2021年お正月絵巻&新年の誓い!ケン・片谷『メシとワセダと時々プロレス』69

お正月色々。新年の様子
仕事始め『New Year Pro-wrestling Festival 2021』
お正月限定? がんじがらめ“なんちゃって”ジャパニーズレッグロールクラッチホールド
新春バトルロイヤル優勝! 大隈重信候百回忌法要
2021新年の誓い!

 ちょっと遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
 皆さんは、どんなお正月を過ごされましたか? オイラは、多忙を極めたわけでもなく、寝正月でもなく…特にいつもと変わらない毎日でした。

 昨年、一昨年と大学の卒業論文に追われ、いつ年が越したのかも分からないようなお正月だったので、今年は少しお正月らしいことをしたいと思っていました。ところが、ふたを開けて見ると何一つお正月らしいことはせず、平凡な毎日を送るだけでした。
 若い頃は、大晦日の夜友達と飲み明かしたりすることもありました。しかし、この歳になると友達の大半は家庭を持ち家族優先のお正月。ましてやコロナ禍のご時世、誰も遊んでくれる人なんていません。

 やっぱり独り暮らしはダメですねぇ。強がって“独身貴族(古っ!)”を気取っていても、寂しいことの方が圧倒的に多いです。独り者にとって、クリスマスからお正月にかけての一週間が一年の中で最も辛い。街はイルミネーションできらびやかに飾られ、行き交うのは家族連れやカップルばかり…。自分一人だけが世間からつまはじきに遇ったような気分に陥ります。
 思えば、おせちもお雑煮も…もっと言えばクリスマスのチキンもケーキももう何年食べていないでしょう。

グレート雑魚戦より

 実は、オイラはお餅が大好物なんです。子供のころはお餅なんて暮れから正月にかけてしか売っていませんでした。ところが、オイラが中学生の頃に真空パックの切り餅が発売されたのです。切り餅が3個ずつ真空パックされ、それが3セット入った“あれ”です。当時は、今よりずっと高価な品だったと思いますが、常にオイラは親にせびっていました。ついには我が家に常備されることになり、毎朝朝ごはんにそれを食べていたのです。
 当時ガリガリだったオイラは、その頃からメキメキ肉が付きはじめました。もしかしたら、それはお餅効果だったのかもしれません。つまり、今のケン・片谷の肉体は、餅で作られていると言っても過言ではないのです(笑)!

仕事始め NYPF2021参戦

 そんなこんなで三が日をダラダラと過ごし、迎えた4日、今年初めての試合に臨みました。
 1月4日といえば、新日本プロレスの東京ドーム大会の代名詞となっています。また、お隣の後楽園ホールでは、プロレスリングノアの“裏イッテンヨン”が盛況だったようです。
 そして、さらに裏となる『NYPF (New Year Pro-Wrestling Festival)』が巣鴨の闘道館で行われました。あれ? “裏の裏”だから実はこっちが表なのかもしれないなぁ(笑)。


●ケン・片谷(外道クラッチ)KEITA in THE House ○

 2021年闘い初めは、KEITA in THE House こと矢野啓太選手とのシングルマッチでした。
 お互いアマチュアレスリングの出身なので、前半はグランドレスリングの応酬に徹しました。中盤からオイラが打撃技でオーバー。矢野選手は額を割って防戦一方となりました。

 トドメとばかりに、久しぶりに得意技の『がんじがらめ』(トップ画像)まで出し、“勝利はもらった”と思った次の瞬間、オイラに隙ができたのかもしれません。あっという間に外道クラッチに丸め込まれました。オイラは何とかカウント2.9で肩を上げたのですが、レフェリーはカウント3つを叩き試合終了を告げるゴングが打ち鳴らされました!
 これにはオイラも猛抗議をしましたが、疑惑の判定は覆らず・・・。

 2021年の初戦は、残念ながら黒星スタートとなってしまいました。

<新春お年玉バトルロイヤル(6名参加)>

○ケン・片谷(ジャンピング・パイルドライバー⇒体固め)ザ・グレート雑魚●
※退場順 松崎和彦、ヤマダマンポンド、マッチョ・マイケルズ、KEITA in THE House

 全選手参加のバトルロイヤル。メインの松崎戦で負傷(?)したサバイバル飛田に代わり、レフェリーのザ・グレート雑魚が急遽参戦することになりました。
 “御大”松崎和彦選手が最初に消えると、立て続けにヤマダマンポンドとマッチョ・マイケルズが退場。残るはKEITA in THE House、雑魚、そしてオイラの3人となりました。

 KEITA in THE Houseがうつ伏せになったのを見て、 オイラはここはチャンスとばかりに咄嗟にジャパニーズレッグロールクラッチホールドを狙いました! 最近ではあまり見なくなりましたが、かつて猪木さんや藤波さんが得意とした押さえ込み技です。
 きれいに決まれば最高のフィニッシュホールドになるのですが、慣れないことをするものではありません(笑)。マットに足を滑らせ(言い訳-笑)、ブリッジがしっかりとできなかったのです!  
 これじゃあ、なんちゃってジャパニーズ・レッグロール・クラッチホールドですね(笑)。それでも何とか3カウントが入り、シングル戦のリベンジを果たすことに成功しました!


