エディ・ゲレロに捧ぐミステリオのフロッグ・スプラッシュ救世主撃墜!

©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.


 非公式試合ってなんやねんという気もするが、ブランド分けの意味を形骸化して今回のSmackDownにはドリュー・マッキンタイアが登場。ベルトを失ってもトップのままというのを地上派FOXしか見てない大衆もいるから、プロテクトされたままであることを広くアピールしたことになるが、悪く評するならSmackDown-RAWの所属分けには大きな穴が開いていることをWWEが認めた回ではあった。


 サミ・ゼインが「インターコンチ防衛戦をやれと言われたのは夜7時、開始の1時間前」と文句言いながら登場は恐らくガチ(笑)。例によってギリギリまで台本書き直しやってたんだと推定されるが、アポロ・クルーズ戦はリング下の鉄骨に紐で巻き付けてカウントアウト勝ちと。US王者ボビー・ラシュリー戦が決まっているのに、あっちはラシュリーがプロテクトされて連勝中だが、こっちはちっともプッシュされてなかったから。但し、アポロ・クルーズの扱いは・・・。


 サーシャ・バンクスが出てこないとSmackDownになりません。

 前週に続いて赤のカーメラが・・・ただ、試合ではなかった。単なる顔見世。


 オーティスは中途半端な扱いになっているんだが、職人ドルフ・ジグラー先生がなんとか輝かせているのであって・・・。

 そりゃスプラッシュで勝つんだが、終わってからショーティGからチャド・ゲイブルになったゲイブル師匠が、アルファ・アカデミーとかで「俺が特訓してやる」とやっていた。


 目玉はミステリオとセス・ロリンズの最終対決。大河ドラマ、もっとひっぱるかとも思ったが・・・

 11月13日はエディ・ゲレロの命日から15年。マーフィーがミステリオ側について亡き友に捧げるフロッグ・スプラッシュが決まりhappy endingに。


 女子の『サバイバーシリーズ』選抜予選、ナタリアが前週にシャープシューター決めて勝ったのは私だと文句つけて、最初はタミーナ、リブ・モーガン加えた3way戦と発表されて、そこに割り込んできたのがNXTに5月まで出ていて消えていたチェルシー・グリーンだ。急遽フェイタル4wayとなり、実況は日本でも活躍したとチェルシーを紹介してたんだが・・・。

 ところが開始早々、チェルシーが場外に落とされた際に左手首を折ってしまい試合から消える。恐らくチェルシーが勝つ予定だったと思われるが、試合は何事もなかったかのように3wayで進行して棚ボタ式にリブ・モーガンがタミーナにフェイスバスター見舞って勝利と。

 ロバート・ストーン・ブランドを飛び出して、せっかくのSmackDown初登場だったのに不運としか。


 そしてシングルとして売り出されているジェイ・ウーソが、RAWのドリュー・マッキンタイアと闘うことに。詳細は以下に譲るが、番組最後の絵はローマン・レインズとの対峙であった。

■ WWE SmackDown
日時:11月13日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド サンダードーム(アムウェイ・センター)

◆ユニバーサル王者レインズとWWE王座戦を控えるマッキンタイアが火花を散らす睨み合い

 ローマン・レインズ(with ポール・ヘイマン)が番組のオープニングに登場すると、「サバイバー・シリーズではジェイ・ウーソがチームSDを勝利に導き、俺が格下の王者ランディ・オートンを倒すことになる」とPPVの王者対決に触れた。するとそこへRAW所属で次週オートンとのWWE王座戦が決定したドリュー・マッキンタイアが現れると「オートンを倒してサバイバー・シリーズでは俺とお前で一騎打ちだ」と王座奪還を宣言してレインズを挑発。この態度にレインズの従兄弟ジェイ・ウーソが憤慨して宣戦布告すると、2人は非公式にメイン戦で激突することに。

 トリの試合ではパワーに勝るマッキンタイアがクローズライン、ベリー・トゥ・ベリー、ネックブリーカーと連続攻撃を決めて試合を優勢に進めるも、突如レインズが登場してマッキンタイアを威圧。するとジェイが不意打ちでマッキンタイアをポストや鉄製ステップに叩きつけて形成逆転すると、さらにレインズが「奴にわからせろ」とジェイに指示を出したが、マッキンタイアはクレイモア一撃でジェイを沈めて3カウントを奪取。実力の差を見せつけたマッキンタイアは「これでわかったか?」と皮肉をにじませて再びレインズを挑発すると2人は激しく睨み合って火花を散らした。

 PPV「サバイバー・シリーズ」は日本時間11月23日にWWEネットワークで配信される。

◆ミステリオが弟子に裏切られた“救世主”ロリンズを最終戦で撃破

 “救世主”セス・ロリンズ(withマーフィー)とレイ・ミステリオ(withミステリオ・ファミリー)が“最終章”としてノー・ホールド・バード戦で激突した。試合前、「これは最終戦だ。奴を地獄へ送ってやる」と意気込んだレイはハリケーン・ラナやトルネードDDTでロリンズをエプロンに叩きつけて攻め込むと、ロリンズも解説席やバリケードにレイを叩きつけて激しい攻防を展開。さらにロリンズが鉄製ステップを取り外して攻撃すれば、レイもスライド式トペ・スイシーダで反撃したが、試合終盤になるとロリンズがパワーボムでレイをテーブルに叩きつけ、続けてパイプ椅子でミステリオに目つぶしを狙うと、たまらずドミニク・ミステリオがロリンズの足を引っ張って介入。すると今度は弟子のマーフィーも介入してロリンズを助ける素振りを見せたが、不意打ちの裏切り攻撃をロリンズに放つと最後はレイが619からフロッグ・スプラッシュをロリンズに叩き込んで3カウント。

 レイが激闘となった最終戦で因縁のロリンズを撃破すると、試合後にはマーフィーとも握手で和解して家族と共に勝利を祝福したが、敗れた怒りのロリンズは「弟子のマーフィーを終わらせるチャンスをよこせ」とプロデューサーのアダム・ピアースに要求してロリンズ対マーフィーの師弟対決が次週のスマックダウンで決定した。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼スターダムとNXTの女子革命2020-メイウェザー?-映画とプロレス考

[ファイトクラブ]スターダムとNXTの女子革命2020-メイウェザー?-映画とプロレス考

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’20年11月26日号新日料金 スターダム林下詩美 Vamostar 女子鷹の爪大賞 パンクラスUS