NXTトリはラケル・ゴンザレスEムーン女子戦!FベイラーKクロス復帰

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 番組はプリンスのリングインから。王子フィン・ベイラーの復帰がいよいよ近いことになる。WAR GAMESのリキャップもあった。全員があの凄まじい激闘を振り返るセグメントも途中に挿入されている。はい、紫雷イオのゴミ箱ダイブはクレイジーだと、本人も認めていた(笑)。

 プリンスはモテモテなのだ。ダミアン・プリースト、顎を砕いて病院送りにした張本人カイル・オライリー、WAR GAMESでも凄かったピート・ダン・・・・。

 さらにはあとのセグメントで本人キャリオン・クロスも出てくるとはいえ、ここでは久しぶりにスカーレットが登場。ラバー製の衣装が決まっている。


 ジェイク・アトラスは連敗街道で「AEWからもオファーあった選手なのに」と揶揄されていたんだが、今度は連勝街道のようでなにより。アイゼア”SWERVE”スコットのラ・マヒストラルを切り返してフォール勝ちだ。


 WAR GAMESに出なかったタッグチーム3組を紹介ということなのか、EVER-RISE(チェイス・パーカー&マット・マーテル)、インぺリアムの米国居住組(ファビアン・エイクナー&マーセル・バーテル)、GYV(グリズルド・ヤング・ベテランズ=ジェームス・ドレイク&ザック・ギブソン)が三つ巴戦で激突。構成メンバーからも随所に欧州スタイルも披露出来ていた。

 ようやく入国出来たリバプールの風GYVがEVER-RISEにチケット・トゥ・メイヘムを見舞っていた。


 トニー・ストームがいちゃもん付けていると、イオにエンバー・ムーンも出てきてと、WAR GAMEでの正規軍とヒール組のおさらいでもある。


 トマソ・チャンパvs.キャメロン・グライムス戦にはティモシー・サッチャー先生が観覧席というか・・・。

 それにしてもキャメロン・グライムスは誰とでもイイ試合が出来る。チャンパがウィローズベルを見舞うが、サッチャーとの因縁は続くし、キャメロンは足を極められると。


 ガルガノ一門(キャンディス、ジョニー、オースチン・セオリー、インディ・ハートウィル)のお出ましも。但し、ダミアン・プリーストが出てきたと思ったら、いよいよキャリオン・クロスも登場してダミアンをボコりと、こちらも様々な組み合わせが今後展開されていくようだ。


 ロッカーのある通路でピート・ダンがいきなりキリアン・デインに襲われるところから始まったカードは、前もやっていたものでスイングしている。でっかいのと、小さいが滅茶滅茶厳しい攻めをする野獣の闘いは絵になる。ダニー・バーチとオニー・ローカンが介入してきたかと思えば、キリアンと凸凹コンビのドレイク・マベリックがイス持って出てくる展開に。最後はピートのビターエンドが決まるんだが、こちらも発展マッチメイクが続くだろう。


 番組トリはラケル・ゴンザレスvs.エンバー・ムーンに。やっぱりなと微笑む。本誌が活字に残してきた通りで、ラケルはデカいだけの木偶の坊ではない。尺は貰ったカードだが、ケツは述べるまでもないだろう。

 それでいて、日本の女子プロレスには不可能な、ド迫力のサイズ感が出せるんで女子を国内外フォローしている者には新鮮なのだ。エンバー・ムーンの器用な受けの上手さもあるんだが・・・。
 試合終了後、トニー・ストームが出てきてWAR GAMEの延長でエンバーをさらに痛めつけようとしたその時、リア・リプリーの音楽が鳴るのだ。トップ画像のようにラケル・ゴンザレスとにらみ合い。ゾクゾクさせてくれるのであった。

■ WWE NXT
日時:12月9日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド キャピタル・レスリング・センター

◆王者ベイラーの防衛戦を巡って王座戦線が混迷!

 NXT王者フィン・ベイラーがNXTのオープニングに登場すると「王者が戻ってきたぞ。俺に興味のある奴はリングに来い」と王者の貫禄を示すとピート・ダン、カイル・オライリー、ダミアン・プリーストが次々に現れて王座挑戦を表明した。さらに3人が口論に発展すると、リングを降りたベイラーは「1月6日のNXT:New Year’s Evilで王座防衛戦をするが、挑戦者を決めるのはウィリアム・リーガルGMの仕事だ」と言って立ち去ろうとしたが、突如元NXT王者キャリオン・クロスのパートナー、スカーレットがステージに現れた。

 ベイラーは「言うことを当ててやろう“チックタック”だろ。クロスが準備できているなら、俺も準備万端だ」と王座奪還を狙うクロスへメッセージを残した。さらにリングにいたプリーストも「男らしく俺の前に来い」とメッセージを残すと、その後、番組内でクロスがプリーストを襲撃。クロスはバリケードや入場ゲートに叩きつけると豪快なパワーボムでプリーストをKOした。「NXT:New Year’s Evil」は日本時間1月8日にWWEネットワークで配信される。

◆王者紫雷イオがトニー・ストームと大乱闘「好きじゃないんだよ」

 NXT女子王者紫雷イオが元NXT UK女子王者トニー・ストームとNXTで殴り合いの大乱闘を展開し、エンバー・ムーンのサポートもありイオがトニーにムーンサルトを叩き込んだ。

 バックステージのインタビューでトニーが「ここに来た目的はNXT女子王座だ」と語っていると、そこに現れたイオは「トニーとは特に問題ないけど、好きじゃないんだよ」といきなり暴行を加えて2人はバックステージで殴り合って乱闘に発展。さらにトニーがイオをバリケードに叩きつければ、イオがリングで掌底アッパーやダブル・ニーから止めのムーンサルトを狙うと、これを察知したトニーが場外に回避。しかし、因縁を持つエンバー・ムーンが突如背後から襲撃してトニーをリングに戻すと、最後はイオが必殺のムーンサルトを叩き込んでトニーを黙らせた。

◆KUSHIDAがラフのパートナーに名乗り出てガルガノ&セオリー戦が決定!

 連戦街道をひた走るKUSHIDAがレオン・ラフとタッグを組んでNXT北米王者ジョニー・ガルガノ&オースティン・セオリーと次週のNXTで対戦することが決定した。「NXTテイクオーバー:ウォーゲームズ」で新NXT北米王者となったガルガノとセオリーが「ラフは勇敢で小柄な戦士だ。2対1で対戦でもするか?」とバックステージでラフを挑発。これに王座陥落しているラフが無言でいるとそこへKUSHIDAが現れて「もしタッグパートナーが必要なら、KUSHIDAがいるぞ」と提案。ラフは微笑みながらKUSHIDAと拳を合わせると、次週のNXTでKUSHIDA&ラフ対ガルガノ&セオリーのタッグ戦が決定した。


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’20年12月17日号年間回顧鷹の爪大賞 全日最強 WarGames KオメガSHAQ 藤田S虎 Kカン