただ、ムースはマックに対し怒り狂っており、最後はダウンしたマックに執拗に肘打ちを叩き落としマックが失神。レフェリーがストップし、ムースが圧勝した。
更にスイサイドとジオの試合中に、エリック・ヤングがジョー・ドーリングを連れて現れ、リングの二人をドーリングが一掃。ヤングはこれが現実だと元全日本プロレス三冠王者であるドーリングと共にインパクト・レスリング制圧に動き出した。今後のインパクト・レスリングから目が離せないだろう。
■ Impact Wrestling
日時：2020年11月17日（現地時間・放送日）
場所：アメリカ合衆国会場非公開
＜タッグマッチ＞
○リッチ・スワン、トレイ・ミゲル
ピンフォール
●デズモンド・エグザビエ、ザッカリー・ウェンツ
＜シングルマッチ＞
○ヘルナンデス
ピンフォール
●ファラー・バー
＜KOタッグ王座決定トーナメント一回戦＞
○ハボック、ネバー
ピンフォール
●テニール・ダッシュウッド、アリーシャ・エドワーズ
＜シングルマッチ＞
○ブライアン・マイヤーズ
ピンフォール
●クレイジー・スティーブ
＜シングルマッチ＞
-スイサイド
ノーコンテスト
-ジオ
＜ノーDQマッチ＞
○ムース
KO
●ウィリー・マック
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