 しかし、後から写真を見てみると、実に無様な格好です。ブリッジが崩れ、オイラの両肩もマットに付いているように見えます。Wフォールを取られなかったのが不幸中の幸いでした。

 さぁ、これでオイラとキャリアの浅いザ・グレート雑魚選手との決勝となりました。
 流血で顔面を血だるまにしながら粘る雑魚でしたが、勝負を焦ってイスからのローリングセントーンを自爆したところを、最後は必殺技のジャンピングパイルドライバーで仕留めました!
 最後に残ったのはオイラです! お正月早々バトルロイヤル優勝の名誉を手にしました!

 勝利者賞のお年玉、ビールの詰め合わせを手にご満悦のオイラ。
 こいつぁ春から縁起がいいぜ!

大隈重信候 百回忌法要

 松も明けた1月11日は、早稲田大学の創設者、大隈重信先生のご命日です。大隈先生は、1922年にお亡くなりになったので、今年はちょうど百回忌に当たります。
 毎年ご命日には、護国寺に奉られている大隈先生の墓前に手を合わせています。例年ですと、大学関係者やご親族、そして応援部まで駆け付け法要を行うのですが、今年はこのような事情ですので自粛となったようです。

 実は、大隈先生のお墓は二ヶ所あります。ひとつは、先生ご生誕の地である佐賀県の龍泰寺に。そしてもうひとつは、東京の護国寺にあります。龍泰寺にも、不定期ではありますが年に一度のペースでお参りに行っていますが、佐賀県では“地元の英雄”を讃え、年間を通じてイベントが催されるそうです。

 大隈重信先生は、早稲田大学を作っただけでなく、総理大臣を二度務められたことでも有名です。その他、長きに渡り外務大臣の職にも就いていました。
 常に世界に目を向けてきた大隈先生。現在の世界の危機的状況をどうご覧になっていることでしょうか? 一刻も早く事態が収束するよう、きっと紺碧の空の上から見守ってくださっていると思います。

 大隈先生には生涯子どもはおらず、早稲田大学の学生を自分の本当の子どものように思っていたそうです。つまり、オイラにとっても大隈先生は父親同然。いつも尊敬申し上げております。

2021年 新年の誓い
筆者、松崎和彦、サバイバル飛田、矢野啓太と

 去年の3月に早稲田大学を卒業したものの、世間はコロナ一色。何にも手に付かない日々が過ぎていきました。結局、年が改まっても事態は変わらず。終始怠惰な一年を過ごしてしまいました。

 このままではいけない・・・。
 早稲田大学に入学した時、そして卒業した時、さらなる夢を抱いていたはず。今年は、それを今一度思い出したいと思います。
 その中には、卒業のキャリアを生かして資格の取得、進学も含まれていました。一旦気持ちが途切れてしまうと、仕切り直しはなかなか難しいと思いますが、これらももう一度視野に入れてみようと思います。

また、昨年プロレスデビュー20周年を迎えたものの、コロナ禍で試合数は激減。おまけに網膜剥離の手術によりプロレスの活動がほとんどできませんでした。
しかし、新春のバトルロイヤル優勝で、まだまだやれることを実感! 試合数も徐々に増やしていき、プロレスラーの看板を掲げても恥ずかしくない行動、言動に努めていきたいと思います。

 そのためには健康管理が第一! コロナ太りに加え、入院時の絶対安静期に増えてしまった体重を減らしたい。体重増加は成人病のリスクにも比例するので、年齢を自覚し自重しようと思います。
 体重が落ちれば、長年のウィークポイントである膝への負担も減ります。故障箇所のメンテナンスを怠らず、もう一度体を作り直して自分自身が納得できる試合をしていきたいと思います。

 泣いても笑っても2021年のスタートは切られました。
 コロナに負けない! 自分に負けない! 強い気持ちを持って充実した一年にしていきたいと思います。


 2021年も温かいご声援をよろしくお願いいたします!


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼時短8時終了マット界入場制限-東京ドーム再検証-トランプ弾劾とWWE

[ファイトクラブ]時短8時終了マット界入場制限-東京ドーム再検証-トランプ弾劾とWWE

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’21年01月21日号ノア+武道館3大決戦 BフレンズSEAd 昇HAYATO J緊急事態トランプ JKA