「真剣勝負では無いがガチンコ」
初代タイガーマスク佐山サトルがそう定義し、過激な路線をひた走るリアルストロングスタイルプロレス。
過酷な年末年始を挟んだ3ヶ月連続興行の初戦、11・9神田明神はやはり大荒れとなり、所属2選手が明暗を分けた。
大会前には、初代タイガーマスク佐山サトルから、WWEへの出場カウントダウン中のSareeeへチャリティ精神が伝承され、特別マスクを贈呈されるなど、和やかムード。
(左から)新間寿氏、Sareee、初代タイガーマスクマスコットガールに就任した新間氏のお孫さん、佐山サトル
しかし興行が始まると硝煙の臭いが鼻腔をくすぐる戦場と化した。
まず、志願の第1試合出場となった間下隼人は、UWAアジアパシフィックヘビー級王者として、小学生の頃から見ていたというベテラン高岩竜一を相手に激しい打撃戦で迎え撃った。
だが、その気負いが災いしたのか、高岩竜一の超竜ラリアートで間下隼人はまさかの失神KO。
リアルファイトのレフェリングでも定評ある和田良覚レフェリーが手脚の感覚を確認し、慌てて担架代わりの板を要請するなどリング上は騒然となった。
担ぎ込まれた控え室で朦朧となった間下隼人の状態が危ぶまれたが、何とか意識を回復。しかし10日朝から大事を取って病院へ向かう事となった。
UWAアジアパシフィックヘビー級王者としてあってはならない失態に、間下隼人としては当然、次戦12・17、もしくは1・28後楽園ホール大会でベルトを賭けて借りを返したいところだが、医師の診断次第ではタイトルマッチどころか今後の試合出場も危ぶまれる。
一方、佐山サトルが
「来年はスーパー・タイガーの年になる」
と、覚醒へ向けての努力を認めたスーパー・タイガーは、佐藤耕平との
「これぞストロングスタイル」
という激闘を征して勝ち名乗りを上げた。
リング上で、野獣・藤田和之からの至宝のベルト奪還をブチ上げたスーパー・タイガーは会見でも再度藤田和之へのリベンジを宣言。
間下隼人との明暗が分かれる形となった。
これを受け、リアルストロングスタイル平井代表は、
「佐山総監のお許しが出れば」
との条件付きながら、スーパー・タイガーのベルト挑戦へ前向きなコメント。
師走、新春の後楽園ホール大会、ますます激しい、真のストロングスタイルのプロレスが見られる事になりそうだ。
■ 初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.7 “勝負の神に捧ぐ”
日時:11月9日(月) 開始18:30
会場:東京・神田明神ホール
観衆:208人(超満員札止め=主催者発表)
<メインイベント シングルマッチ 60分1本勝負>
○スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)
13分10秒 レフェリーストップ※アームロック式チョークスリーパー
●佐藤耕平(フリー)
<セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負>
○船木誠勝(フリー) 伊藤崇文(パンクラスism)
13分50秒 ハイブリッドブラスター→体固め
鈴木秀樹(Want to work) ●阿部史典(フ゜ロレスリンク゛BASARA)
<第2試合 一般社団法人国家資格対策センターPresentsスペシャルタッグマッチ 30分1本勝負>
○Sareee(WWE Count Down) 世志琥(SEAdLINNNG)
10分38秒 ジャーマンスープレックスホールド
●ZAP・I ZAP・T
佐山サトルのボランティア精神を受け継いだSareeeは、WWE殿堂入りの新間寿氏の眼前で華麗な人間橋を描き、渡米へ向けて死角無し。
しかし収まらないZAPは試合後のリング、会見場でも大暴走。これで世志琥は前歯を折られ、怒り心頭で、今後さらなる抗争が予想される。
<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
●間下隼人(第4代UWAアジアパシフィックヘビー級王者/ストロングスタイルプロレス) 日高郁人(ショーンキャプチャー)
13分18秒 KO※超竜ラリアート
○高岩竜一(フリー) 岩崎孝樹(ガンバレ☆プロレス)
詳しくは電子書籍版『週刊ファイト』11月19日号と有料ページ『ファイトクラブ』に掲載!! ※週刊ファイト/ミルホンネットは有料媒体です。
◎佐山サトル総監/所属選手 他スケジュール(一部)
■ プロレスリングGrowth7浅草花劇場
日時:11月20日(金) 開場18:30 開始19:00
会場:東京浅草・浅草花劇場
対戦カード:
<スペシャルダブルバウト>
金原弘光(U.K.R.金原道場) 田中稔
vs.
スーパータイガー 土方隆司
■チケット情報:
RS席 6,500円
指定A席 5,500円
指定B席 4,500円
■お申し込み:
e+(イープラス):
https://my142p.com/l/m/ttrAaSCXrXFeG3
■ PRO-WRESTLING A-TEAM 『2020 FINAL~ Vol.1~』<昼興行>
日時:11月22日(日) 開場12:00 開始12:30
会場:東京・北千住ホワイトスタジオ(東京芸術センター)
対戦カード:
<WEWヘビー級選手権前哨戦”>
橋本友彦(PRO-WRESTLING A-TEAM) 牙城(PRO-WRESTLING A-TEAM)
vs.
スーパータイガー 池田大輔(フーテン・プロモーション)
〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1
■会場TEL:03-5354-4388
■会場アクセス:
JR常磐線・千代田線・日比谷線・東武スカイツリーライン
つくばエクスプレス「北千住」駅1番出口から徒歩7分
■主催:PRO-WRESTLING A-TEAM
■チケット情報:
・最前列指定席7000円
・自由席6000円
※中学生以下入場無料
※自由席は座席がなくなり次第立ち見となります
■ PRO-WRESTLING A-TEAM『2020 FINAL~ Vol.2~』<夜興行>
日時:11月22日(日) 開場16:30 開始17:00
会場:東京・北千住ホワイトスタジオ(東京芸術センター)
■対戦カード:
<”WEWヘビー級選手権試合”>
[王者]
橋本友彦
vs.
スーパータイガー
[挑戦者]
※第19代王者・橋本友彦 初防衛戦
〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1
■会場TEL:03-5354-4388
■会場アクセス:
JR常磐線・千代田線・日比谷線・東武スカイツリーライン
つくばエクスプレス「北千住」駅1番出口から徒歩7分
■主催:PRO-WRESTLING A-TEAM
■チケット情報:
・最前列指定席7000円
・自由席6000円
※中学生以下入場無料
※自由席は座席がなくなり次第立ち見となります
※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼ストロングスタイルプロレスの底が丸見えの底なし沼
※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
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