RAW王座挑戦AJスタイルズ-Rオートン Kリー-Bラシュリー リドル-シェイマス撃破

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 J-sportsの毎週自動録画をいつものように追っかけ再生で見始めたら、なんか先週のマッキンタイアvs.オートン戦のリキャップからで一瞬、混乱して番組間違えたのかと思った。通常は前日PPV大会『サバイバーシリーズ』のリキャップからだからだ。ああそうか、RAWのマッキンタイアが負けたから、それは見せたくないのかとも納得したんだが、途中くらいのキース・リー登場の前でそのリキャップもやってはいた。


 アンダーテイカーお別れの紹介は前日の分も加えた再編集版。ここでもメタリカの♪Now That We’re Deadが鳴り響いたのである。

 ということで、チーム対抗戦でSmackDownに勝ったRAW組からのリング上だったが、なるほど相手は最後ジェイ・ウーソ一人だけでRAWは一人も脱落してないからと納得。WWE執行役員のアダム・ピアースはMVPはマッキンタイアだと言っていたが本誌も異論ありません。相変わらず自称キャプテンのAJスタイルズが俺が王座挑戦とかやり出して、例によってチーム内は紛糾。ブラウン・ストローマンはピアースに頭突きをかましてしまい、これで予選という流れの前振りとなった。


 試合はニューデイ(コフィ・キングストン&ゼイビア・ウッズ)とハート・ビジネスのシェルトン・ベンジャミン&セドリック・アレキサンダーから。いったんは頭脳戦でカウントアウトの王座防衛で帰ろうとするニューデイにMVPが抗議して、再試合になるという設定に。ここでもウッズが丸め込んでの勝利。前日SmackDownのストリート・プロフィッツに負けているから順当だろう。


 その予選、前日もオーティスとの絡みで目立っていたマット・リドルとシェイマスから。なかなか見ごたえがあった。


 そしてPPV大会の問題カードだと議論を呼んだ、棚ボタ式に生き残っているからと勝者になったラナなんだが・・・。詳細は以下に。


 キース・リーとボビー・ラシュリーの予選は、ここはキースが勝つとは思ったものの、それにしてもずっとプロテクトされているラシュリーは”MVPが殴りかかったからの反則負け”という・・・。ただ、巨大のキースをブレーン・バスターで投げたりするところはやはり凄い。見せ場的にはかの怪力フルネルソンだが、上半身の横幅や首の太さで最後まで両手ロックに行けず、キースが抜けだす場面は絵になっていた。


 番組トリの予選が実況が「レッスルマニア級カード」と力説したAJスタイルズvs.ランディ・オートーン戦。もっとも、最近コメディ系のプロモが目に付くAJだけでなく、オートンがお化けフィーンドに翻弄される展開に。ということでAJ勝利のエンディングであった。

■ WWE RAW
日時:11月23日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド サンダードーム(アムウェイ・センター)

◆予選を突破したAJ、リー、リドルによるトリプルスレットWWE王座挑戦者決定戦が決定

 WWE王者ドリュー・マッキンタイアの次期挑戦者を決めるべく、AJスタイルズ、キース・リー、リドルの3人がWWE王座挑戦者決定戦の予選を突破して次週のRAWで対戦することが決定した。番組オープニングでプロデューサーのアダム・ピアースがPPV「サバイバー・シリーズ」でのチームの活躍を称えると、メンバーからWWE王座挑戦者を決めたいと話した。するとAJスタイルズ、シェイマス、リー、リドルが次々と王座挑戦を主張したが、ブラウン・ストローマンはピアースの発言に怒りだしてヘッドバットをしてしまう。これにピアースがストローマンを会場から追い出して解雇を匂わすと、ボビー・ラシュリー、ランディ・オートンを含めた挑戦者決定戦の予選3試合を行うと発表した。

 1試合目のリドル対シェイマスではリドルが隙をついた丸め込みで予選突破すると、ラシュリー対リーではMVPが乱入したことでリーが反則裁定で勝利。メイン戦となったAJスタイルズ対オートンでは終盤に突如“ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアットが現れてオートンを威嚇すると、AJスタイルズが動揺したオートンにフェノメナール・フォアアームを決めて試合に勝利した。この結果、次週のRAWではAJスタイルズ、リー、リドルによるトリプルスレットWWE王座挑戦者決定戦が決定した。

◆王者アスカ&“最弱”ラナがWWE女子タッグ王者に勝利!

 RAW女子王者アスカが“最弱”と言われるラナとタッグを組んでWWE女子タッグ王者シェイナ・ベイズラー&ナイア・ジャックスと対戦し、アスカが丸め込みでシェイナから3カウントを奪って勝利した。アスカは前日のPPV「サバイバー・シリーズ」の5対5エリミネーション戦で出番のないまま勝ち残ったラナに会うと、「ラナ、私と王座戦を戦いたいんだって? 私、チャレンジ好きだから受けてあげる」と話して挑戦を躊躇するラナとの対戦を無理やり促して結局は対戦決定に。しかし、ラナを執拗にいじめるWWEタッグ王者シェイナ&ナイアがゲスト解説する中で試合が始まると、アスカが挑発をしてくるシェイナ&ナイアにペットボトルの水をぶっかけて大乱闘。さらにラナがアスカをピンチから救出すると、アスカ&ラナ対シェイナ&ナイアのタッグ戦に発展した。

 タッグ試合ではラナがナイアのクローズラインやシェイナの関節技に捕まって防戦一方となったが、何とか交代したアスカがダブル・ニーやヒップアタック、シャイニング・ウィザードとシェイナに猛攻を仕掛けた。一方のシェイナも強烈なヒザを放ってアスカに反撃すると、場外ではナイアがラナを捕まえてショルダータックルを放つも、これをラナにかわされて解説席に誤爆。すると今度はシェイナがラナをキリフダクラッチで捕まえてピンチとなったが、ここでアスカが背後からシェイナをスクールボーイで丸め込んで勝利した。

◆“小悪魔”アレクサが元盟友ニッキーを騙してシスター・アビゲイル葬

 “ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアットに洗脳された“小悪魔”アレクサ・ブリスが元盟友&パートナーのニッキー・クロスと対戦した。ファイアフライ・ファンハウスに登場したワイアットが「フレンドシップは良いものではない。今日の相手ニッキーのようにね」とアレクサに言って試合が始まると、ニッキーは「何が問題なんだ?」とアレクサに叫びながらクローズラインやストンプ連打で攻め込んだ。これに対して不敵に笑っていたアレクサだったがニッキーの強烈なクロスボディを食らうと突如泣き出してリングに崩れ落ちてしまう。

 さらにアレクサが「ごめんなさい」と泣きながらニッキーに抱き着くと、突如豹変して油断したニッキーをシスター・アビゲイル葬。まるでホラームービーのような心理戦を仕掛けたアレクサが元盟友ニッキーを撃破すると、再び不敵に笑いながらリングを後にした。


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▼感謝祭サバイバーシリーズ最後のお別れテイカーと勝敗不問booking

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’20年12月03日号Rizin大阪 Assemble 全日最強 サバイバー墓堀人終幕 爆笑島 修斗JKA